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所沢市ところざわし

1920年には8の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の所沢市になりました。

8町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の所沢市

埼玉県南西部にあり、東京都の多摩地域に接する市です。武蔵野台地上に市街地が広がり、西側には狭山丘陵と狭山湖があります。西武線沿線の駅周辺には住宅や商業施設が集まり、台地には農地も残っています。日本の航空の歴史に関わる土地として航空記念公園が整備され、都市の暮らしと丘陵の緑、旧村から続く地域の景観が組み合わさっています。

今の所沢市の区域の人口は、2020年の国勢調査で342,464人です。今の区域で数えた1980年の236,476人とくらべると44.8%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は29.6%です。

342,464人人口(2020年)
+44.8%1980年からの増減
72.11km²面積(国土地理院)
4,749人/km²人口密度
29.6%65歳以上の割合
342,4641980199020052020
15歳未満 11.2%15〜64歳 59.2%65歳以上 29.6%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:鉄道沿線の商業が広がる一方、狭山茶や里芋などの農産物づくりが続いています。

特産品・名産

  • 狭山茶市の代表的な農産物である茶
  • 里芋所沢ブランドとして紹介される農産物
  • 焼きだんご醤油を塗って焼く所沢の名物

見どころ・祭り

  • 所沢航空記念公園日本の航空発祥の地に整備された公園
  • 狭山湖狭山丘陵の緑に囲まれた湖
  • ところざわサクラタウン角川武蔵野ミュージアムを含む文化拠点

木イチョウ花茶の花(白)鳥ヒバリ所沢市の木・花・鳥

所沢市のなりたち

所沢市(ところざわし)は、埼玉県西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、8の町村がありました。富岡村・小手指村・松井村・山口村・吾妻村・柳瀬村・三ケ島村・所沢町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の所沢市になりました。

今の名前「所沢市」は、1920年にあった所沢町の名前を受け継いでいます。ほかの7の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の所沢町が約6km²だったのに対し、今の所沢市は約72km²と、およそ13.1倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は入間郡に属していました。

81920年の町村の数
4回合併・編入の回数
72km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「所沢市」という名前

所沢という地名の由来は、はっきりしていません。1486年に道興准后が記した紀行『廻国雑記』には、所沢の地名が登場します。所沢でのもてなしを詠んだ歌には、ヤマイモ科の植物を指す野老と、所沢の名が掛けて使われています。このため植物のトコロに由来するという説明がありますが、地名の語源には諸説があります。古くからの地名が町、市へと受け継がれました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、入間郡に所沢町・小手指村・富岡村・松井村・柳瀬村・三ケ島村が発足しました。現在の吾妻と山口の地域では、複数の村が組合町村として行政を行っていました。

1891年、北秋津村・久米村・荒幡村が合併して吾妻村となりました。1902年には山口村・上山口村・勝楽寺村が合併し、新しい山口村が成立しました。組合による行政から、一つの村へまとまった段階です。

1943年、所沢町と小手指村・山口村・吾妻村・松井村・富岡村が合併し、広い区域を持つ所沢町となりました。1950年11月3日には市制を施行して所沢市が誕生しました。1955年4月1日、柳瀬村と三ケ島村を編入し、現在の市域の基礎が整いました。

所沢には1911年に日本初の陸軍飛行場が開設され、航空に関わる歴史が重なりました。戦後には基地の返還が進み、航空記念公園などの公共施設が整えられました。鉄道沿線には住宅地が広がる一方、狭山丘陵や畑も残っています。旧村の名前は地域名として受け継がれ、中心の町と周囲の農村が段階的にまとまった来歴を伝えています。

年表

  1. 1889年入間郡に所沢町・小手指村・富岡村・松井村・柳瀬村・三ケ島村が発足し、北秋津村・久米村・荒幡村と山口村・上山口村・勝楽寺村がそれぞれ組合町村として行政を行った。種類:町村制 出典:www.city.tokorozawa.saitama.jp
  2. 1891年北秋津村・久米村・荒幡村が合併して入間郡吾妻村となった。種類:新設合併 出典:www.city.tokorozawa.saitama.jp
  3. 1902年山口村・上山口村・勝楽寺村が合併して新しい入間郡山口村となった。種類:新設合併 出典:www.city.tokorozawa.saitama.jp
  4. 1943年4月1日昭和18年所沢町・小手指村・山口村・吾妻村・松井村・富岡村が合併して新しい所沢町となった。種類:新設合併 出典:www.city.tokorozawa.saitama.jp
  5. 1950年11月3日昭和25年所沢町が市制を施行して所沢市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  6. 1955年4月1日昭和30年柳瀬村と三ケ島村が所沢市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

所沢町→所沢市1889〜今
柳瀬村1889〜1955
三ケ島村1889〜1955
富岡村1889〜1943
小手指村1889〜1943
松井村1889〜1943
山口村1889〜1943
吾妻村1891〜1943

参考にした資料