埼玉県 › 日高市

日高市ひだかし

1920年には3の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の日高市になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の日高市

埼玉県の南西部に位置し、西の丘陵から東の平地へと地形が変わるまちです。市内には高麗川が流れ、蛇行した川に囲まれた巾着田には曼珠沙華の群生地があります。日和田山などの山並みは、奥武蔵の自然にふれられる場所です。一方、高麗川駅や武蔵高萩駅の周辺には住宅地が広がっています。里山と水辺の景観を残しながら、鉄道を通じて東京方面とも結ばれています。

今の日高市の区域の人口は、2020年の国勢調査で54,571人です。今の区域で数えた1980年の43,219人とくらべると26.3%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は33.1%です。

54,571人人口(2020年)
+26.3%1980年からの増減
47.48km²面積(国土地理院)
1,149人/km²人口密度
33.1%65歳以上の割合
57,4731980199020052020
15歳未満 11.6%15〜64歳 55.3%65歳以上 33.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:栗やうど、狭山茶などの特産農産物を栽培しています。

特産品・名産

  • 高麗川マロン大粒で食味のよい品種を選んだ栗
  • うど地下むろで育てる白くやわらかなうど
  • 狭山茶市内でも古くから栽培される茶

見どころ・祭り

  • 巾着田高麗川の蛇行がつくった曼珠沙華の名所
  • 日和田山奥武蔵の眺望を楽しめる山
  • 高麗神社高麗王若光を祀る神社

木モクセイ花ハギ・曼珠沙華鳥カワセミ日高市の木・花・鳥

日高市のなりたち

日高市(ひだかし)は、埼玉県西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。高麗川村・高麗村・高萩村です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の日高市になりました。

今の名前「日高市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の高麗村が約16km²だったのに対し、今の日高市は約47km²と、およそ3.0倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は入間郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧高麗川村の区域には高麗川駅(八高線)があります。旧高麗村の区域には高麗川駅(八高線)があります。

31920年の町村の数
2回合併・編入の回数
47km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「日高市」という名前

「日高」は、1955年に高麗村と高麗川村が合併して日高町をつくったときに採用された名前です。町名は新たに選ばれたもので、旧村名とは異なる名前です。ただし、町名を選んだ詳しい経緯や言葉の由来は、はっきりしていません。1991年の市制施行でも日高の名を引き継いでいます。

まちの成り立ち

今の日高市域には、江戸時代に36の村がありました。明治時代に入っても、その多くが別々の村として残っていました。1889年(明治22年)4月1日の町村制施行で、それらが高麗村、高麗川村、高萩村の3村にまとまりました。当初は高麗郡に属していましたが、1896年の郡の再編で入間郡に移っています。

昭和の大合併では、1955年2月11日に高麗村と高麗川村が合併し、日高町が発足しました。翌1956年9月30日には、高萩村が日高町に編入されました。この2段階の合併で、現在の日高市の主要な区域がまとまりました。最初に高麗村と高麗川村が合わさり、その翌年に高萩村が加わりました。

その後、東京方面へ通える住宅地として開発が進み、高麗川駅や武蔵高萩駅の周辺などに市街地が広がりました。西部には日和田山をはじめとする丘陵が残り、高麗川の蛇行でつくられた巾着田も地域の風景を特徴づけています。1991年10月1日に町が市制を施行し、日高市となりました。合併から市制まで日高の名を使いながら、高麗、高麗川、高萩という旧村の地名も受け継がれています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、高麗郡に高麗村・高麗川村・高萩村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1896年4月1日明治29年高麗村・高麗川村・高萩村の所属が、郡の再編により高麗郡から入間郡に変わった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1955年2月11日昭和30年高麗村と高麗川村が合併し、日高町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  4. 1956年9月30日昭和31年高萩村が日高町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  5. 1991年10月1日平成3年日高町が市制を施行し、日高市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

日高町→日高市1955〜今
高萩村1889〜1956
高麗川村1889〜1955同じ名前の駅:高麗川駅
高麗村1889〜1955

参考にした資料