埼玉県 › 桶川市

桶川市おけがわし

1920年には3の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の桶川市になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の桶川市

中山道の宿場として発展し、紅花などの農産物の集散地となった歴史を持つ市です。街道沿いには蔵造りの建物など、宿場町の面影が残ります。旧桶川町と加納村がまとまり、続いて川田谷村と新設合併した町が、市制を施行しました。高崎線沿いの市街地と荒川沿いの地域を含み、「べに花の郷」の呼び名は紅花の取引の歴史に由来します。市の木はケヤキ、花はツツジです。

今の桶川市の区域の人口は、2020年の国勢調査で74,748人です。今の区域で数えた1980年の55,747人とくらべると34.1%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は29.8%です。

74,748人人口(2020年)
+34.1%1980年からの増減
25.35km²面積(国土地理院)
2,949人/km²人口密度
29.8%65歳以上の割合
74,7481980199020052020
15歳未満 11.6%15〜64歳 58.6%65歳以上 29.8%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:紅花を使った染め物や、地域の名を冠する菓子づくりが行われています。

特産品・名産

  • 紅花染めネクタイ観光協会が推奨する紅花染めの製品
  • べに花カステラ観光協会が推奨する市内の菓子
  • べに花おこわ観光協会が推奨する地元の食品

見どころ・祭り

  • 桶川飛行学校平和祈念館旧飛行学校の建物を使い戦争と平和を展示
  • べに花ふるさと館明治後期の民家を改築した文化施設
  • 桶川本陣遺構中山道桶川宿の本陣の面影を残す建物

木ケヤキ花ツツジ桶川市の木・花

桶川市のなりたち

桶川市(おけがわし)は、埼玉県県央地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。加納村・川田谷村・桶川町です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の桶川市になりました。

今の名前「桶川市」は、1920年にあった桶川町の名前を受け継いでいます。ほかの2の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の桶川町が約7km²だったのに対し、今の桶川市は約25km²と、およそ3.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北足立郡に属していました。

31920年の町村の数
2回合併・編入の回数
25km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「桶川市」という名前

桶川の地名には、広々とした田畑を表す言葉に由来するという説と、芝川や荒川の水源に関係するという説があります。1352年の文献には「オケガワ」に当たる表記が見えます。中山道の桶川宿、町村制による桶川町、昭和の合併を経た新しい町へと名が受け継がれ、1970年に桶川市となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、桶川宿と周辺の村がまとまり、北足立郡桶川町が発足しました。現在の市域を形づくる加納村と川田谷村も、このときに置かれました。後に市域へ入る井戸木の一部は、大石村に属していました。

桶川宿は中山道の宿場として、人や物の行き交う場所でした。明治以降も麦・サツマイモ・紅花などの集散地となり、その繁栄を伝える蔵造りの建物が残っています。紅花は染物や口紅の原料として取引され、現在の「べに花の郷」という呼び名にも、その歴史がつながっています。

1955年の合併は二段階で進みました。1月1日に旧桶川町と加納村が新設合併し、3月10日にその町と川田谷村が再び新設合併して、同じ名の新しい桶川町となります。

1956年には上尾町の井戸木字後を加え、翌日にその一部を上尾町へ戻す境界変更がありました。1970年11月3日に市制を施行し、桶川市となります。高崎線沿いの市街地と農地、荒川沿いの地域が一つの市にまとまり、宿場の歴史を受け継いでいます。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年北足立郡に桶川町・加納村・川田谷村・大石村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1955年1月1日昭和30年桶川町と加納村が合併し、新しい桶川町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  3. 1955年3月10日昭和30年桶川町と川田谷村が合併し、新しい桶川町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  4. 1956年4月1日昭和31年上尾町の井戸木字後が桶川町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  5. 1956年4月2日昭和31年桶川町の井戸木字後の一部が上尾町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  6. 1970年11月3日昭和45年桶川町が市制を施行し、桶川市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  7. 1989年5月1日平成元年上尾市と桶川市との間で一部区域の境界が変更された。種類:一部編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

桶川町→桶川市1889〜今
川田谷村1889〜1955
加納村1889〜1955

参考にした資料