今の春日部市
埼玉県東部にある、日光街道の宿場を背景に発展したまちです。市の東には江戸川が流れ、中央部には中川が通ります。粕壁の市街地と、江戸川沿いの庄和地域が一つの市域をつくっています。桐たんすや桐箱、押絵羽子板などの工芸が伝わり、市の木にもキリが選ばれています。牛島のフジや市街地のふじ通りは、フジとまちとのつながりを伝えています。
今の春日部市の区域の人口は、2020年の国勢調査で229,792人です。今の区域で数えた1980年の187,913人とくらべると22.3%ふえ、人口は2000年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は33.2%です。
主な産業:桐製品や押絵羽子板、麦わら帽子などの伝統産業が受け継がれています。
特産品・名産
- 桐たんす江戸時代からの伝統を受け継ぐ家具
- 押絵羽子板押絵師の技を伝える装飾用の羽子板
- 麦わら帽子農家の副業から発展した伝統の製品
見どころ・祭り
- 牛島のフジ長い花房を垂らす藤の名所
- ふじ通り市街地を彩る藤棚の通り
- 首都圏外郭放水路地下の治水施設を見学できる防災観光拠点
木キリ花フジ鳥ユリカモメ春日部市の木・花・鳥
春日部市のなりたち
春日部市(かすかべし)は、埼玉県東部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、10の町村がありました。内牧村・粕壁町・宝珠花村・富多村・南桜井村・川辺村・幸松村・豊春村・豊野村・武里村です。これらの町村が、6回の合併や編入を経て、今の春日部市になりました。
今の名前「春日部市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの10の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の南桜井村が約10km²だったのに対し、今の春日部市は約66km²と、およそ6.9倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は北葛飾郡・南埼玉郡に属していました。
「春日部市」という名前
「春日部」は、古くからこの地域に伝わる地名です。春日山田皇女の御名代部にちなむ説や、水辺の地形から生まれたとする説があります。中世には地名を名字としたと考えられる春日部氏もいました。江戸時代の宿場や明治の町は「粕壁」と書きましたが、1944年に内牧村と合併した際、「春日部町」の表記になりました。2005年の新設合併でも、この名前を引き継いでいます。
まちの成り立ち
1889年4月1日の町村制で、現在の市域に関わる地域は粕壁町と10村にまとまりました。南埼玉郡に粕壁町・内牧村・豊春村・武里村、北葛飾郡に幸松村・豊野村、中葛飾郡に川辺村・南桜井村・富多村・宝珠花村・桜井村が置かれました。中葛飾郡は1896年に北葛飾郡へ統合されています。
1944年、粕壁町と内牧村が合併して春日部町となりました。1954年7月1日には春日部町・豊春村・武里村・幸松村・豊野村が合併し、旧春日部市が発足しました。同日、江戸川と中川にはさまれた東側では、宝珠花村・川辺村・南桜井村・富多村が合併し、庄和村が生まれました。桜井村の木崎・倉常・芦橋は泉村、杉戸町を経て1960年に庄和村へ移りました。庄和村は1964年に町制を施行しています。
2005年10月1日、旧春日部市と庄和町は新設合併し、新しい春日部市になりました。同じ市名でも、1954年に生まれた市と現在の市は別の自治体です。日光街道の宿場を中心とする西側と、江戸川沿いの農村を背景とする東側が一つの市域にまとまりました。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、粕壁町・内牧村・豊春村・武里村・幸松村・豊野村・川辺村・南桜井村・富多村・宝珠花村・桜井村が発足した。種類:町村制 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 1896年4月1日明治29年中葛飾郡が北葛飾郡に統合され、川辺村・南桜井村・富多村・宝珠花村・桜井村の所属郡が変わった。種類:郡の変更 出典:www.town.sugito.lg.jp
- 1944年4月1日昭和19年粕壁町と内牧村が合併し、春日部町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 1954年7月1日昭和29年宝珠花村・川辺村・南桜井村・富多村が合併し、庄和村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 1954年7月1日昭和29年春日部町・豊春村・武里村・幸松村・豊野村が合併し、春日部市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 1955年4月1日昭和30年桜井村と豊岡村の一部が合併し、泉村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.town.sugito.lg.jp
- 1957年7月17日昭和32年泉村が杉戸町に編入された。種類:編入 出典:www.town.sugito.lg.jp
- 1960年11月3日昭和35年杉戸町の木崎・倉常・芦橋が庄和村に編入された。種類:一部編入 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 1964年4月1日昭和39年庄和村が町制を施行し、庄和町となった。種類:町制施行 出典:www.city.kasukabe.lg.jp
- 2005年10月1日平成17年春日部市と庄和町が合併し、新たな春日部市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。
参考にした資料
- www.pref.saitama.lg.jp/documents/278743/n25-01-05.xlsx
- www.city.kasukabe.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkazaihogoka/gyomuannai/4/1/28769.ht
- www.city.kasukabe.lg.jp/shiseijoho/shinogaiyo/profile/6628.html
- www.city.kasukabe.lg.jp/material/files/group/66/03_regplan_ch01.pdf
- www.town.sugito.lg.jp/uploaded/attachment/14492.pdf
- www.city.kasukabe.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkazaihogoka/gyomuannai/4/1/26028.ht