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さいたま市さいたまし

1920年には32の町村だった区域が、14回の合併・編入を経て、今のさいたま市になりました。

32町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今のさいたま市

県庁所在地の機能と鉄道の結節点を持つ市です。浦和・大宮・与野の新設合併で生まれ、岩槻市の編入により十区となりました。中山道の宿場町に由来する市街地と、見沼たんぼや荒川沿いの自然が併存しています。前身には組合村から成立した春岡・七里もあり、昭和の合併を経た旧四市の歩みを引き継ぎます。市の木はケヤキ、花はサクラソウで、サクラは別に花木として指定されています。

今のさいたま市の区域の人口は、2020年の国勢調査で1,324,025人です。今の区域で数えた1980年の879,291人とくらべると50.6%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は23.6%です。

1,324,025人人口(2020年)
+50.6%1980年からの増減
217.43km²面積(国土地理院)
6,089人/km²人口密度
23.6%65歳以上の割合
1,324,0251980199020052020
15歳未満 13.0%15〜64歳 63.4%65歳以上 23.6%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:県庁所在地の商業・業務・サービス業を中心に、盆栽や人形などの伝統産業も受け継がれています。

特産品・名産

  • 大宮の盆栽市が指定する伝統産業
  • 岩槻の人形市が指定する伝統産業
  • 浦和のうなぎ浦和に受け継がれるうなぎ料理

見どころ・祭り

  • 武蔵一宮氷川神社大宮にある歴史ある神社
  • 鉄道博物館鉄道の車両や歴史を紹介する博物館
  • 大宮盆栽美術館盆栽の美や文化を紹介する美術館

木ケヤキ花サクラソウさいたま市の木・花

さいたま市のなりたち

さいたま市(さいたまし)は、埼玉県さいたま地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、32の町村がありました。木崎村・谷田村・三室村・尾間木村・宮原村・大砂土村・日進村・三橋村・六辻村・美谷本村・笹目村・慈恩寺村・河合村・川通村・柏崎村・和土村・新和村・春岡村・指扇村・七里村・馬宮村・片柳村・植水村・大久保村・土合村・野田村・大門村・戸塚村・大宮町・与野町・浦和町・岩槻町です。これらの町村が、14回の合併や編入を経て、今のさいたま市になりました。

今の名前「さいたま市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの32の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の大砂土村が約11km²だったのに対し、今のさいたま市は約217km²と、およそ19.9倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北足立郡・南埼玉郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧宮原村の区域には宮原駅(高崎線)があります。旧日進村の区域には日進駅(川越線)があります。旧指扇村の区域には指扇駅(川越線)があります。旧大宮町の区域には大宮駅(川越線)があります。旧与野町の区域には与野駅(武蔵野線)があります。

321920年の町村の数
14回合併・編入の回数
217km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「さいたま市」という名前

さいたま市の名前は、浦和・大宮・与野の合併に向けた新市名の公募を経て選ばれました。県庁所在地であることが伝わりやすいこと、古くからの「さいたま」の名を受け継ぐこと、多くの応募があったことを理由に選ばれました。平仮名の表記は、漢字の埼玉県と区別し、市名に柔らかな印象を持たせるためでした。旧三市のどれかの名前をそのまま広げるのではなく、新しい市を示す名称として2001年の発足時から使われています。公募の集計では、漢字の「埼玉市」が1位、平仮名の「さいたま市」が2位でした。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、現在の市域には浦和・大宮・与野・岩槻の町と多くの村が置かれました。村どうしの合併協議がまとまらず、深作村などの四村と膝子村などの七村は、別々の村のまま組合をつくって運営を始めました。後に春岡村と七里村となる地域です。

浦和町は谷田村と木崎村の大部分を加え、1934年に浦和市となりました。1940年には大宮町と日進・三橋・大砂土・宮原の四村が合併し、大宮市が生まれます。戦前から戦後にかけて両市は周辺町村を編入し、与野町も1958年に市制を施行しました。岩槻では1954年に一町六村で新しい町をつくり、同じ年に市となっています。

2001年5月1日、浦和市・大宮市・与野市の新設合併によって、さいたま市が誕生しました。2003年には政令指定都市となり、九つの区が置かれます。2005年4月1日に岩槻市を編入し、岩槻区を加えた現在の十区となりました。

中山道の宿場としての歴史を持つ地域に、県庁所在地の機能と鉄道の結節点が重なっています。一方、見沼たんぼや荒川沿いには自然や農地が残ります。大宮では盆栽、岩槻では人形づくり、浦和ではうなぎ料理が受け継がれ、市の伝統産業に指定されています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年北足立郡に浦和町・与野町・大宮町・谷田村・三室村・木崎村・尾間木村・六辻村・土合村・大久保村・美谷本村(今の市域に関わる内谷・曲本・松本新田の区域)・野田村・大門村・日進村・並木村・大砂土村・宮原村・指扇村・馬宮村・植水村・片柳村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年深作村・丸ヶ崎村・小深作村・宮ヶ谷塔村、膝子村・大谷村・猿ヶ谷戸村・風渡野村・東門前村・東宮下村・新堤村がそれぞれ村制を施行し、四村と七村の組合で運営した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年南埼玉郡に岩槻町・柏崎村・和土村・新和村・川通村・河合村・慈恩寺村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1892年並木村が三橋村に改称された。種類:改称 出典:www.city.saitama.lg.jp
  5. 1892年9月21日明治25年深作村外三ヶ村組合の四村が合併し、春岡村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1913年4月1日大正2年膝子村外六ヶ村組合の七村が合併し、七里村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1932年4月1日昭和7年木崎村の北袋が大宮町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  8. 1932年4月1日昭和7年谷田村と木崎村の残部が浦和町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1934年2月11日昭和9年浦和町が市制を施行し、浦和市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  10. 1938年7月1日昭和13年六辻村が町制を施行し、六辻町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  11. 1940年4月17日昭和15年尾間木村と三室村が浦和市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  12. 1940年11月3日昭和15年大宮町・日進村・三橋村・大砂土村・宮原村が合併し、大宮市となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  13. 1942年4月1日昭和17年六辻町が浦和市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1943年4月1日昭和18年内谷・曲本・松本新田を含む美谷本村が笹目村と合併し、美笹村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  15. 1954年5月3日昭和29年岩槻町・川通村・柏崎村・新和村・和土村・河合村・慈恩寺村が合併し、新しい岩槻町となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  16. 1954年7月1日昭和29年岩槻町が市制を施行し、岩槻市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  17. 1955年1月1日昭和30年土合村と大久保村が浦和市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  18. 1955年1月1日昭和30年春岡村・七里村・片柳村・植水村・馬宮村・指扇村が大宮市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  19. 1956年1月1日昭和31年岩槻市の川島と馬込の一部が蓮田町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  20. 1956年4月1日昭和31年野田村・大門村が戸塚村と合併し、後に浦和市へ移る野田・大門地区を含む美園村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  21. 1957年7月20日昭和32年旧美谷本村の内谷・曲本・松本新田を含む美笹村が戸田町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  22. 1958年7月15日昭和33年与野町が市制を施行し、与野市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  23. 1959年4月1日昭和34年戸田町の内谷・曲本・松本と堤外の一部が浦和市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  24. 1962年5月1日昭和37年美園村が分割され、野田・大門地区を中心とする区域が浦和市に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  25. 2001年5月1日平成13年浦和市・大宮市・与野市が合併し、さいたま市となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  26. 2003年4月1日平成15年さいたま市が政令指定都市となり、西・北・大宮・見沼・中央・桜・浦和・南・緑の九区が置かれた。種類:その他 出典:www.city.saitama.lg.jp
  27. 2005年4月1日平成17年岩槻市がさいたま市に編入され、岩槻区が置かれた。種類:編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

さいたま市2001〜今
岩槻町→岩槻市1889〜2005
慈恩寺村1889〜1954
河合村1889〜1954
川通村1889〜1954
柏崎村1889〜1954
和土村1889〜1954
新和村1889〜1954
大宮町→大宮市1889〜2001同じ名前の駅:大宮駅
春岡村1892〜1955
指扇村1889〜1955同じ名前の駅:指扇駅
七里村1913〜1955
馬宮村1889〜1955
片柳村1889〜1955
植水村1889〜1955
宮原村1889〜1940同じ名前の駅:宮原駅
大砂土村1889〜1940
日進村1889〜1940同じ名前の駅:日進駅
三橋村1891〜1940
木崎村1889〜1932
与野町→与野市1889〜2001同じ名前の駅:与野駅
浦和町→浦和市1889〜2001同じ名前の駅:浦和駅
美園村1956〜1962
野田村1889〜1956
大門村1889〜1956
戸塚村1889〜1956
美笹村1943〜1957
美谷本村1889〜1943
笹目村1889〜1943
大久保村1889〜1955
土合村1889〜1955
六辻村1889〜1942
三室村1889〜1940
尾間木村1889〜1940
谷田村1889〜1932

参考にした資料