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熊谷市くまがやし

1920年には24の町村だった区域が、17回の合併・編入を経て、今の熊谷市になりました。

24町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の熊谷市

中山道の宿場から発展し、鉄道や幹線道路が交わる県北の市です。荒川や利根川の水に関わる平野に、市街地と周辺の農村が広がっています。戦災からの復興と昭和の町村合併を経て、旧熊谷市・大里町・妻沼町が新設合併し、その後に江南町を編入しました。久下・太井・星宮の旧域には、隣接自治体へ移った区域もあります。市の木はケヤキ、花はサクラ、鳥はヒバリです。

今の熊谷市の区域の人口は、2020年の国勢調査で194,415人です。今の区域で数えた1980年の178,610人とくらべると8.8%ふえ、人口は2000年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.7%です。

194,415人人口(2020年)
+8.8%1980年からの増減
159.82km²面積(国土地理院)
1,216人/km²人口密度
29.7%65歳以上の割合
206,4461980199020052020
15歳未満 11.3%15〜64歳 59.0%65歳以上 29.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:米麦の二毛作や野菜づくりに加え、熊谷うどんなどの食品加工や商業が営まれています。

特産品・名産

  • 五家宝きな粉が香る熊谷の伝統的な菓子
  • 熊谷うどん熊谷産小麦を使い市内で製粉・製麺するうどん
  • 熊谷染型紙や手描きで模様を染める染物

見どころ・祭り

  • 妻沼聖天山国宝の聖天堂を持つ寺院
  • 熊谷桜堤荒川沿いに広がる桜の名所
  • 星溪園玉の池を囲む庭園と茶会の場

木ケヤキ花サクラ鳥ヒバリ熊谷市の木・花・鳥

熊谷市のなりたち

熊谷市(くまがやし)は、埼玉県北部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、24の町村がありました。肥塚村・成田村・大幡村・佐谷田村・玉井村・大麻生村・久下村・中条村・別府村・奈良村・三尻村・御正村・小原村・男沼村・太田村・長井村・秦村・市田村・吉見村・吉岡村・星宮村・太井村・妻沼町・熊谷町です。これらの町村が、17回の合併や編入を経て、今の熊谷市になりました。

今の名前「熊谷市」は、1920年にあった熊谷町の名前を受け継いでいます。ほかの23の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の熊谷町が約9km²だったのに対し、今の熊谷市は約160km²と、およそ17.2倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北埼玉郡・大里郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、北埼玉郡は2010年(平成22年)3月23日に廃止されました。

241920年の町村の数
17回合併・編入の回数
160km²今の面積
2007年いちばん新しい合併

「熊谷市」という名前

熊谷は、中山道の宿場として知られた熊谷宿から、近代の熊谷町・熊谷市へ受け継がれた地名です。1889年の町村制で熊谷町が成立し、1933年に市となりました。2005年には旧熊谷市と大里町・妻沼町が合併し、同じ名前の新しい熊谷市が発足しています。同名でも、旧市に二町を編入したのではなく、新設合併で市をつくり直した段階です。2007年には江南町を編入し、宿場町の名前を持つ市に旧四市町の地域がまとまりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、大里郡に熊谷町と周辺の村々が成立しました。現在の市域には幡羅郡・男衾郡・北埼玉郡に属する地域もあり、妻沼・弥藤吾の二村や、後に中条村となる四村は組合で運営されていました。1896年には大里・幡羅・男衾・榛沢の四郡が新しい大里郡へまとまります。

熊谷町は肥塚・成田・大幡の村々を編入し、1933年4月1日に市制を施行しました。戦前から戦後にかけて周辺の村を加え、1955年までに旧熊谷市の区域がおおむねまとまりました。久下・太井・星宮の旧域は、隣接自治体へ入った区域もあり、旧村全体の吸収とは異なります。

1955年には妻沼町、大里村、江南村がそれぞれ合併によって成立しました。江南村は1985年、大里村は2002年に町となります。2005年10月1日、旧熊谷市・大里町・妻沼町の新設合併で新しい熊谷市が生まれ、2007年2月13日に江南町を編入しました。

1945年の空襲では市街地が大きな被害を受け、その後は区画整理などによる復興が進みました。荒川や利根川に関わる平野の暮らしと、中山道から鉄道へ続く交通の歴史が市の背景にあります。上越新幹線の開通も経て、県北の市街地と周辺の農村を合わせた現在の熊谷市へつながっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年大里郡に熊谷町・久下村・吉見村・佐谷田村・市田村・吉岡村・楊井村・御正村・大麻生村・大幡村・肥塚村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年幡羅郡に三尻村・玉井村・奈良村・長井村・秦村・妻沼村・弥藤吾村・男沼村・太田村・別府村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年男衾郡に小原村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1889年4月1日明治22年北埼玉郡に上中条村・今井村・小曽根村・大塚村・成田村・星宮村・太井村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  5. 1896年4月1日明治29年大里郡・幡羅郡・榛沢郡・男衾郡が統合され、新しい大里郡となった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  6. 1909年8月14日明治42年上中条村・今井村・小曽根村・大塚村が合併し、中条村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1910年3月9日明治43年吉岡村と楊井村が合併し、新しい吉岡村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 1913年4月1日大正2年妻沼村と弥藤吾村が合併し、妻沼町となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  9. 1923年10月1日大正12年肥塚村が熊谷町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  10. 1927年4月1日昭和2年成田村が熊谷町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  11. 1932年4月1日昭和7年大幡村が熊谷町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  12. 1933年4月1日昭和8年熊谷町が市制を施行し、熊谷市となった。種類:市制施行 出典:www.city.kumagaya.lg.jp
  13. 1941年1月1日昭和16年佐谷田村が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1941年4月10日昭和16年玉井村と大麻生村が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  15. 1941年4月10日昭和16年久下村が分割され、荊原は吹上町、残部は熊谷市に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  16. 1954年4月1日昭和29年中条村が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  17. 1954年11月3日昭和29年三尻村・奈良村・別府村が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  18. 1955年1月1日昭和30年吉岡村が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  19. 1955年1月1日昭和30年妻沼町・長井村・秦村・男沼村・太田村が合併し、新しい妻沼町となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  20. 1955年1月1日昭和30年吉見村と市田村が合併し、大里村となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  21. 1955年1月1日昭和30年御正村と小原村が合併し、江南村となった。種類:新設合併 出典:www.kumagaya-bunkazai.jp
  22. 1955年7月20日昭和30年星宮村が行田市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  23. 1955年9月30日昭和30年太井村が分割され、太井は熊谷市、北新宿は吹上町、残部は行田市に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  24. 1955年10月11日昭和30年行田市の旧星宮村域の池上と下川上が熊谷市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  25. 1985年11月1日昭和60年江南村が町制を施行し、江南町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  26. 2002年4月1日平成14年大里村が町制を施行し、大里町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  27. 2005年10月1日平成17年旧熊谷市・大里町・妻沼町が合併し、新しい熊谷市となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  28. 2007年2月13日平成19年江南町が熊谷市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

熊谷町→熊谷市1889〜今
江南村→江南町1955〜2007
御正村1889〜1955
小原村1889〜1955
妻沼町1913〜2005
男沼村1889〜1955
太田村1889〜1955
長井村1889〜1955
秦村1889〜1955
大里村1955〜2005
市田村1889〜1955
吉見村1889〜1955
太井村1889〜1955
星宮村1889〜1955
吉岡村1889〜1955
別府村1889〜1954
奈良村1889〜1954
三尻村1889〜1954
中条村1909〜1954
玉井村1889〜1941
大麻生村1889〜1941
久下村1889〜1941
佐谷田村1889〜1941
大幡村1889〜1932
成田村1889〜1927
肥塚村1889〜1923

参考にした資料