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志木市しきし

1920年には2の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の志木市になりました。

2町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の志木市

埼玉県南東部にあり、荒川、新河岸川、柳瀬川に関わる水辺の地域を持つ市です。新河岸川の舟運で栄えた志木のまちと、荒川沿いの宗岡の地域が基礎になっています。東武東上線沿いには住宅地が広がり、柳瀬川駅周辺には大規模な住宅団地があります。古い河岸の歴史と川沿いの景観を残しながら、東京都内へ通勤する人々の暮らしを支える市街地が形成されています。

今の志木市の区域の人口は、2020年の国勢調査で75,346人です。今の区域で数えた1980年の50,925人とくらべると48.0%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は25.0%です。

75,346人人口(2020年)
+48.0%1980年からの増減
9.05km²面積(国土地理院)
8,326人/km²人口密度
25.0%65歳以上の割合
75,3461980199020052020
15歳未満 13.2%15〜64歳 61.8%65歳以上 25.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:宗岡地域で米づくりが営まれ、地元産の米を使う加工品も作られています。

特産品・名産

  • 宗岡はるか舞宗岡の耕地で栽培されるコシヒカリ
  • はたさくらまんじゅう桜の花や茎を生地に練り込む菓子
  • 志木焼地元の土を使って作る焼き物

見どころ・祭り

  • 旧村山快哉堂1877年建築の店蔵を移築復元
  • チョウショウインハタザクラ長勝院跡にある市指定天然記念物の桜
  • 田子山富士塚敷島神社境内にある国重要有形民俗文化財

木モクセイ花ツツジ志木市の木・花

志木市のなりたち

志木市(しきし)は、埼玉県南西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、2の町村がありました。宗岡村・志木町です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の志木市になりました。

今の名前「志木市」は、1920年にあった志木町の名前を受け継いでいます。ほかの1の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の志木町が約3km²だったのに対し、今の志木市は約9km²と、およそ2.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北足立郡に属していました。

21920年の町村の数
2回合併・編入の回数
9km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「志木市」という名前

志木の名は、1874年に引又と舘の地域が合併した際の志木宿にさかのぼります。どちらの名を使うかで折り合わず、当時の熊谷県に命名を委ねました。県は地誌などに見える「志木郷」の名から志木宿としたとされています。その後、志紀町や足立町という自治体名も使われましたが、1970年の市制施行に際して志木の名に戻り、現在の志木市となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、町村制により志木宿が新座郡志木町となりました。宗岡村は当初、入間郡の村でした。志木のまちは新河岸川の舟運と引又の河岸を背景に商業が発展し、宗岡では荒川沿いの農村の暮らしが続きました。1896年の郡再編後、志木町は北足立郡に属しました。

1944年2月11日、志木町・宗岡村・水谷村・内間木村が合併し、北足立郡志紀町が成立しました。水谷は現在の富士見市、内間木は現在の朝霞市につながる地域です。しかし1948年4月1日には志紀町が分割され、元の一町三村に戻りました。宗岡村と水谷村は、この時には北足立郡の村となっています。

1955年5月3日、志木町と宗岡村が合併し、足立町が誕生しました。戦時中に四地域でまとまった町が解かれ、今度は二地域で新しい町をつくった流れです。1970年10月26日には足立町が志木町へ改称し、同日に市制を施行して志木市となりました。

古い志木町と宗岡村の地域が、現在の市域の基礎になっています。川を利用した商業のまちから、東武東上線沿線の住宅都市へと性格が変わっていきました。旧町村名の継承だけでなく、合併、分割、改称を重ねたことが、この市の自治体名の歩みの特徴です。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年志木宿が新座郡志木町となり、入間郡に宗岡村・水谷村が、新座郡に内間木村が発足した。種類:町村制 出典:www.city.shiki.lg.jp
  2. 1896年4月1日明治29年新座郡が北足立郡に統合され、志木町・内間木村が北足立郡に属した。種類:郡の変更 出典:www.city.niiza.lg.jp
  3. 1944年2月11日昭和19年志木町・宗岡村・水谷村・重瀬を除く内間木村が合併して北足立郡志紀町となった。種類:新設合併 出典:www.city.shiki.lg.jp
  4. 1948年4月1日昭和23年志紀町が分割され、北足立郡志木町・宗岡村・水谷村・内間木村となった。種類:分割 出典:www.city.shiki.lg.jp
  5. 1955年5月3日昭和30年志木町と宗岡村が合併して北足立郡足立町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  6. 1970年10月26日昭和45年足立町が志木町に改称した。種類:改称 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  7. 1970年10月26日昭和45年志木町が市制を施行して志木市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

足立町→志木市1955〜今
宗岡村1889〜1955
志木町1889〜1955

参考にした資料