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富士見市ふじみし

1920年には3の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の富士見市になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の富士見市

埼玉県南東部にあり、武蔵野台地と荒川沿いの低地が出会う市です。荒川、新河岸川、柳瀬川などの水辺があり、低地には農地も広がります。東武東上線の鶴瀬、みずほ台、ふじみ野の各駅周辺には住宅地と商業地が形成されています。三村を合わせた富士見村を基礎に発展し、台地上の市街地と、南畑などの農村の景観が共存する東京近郊の住宅都市となっています。

今の富士見市の区域の人口は、2020年の国勢調査で111,859人です。今の区域で数えた1980年の79,591人とくらべると40.5%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は24.9%です。

111,859人人口(2020年)
+40.5%1980年からの増減
19.77km²面積(国土地理院)
5,658人/km²人口密度
24.9%65歳以上の割合
111,8591980199020052020
15歳未満 12.5%15〜64歳 62.6%65歳以上 24.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:地元の米や青梅を生かした酒と菓子づくりが行われています。

特産品・名産

  • 梅の菓市産青梅を白餡に練り込んだ和菓子
  • 梅恋花市産青梅を漬け込んだ梅酒
  • 縄文海進市産米「彩のきずな」を使った純米吟醸酒

見どころ・祭り

  • 水子貝塚公園縄文時代の貝塚とムラを保存する公園
  • 難波田城公園城館跡と移築した古民家を残す公園
  • びん沼自然公園水辺の自然と遊具などを楽しめる公園

木ケヤキ花フジ鳥カワセミ富士見市の木・花・鳥

富士見市のなりたち

富士見市(ふじみし)は、埼玉県南西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。南畑村・鶴瀬村・水谷村です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の富士見市になりました。

今の名前「富士見市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の南畑村が約8km²だったのに対し、今の富士見市は約20km²と、およそ2.5倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は入間郡・北足立郡に属していました。

31920年の町村の数
2回合併・編入の回数
20km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「富士見市」という名前

富士見の名は、1956年に鶴瀬村・南畑村・水谷村が合併して富士見村をつくった時に付けられました。富士山を望むことのできる土地だったことにちなむ名です。三つの旧村名を合わせた名前ではなく、合併後の村全体を表す名でした。1964年に町となり、1972年に市となった際にも同じ名が受け継がれています。市章にも富士山と、合併した三村を表す図案が使われています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、入間郡に鶴瀬村・南畑村・水谷村が発足しました。鶴瀬は鶴馬と勝瀬、南畑は上南畑・下南畑・南畑新田・東大久保、水谷は水子と針ヶ谷を合わせた村です。台地と川沿いの農村を、三つの自治体へまとめた出発点でした。

水谷村は、戦時中にいったん別の町となっています。1944年2月11日、志木町・宗岡村・内間木村と合併して北足立郡志紀町が成立しました。1948年4月1日には志紀町が分割され、一町三村が再び独立しました。水谷村は、この分割後には北足立郡に属しています。

1956年9月30日、入間郡の鶴瀬村・南畑村と北足立郡の水谷村が合併し、入間郡富士見村が誕生しました。異なる郡に属していた三村が、一つの新しい村へまとまった合併です。富士山を望む土地として、富士見の名が選ばれました。

東武東上線沿線の団地建設などで住宅地が広がり、1964年4月1日に町制、1972年4月10日に市制を施行しました。昭和の大合併で生まれた村が、東京近郊の住宅都市へ変わる中で町、市へと移った流れです。鶴瀬・南畑・水谷の呼び名は地域名として残り、それぞれの旧村の来歴を伝えています。

年表

  1. 1889年入間郡に鶴瀬村・南畑村・水谷村・宗岡村が、新座郡に志木町・内間木村が発足した。種類:町村制 出典:www.city.fujimi.saitama.jp
  2. 1896年4月1日明治29年新座郡が北足立郡に統合され、志木町と内間木村が北足立郡に属した。種類:郡の変更 出典:www.city.niiza.lg.jp
  3. 1944年2月11日昭和19年志木町・宗岡村・水谷村・重瀬を除く内間木村が合併して北足立郡志紀町となった。種類:新設合併 出典:www.city.shiki.lg.jp
  4. 1948年4月1日昭和23年志紀町が分割され、北足立郡志木町・宗岡村・水谷村・内間木村となった。種類:分割 出典:www.city.shiki.lg.jp
  5. 1956年9月30日昭和31年入間郡鶴瀬村・南畑村と北足立郡水谷村が合併して入間郡富士見村となった。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  6. 1964年4月1日昭和39年富士見村が町制を施行して富士見町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  7. 1972年4月10日昭和47年富士見町が市制を施行して富士見市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

富士見村→富士見町→富士見市1956〜今
南畑村1889〜1956
鶴瀬村1889〜1956
水谷村1889〜1956

参考にした資料