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東松山市ひがしまつやまし

1920年には5の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の東松山市になりました。

5町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の東松山市

埼玉県の中央部に位置し、比企丘陵の緑に囲まれたまちです。東武東上線の東松山駅や高坂駅を通じて東京方面へ結ばれています。中心部は古くから市が開かれた商業のまちで、周辺には住宅地と農地が広がっています。都幾川や市野川の流域には平地があり、丘陵と川の景観が同じ市内に見られます。市の花にぼたん、市の木に松が選ばれ、地域の自然もまちの象徴となっています。

今の東松山市の区域の人口は、2020年の国勢調査で91,791人です。今の区域で数えた1980年の63,889人とくらべると43.7%ふえ、人口は1995年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.1%です。

91,791人人口(2020年)
+43.7%1980年からの増減
65.35km²面積(国土地理院)
1,405人/km²人口密度
29.1%65歳以上の割合
93,3421980199020052020
15歳未満 11.8%15〜64歳 59.1%65歳以上 29.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:商業に加え、梨やいちごなどの農業と、丘陵の自然や名所を生かした観光が営まれています。

特産品・名産

  • やきとり豚のカシラ肉に辛いみそだれを付ける名物
  • 梨東平地区などで栽培される特産の果実
  • いちご農林公園でも栽培される地元の果実

見どころ・祭り

  • 東松山ぼたん園市の花ぼたんを楽しめる公園
  • 埼玉県こども動物自然公園丘陵の自然の中で動物に出会える公園
  • 岩殿観音正法寺坂東三十三観音の第十番札所

木松花ぼたん東松山市の木・花

東松山市のなりたち

東松山市(ひがしまつやまし)は、埼玉県川越比企地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、5の町村がありました。大岡村・松山町・唐子村・野本村・高坂村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の東松山市になりました。

今の名前「東松山市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの5の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の唐子村が約16km²だったのに対し、今の東松山市は約65km²と、およそ4.2倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は比企郡に属していました。

51920年の町村の数
1回合併・編入の回数
65km²今の面積
1954年いちばん新しい合併

「東松山市」という名前

市名は、合併前の松山町を受け継いでいます。1954年の合併協議では当初「松山市」に決まりました。しかし四国の松山市と混同されるおそれがあるため再検討し、「東松山市」が選ばれました。新しい市の名前に「東」を加えながら、地域の中心だった松山の名を残したものです。市の発足には松山町と大岡・唐子・高坂・野本の四村が加わりました。

まちの成り立ち

松山は、戦国時代から市が開かれ、周辺の村々から人や物が集まる商業のまちとして発展しました。1889年(明治22年)4月1日の町村制施行で、今の市域には比企郡の松山町、大岡村、唐子村、高坂村、野本村が置かれました。大岡村の区域のうち、一部の地域は後に松山町へ移っています。

昭和の大合併では、1954年7月1日にこの1町4村が合併し、東松山市が発足しました。市名は初めに考えられた松山市から変更されましたが、松山の名を残しています。1956年には鳩山村から神戸の一部が移り、神戸地区の区域も整理されました。市の発足後は、東武東上線の東松山駅や高坂駅の周辺に住宅地が広がりました。

平成の大合併では比企地域の市町村との広域合併が検討され、続いて吉見町との合併協議も進められました。しかし協議はまとまらず、市は単独で存続しました。松山、大岡、唐子、高坂、野本の名は、現在も市内の地域を分ける呼び方として使われています。商業の中心だった松山と、周囲の農村がまとまった歴史が、今の東松山市につながっています。

年表

  1. 1889年大岡村の市ノ川・野田・東平の区域が松山町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、比企郡に松山町・大岡村・唐子村・高坂村・野本村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1954年7月1日昭和29年松山町・大岡村・唐子村・高坂村・野本村が合併し、東松山市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.saitama.lg.jp
  4. 1956年1月1日昭和31年鳩山村の神戸の一部が東松山市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.saitama.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

東松山市1954〜今
大岡村1889〜1954
松山町1889〜1954
唐子村1889〜1954
野本村1889〜1954
高坂村1889〜1954

参考にした資料