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長野市ながのし

1920年には56の町村だった区域が、21回の合併・編入を経て、今の長野市になりました。

56町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の長野市

長野県の北部にある県庁所在地で、県内でいちばん大きな市です。千曲川と犀川が流れる善光寺平に市街地が広がり、古くから善光寺の門前町として栄えました。南には真田氏の城下町だった松代、北西には戸隠や鬼無里、飯綱高原の山あいがあります。1998年には冬季オリンピックが開かれました。善光寺平はりんごの産地としても知られます。

今の長野市の区域の人口は、2020年の国勢調査で372,760人です。今の区域で数えた1980年の358,173人とくらべると4.1%ふえ、人口は2000年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は30.7%です。

372,760人人口(2020年)
+4.1%1980年からの増減
834.81km²面積(国土地理院)
447人/km²人口密度
30.7%65歳以上の割合
387,9111980199020052020
15歳未満 12.1%15〜64歳 57.2%65歳以上 30.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:商業・サービス業を中心に、製造業や果樹などの農業

特産品・名産

  • りんご善光寺平で多く栽培。市の花はリンゴの花
  • 長芋松代地区を代表する特産品
  • 信州新町のジンギスカン昭和20年代からの信州新町の名物料理

見どころ・祭り

  • 善光寺本堂は国宝。門前町の中心の寺
  • 松代城跡と文武学校松代藩の城跡と藩校
  • 戸隠神社奥社・中社など5社。奥社参道に杉並木
  • 川中島古戦場史跡公園川中島の戦いの地
  • 奥裾花自然園ブナ林と湿原にミズバショウが群生

木シナノキ花リンゴの花長野市の木・花

長野市のなりたち

長野市(ながのし)は、長野県北信地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、56の町村がありました。三輪村・吉田町・古牧村・芹田村・笹井村・今里村・栄村・東福寺村・川柳村・東条村・清野村・津和村・水内村・芋井村・浅川村・若槻村・長沼村・古里村・柳原村・小田切村・朝陽村・安茂里村・大豆島村・鳥居村・神郷村・共和村・青木島村・真島村・稲里村・小島田村・日里村・栄村・信級村・日原村・信里村・寺尾村・西寺尾村・豊栄村・御厨村・中津村・更府村・信田村・牧郷村・西条村・柵村・綿内村・川田村・保科村・塩崎村・七二会村・篠ノ井町・松代町・戸隠村・鬼無里村・大岡村・長野市です。これらの町村が、21回の合併や編入を経て、今の長野市になりました。

今の名前「長野市」は、1920年にあった長野市の名前を受け継いでいます。ほかの55の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は上水内郡・上高井郡・埴科郡・更級郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、更級郡は2005年(平成17年)1月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧吉田町の区域には吉田駅(信越本線)があります。旧安茂里村の区域には安茂里駅(信越本線)があります。旧篠ノ井町の区域には篠ノ井駅(しなの鉄道線)があります。

561920年の町村の数
21回合併・編入の回数
835km²今の面積
2010年いちばん新しい合併

「長野市」という名前

「長野」の名が初めて記録に現れるのは、戦国時代の1570年(元亀元年)の武田信玄の書状とされています。今の長門町のあたりは江戸時代に「長野町」とも呼ばれ、周りには上長野・下長野などの小字名が残っていました。裾花川が砂や石を運んでつくった扇状地の、長くゆるやかな傾斜地を「長野」と呼んだとする説があります。善光寺の門前の長野村は1874年(明治7年)に長野町となり、1897年(明治30年)に長野市となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、善光寺の門前町は上水内郡長野町となりました。中野県の県庁がこの地に移って長野県と名を改めて以来、県庁所在地となっています。1897年(明治30年)には県内で最初に市制を施行しました。1923年(大正12年)に吉田町・芹田村・三輪村・古牧村、1954年(昭和29年)に古里村・浅川村・安茂里村・芋井村など10村を編入して、市は広がりました。

そのころ周りでも町村の合併が進み、篠ノ井町(1959年に篠ノ井市)、松代町、川中島町、更北村、信更村、若穂町などが生まれました。1966年(昭和41年)10月16日、長野市・篠ノ井市・松代町・若穂町・川中島町・更北村・七二会村・信更村が合併し、改めて長野市が発足しました。千曲川と犀川が合わさる善光寺平の大部分が一つの市になっています。

1998年(平成10年)には冬季オリンピックの会場となり、1999年(平成11年)に中核市に移行しました。平成の合併では、2005年(平成17年)1月1日に豊野町・戸隠村・鬼無里村・大岡村を、2010年(平成22年)1月1日に信州新町・中条村を編入しました。市域は善光寺平から戸隠や鬼無里の山あいまで広がっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、上水内郡に長野町・芹田村・大豆島村・古牧村・三輪村・吉田村・朝陽村・柳原村・長沼村・鳥居村・神郷村・古里村・若槻村・浅川村・芋井村・戸隠村・柵村・鬼無里村・津和村・水内村・栄村・日里村・七二会村・小田切村・安茂里村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、更級郡に布施村・塩崎村・川柳村・信田村・牧郷村・大岡村・信級村・更府村・信里村・岡田村・御幣川村・中津村・御厨村・今里村・上氷鉋村・稲里村・真島村・小島田村・青木島村・東福寺村・西寺尾村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、埴科郡に松代町・清野村・西条村・東条村・豊栄村・寺尾村が、上高井郡に保科村・川田村・綿内村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1890年5月17日明治23年更級郡の上氷鉋村が笹井村に、岡田村が共和村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  5. 1890年5月24日明治23年更級郡御幣川村が栄村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  6. 1892年10月14日明治25年更級郡信級村の一部(日名・大原)が分かれて日原村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  7. 1897年4月1日明治30年上水内郡長野町が市制を施行し、長野市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  8. 1914年4月1日大正3年上水内郡吉田村が町制を施行し、吉田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  9. 1914年4月21日大正3年更級郡布施村が町制を施行するとともに改称し、篠ノ井町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  10. 1923年7月1日大正12年上水内郡の吉田町・芹田村・三輪村・古牧村が長野市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  11. 1924年7月1日大正13年更級郡の笹井村と今里村が合併し、川中島村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  12. 1928年4月1日昭和3年更級郡の篠ノ井町と栄村が合併し、改めて篠ノ井町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  13. 1950年7月1日昭和25年更級郡の篠ノ井町・東福寺村・川柳村が合併し、改めて篠ノ井町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  14. 1951年4月3日昭和26年埴科郡の松代町・清野村・東条村が合併し、改めて松代町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  15. 1954年4月1日昭和29年上水内郡の古里村・柳原村・浅川村・大豆島村・朝陽村・若槻村・長沼村・安茂里村・小田切村・芋井村が長野市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  16. 1954年4月1日昭和29年上水内郡の津和村と水内村が合併し、久米路村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  17. 1954年7月1日昭和29年上水内郡の鳥居村と神郷村が合併して豊野村が、更級郡の篠ノ井町と共和村が合併して改めて篠ノ井町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  18. 1954年10月1日昭和29年久米路村が町制を施行するとともに改称し、新町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  19. 1955年1月1日昭和30年豊野村が町制を施行し、豊野町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  20. 1955年1月1日昭和30年更級郡の稲里村・真島村・小島田村・青木島村が合併し、更北村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  21. 1955年2月1日昭和30年上水内郡日里村の一部が鬼無里村に編入され、残りの日里村と栄村が合併して中条村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  22. 1955年3月31日昭和30年上水内郡新町と更級郡の日原村・信級村が合併し、上水内郡信州新町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  23. 1955年4月1日昭和30年更級郡の中津村と御厨村が合併して昭和村が発足し、信里村が篠ノ井町に編入された。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  24. 1955年4月1日昭和30年埴科郡の松代町・豊栄村・寺尾村と更級郡西寺尾村が合併し、改めて松代町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  25. 1956年6月1日昭和31年更級郡の信田村と更府村が合併し、信更村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  26. 1956年9月30日昭和31年更級郡牧郷村が分割され、一部が大岡村に、残りが信州新町に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  27. 1956年9月30日昭和31年更級郡の川中島村と昭和村が合併し、川中島町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  28. 1956年9月30日昭和31年埴科郡西条村が松代町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  29. 1957年8月1日昭和32年上水内郡の戸隠村と柵村が合併し、改めて戸隠村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  30. 1957年8月1日昭和32年松代町の一部(杵淵と西寺尾の一部)が篠ノ井町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  31. 1959年4月1日昭和34年上高井郡の川田村・保科村・綿内村が合併し、若穂町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  32. 1959年4月1日昭和34年信州新町が北安曇郡八坂村の一部(左右)を編入した。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  33. 1959年5月1日昭和34年更級郡の篠ノ井町と塩崎村が合併し、篠ノ井市が発足した。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  34. 1966年10月16日昭和41年長野市・篠ノ井市と、松代町・若穂町・川中島町・更北村・七二会村・信更村が合併し、改めて長野市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  35. 1999年4月1日平成11年長野市が中核市に移行した。種類:その他 出典:Wikipedia
  36. 2005年1月1日平成17年上水内郡の豊野町・戸隠村・鬼無里村と更級郡大岡村が長野市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  37. 2010年1月1日平成22年上水内郡の信州新町と中条村が長野市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

長野市1897〜今
信州新町1954〜2010
牧郷村1889〜1956
信級村1889〜1955
日原村1892〜1955
津和村1889〜1954
水内村1889〜1954
中条村1955〜2010
日里村1889〜1955
栄村1889〜1955
戸隠村1889〜2005
柵村1889〜1957
鬼無里村1889〜2005
大岡村1889〜2005
豊野町1954〜2005同じ名前の駅:豊野駅
鳥居村1889〜1954
神郷村1889〜1954
七二会村1889〜1966
篠ノ井町→篠ノ井市1914〜1966同じ名前の駅:篠ノ井駅
塩崎村1889〜1959
信里村1889〜1955
共和村1890〜1954
東福寺村1889〜1950
川柳村1889〜1950
栄村1890〜1928
松代町1889〜1966
西条村1889〜1956
寺尾村1889〜1955
西寺尾村1889〜1955
豊栄村1889〜1955
東条村→東條村1889〜1951
清野村1889〜1951
川中島村→川中島町1924〜1966同じ名前の駅:川中島駅
昭和村1955〜1956
御厨村1889〜1955
中津村1889〜1955
笹井村1890〜1924
今里村1889〜1924
更北村1955〜1966
青木島村1889〜1955
真島村1889〜1955
稲里村1889〜1955
小島田村1889〜1955
若穂町1959〜1966
綿内村1889〜1959
川田村1889〜1959
保科村1889〜1959
信更村1956〜1966
更府村1889〜1956
信田村1889〜1956
芋井村1889〜1954
浅川村1889〜1954
若槻村1889〜1954
長沼村1889〜1954
古里村1889〜1954
柳原村1889〜1954
小田切村1889〜1954
朝陽村1889〜1954
安茂里村1889〜1954同じ名前の駅:安茂里駅
大豆島村1889〜1954
三輪村1889〜1923
吉田町1914〜1923同じ名前の駅:吉田駅
古牧村1889〜1923
芹田村1889〜1923

参考にした資料