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豊島区としまく

1920年には4の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の豊島区になりました。

4町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の豊島区

東京23区の西北部にあり、池袋駅を中心に大きな商業地と文化施設が集まる区です。住宅地も広がり、巣鴨には旧中山道に沿う地蔵通り商店街、雑司が谷には霊園や旧宣教師館があります。駒込の染井はソメイヨシノゆかりの地域で、南長崎にはトキワ荘の漫画文化が受け継がれています。鉄道の結節点のにぎわいと、歴史のある暮らしのまちが隣り合っています。

今の豊島区の区域の人口は、2020年の国勢調査で301,599人です。今の区域で数えた1980年の288,626人とくらべると4.5%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は19.8%です。

301,599人人口(2020年)
+4.5%1980年からの増減
13.01km²面積(国土地理院)
23,182人/km²人口密度
19.8%65歳以上の割合
301,5991980199020052020
15歳未満 8.9%15〜64歳 71.3%65歳以上 19.8%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:小売・飲食業やサービス業が集まり、池袋を中心に商業と文化の仕事が盛んです。

特産品・名産

  • 子育てもなかすすきみみずくをあしらった雑司が谷の最中
  • 鈴の響要町のやまわきが作るかりんとう
  • じょうよ饅頭池袋名物の山芋を使ったこし餡の饅頭

見どころ・祭り

  • 巣鴨地蔵通り商店街旧中山道沿いに店が並ぶ商店街
  • 雑司が谷旧宣教師館雑司が谷に残る明治時代の洋館
  • Hareza池袋劇場などが集まる池袋の文化拠点

木ソメイヨシノ花ツツジ豊島区の木・花

豊島区のなりたち

豊島区(としまく)は、東京都区部の区です。今の区の区域には、1920年(大正9年)の時点で、4の町村がありました。西巣鴨町・長崎村・巣鴨町・高田村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の豊島区になりました。

今の名前「豊島区」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの4の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の西巣鴨町が約5km²だったのに対し、今の豊島区は約13km²と、およそ2.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北豊島郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧巣鴨町の区域には巣鴨駅(山手線)があります。

41920年の町村の数
1回合併・編入の回数
13km²今の面積
1932年いちばん新しい合併

「豊島区」という名前

豊島の名は、古代の武蔵国の郡名に由来します。『万葉集』にも豊島郡の地名が現れる、歴史の長い名称です。1932年に北豊島郡の巣鴨町、西巣鴨町、長崎町、高田町が東京市へ編入された際、この由緒ある地名を残したいという思いから、新しい区の名に採用されました。旧4町のうち一つの町名だけを広げるのではなく、かつての郡につながる地域の名前を区全体に受け継いでいます。

まちの成り立ち

江戸時代には江戸の郊外の農村として、野菜や庭木の栽培が盛んでした。染井の植木職人が育てた桜は、ソメイヨシノの名とともに知られています。1889年の町村制施行で、北豊島郡に巣鴨町、巣鴨村、高田村、長崎村が発足しました。鉄道の開通や駅の開業に伴い、農村の地域は次第に市街地へ変わりました。

巣鴨村は1918年に町となり、巣鴨町と区別して西巣鴨町と名付けられました。高田村は1920年、長崎村は1926年に町となりました。1932年10月1日の東京市の市域拡大で、巣鴨町、西巣鴨町、高田町、長崎町が市に編入され、豊島区が置かれました。古い豊島郡全体を区にしたのではなく、4町の区域をまとめた新区です。1943年7月1日の都制施行で東京府と東京市が廃止され、豊島区は東京都の区となりました。1947年5月3日の地方自治法施行で豊島区は特別区となりました。

池袋には鉄道の結節点として商業地が育ち、大学や劇場などの文化施設も集まりました。雑司が谷には霊園や旧宣教師館、巣鴨には地蔵通り商店街が残ります。南長崎では漫画家が暮らしたトキワ荘の文化が受け継がれています。大きな繁華街と、寺社や古い街道に沿う生活のまちが近接しています。

年表

  1. 1889年5月1日明治22年町村制施行で北豊島郡巣鴨町・巣鴨村・高田村・長崎村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1918年7月20日大正7年巣鴨村が町制施行・改称により西巣鴨町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1920年4月3日大正9年高田村が町制を施行し、高田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  4. 1926年10月1日大正15年長崎村が町制を施行し、長崎町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1932年10月1日昭和7年巣鴨町・西巣鴨町・高田町・長崎町が東京市に編入され、豊島区が発足した。種類:編入 出典:Wikipedia
  6. 1943年7月1日昭和18年東京都制の施行で東京府と東京市が廃止され、豊島区は東京都の区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp
  7. 1947年5月3日昭和22年地方自治法が施行され、豊島区が特別区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

豊島区1920〜今
西巣鴨町1918〜1932
長崎村1889〜1932
巣鴨町1889〜1932同じ名前の駅:巣鴨駅
高田村1889〜1932

参考にした資料