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江戸川区えどがわく

1920年には7の町村だった区域が、3回の合併・編入を経て、今の江戸川区になりました。

7町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の江戸川区

東京23区の東端にあり、東は江戸川、西は荒川、南は東京湾に接する区です。小岩、篠崎、葛西などに住宅地と商業地が広がり、親水公園や新川の桜並木には水辺の景観があります。葛西の海辺には公園と水族園があり、小松菜や花の栽培、金魚の養殖、伝統工芸も続いています。川沿いの農村から発展し、水と緑を暮らしの中に取り入れてきたまちです。

今の江戸川区の区域の人口は、2020年の国勢調査で697,932人です。今の区域で数えた1980年の495,231人とくらべると40.9%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は21.4%です。

697,932人人口(2020年)
+40.9%1980年からの増減
49.9km²面積(国土地理院)
13,987人/km²人口密度
21.4%65歳以上の割合
697,9321980199020052020
15歳未満 12.7%15〜64歳 65.9%65歳以上 21.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:商業や製造業のほか、小松菜・花の栽培、金魚養殖、伝統工芸が盛んです。

特産品・名産

  • 小松菜江戸時代から栽培される区の特産野菜
  • 金魚古くから区内で養殖されてきた特産品
  • 江戸風鈴区内の職人が伝統を受け継ぐ工芸品

見どころ・祭り

  • 葛西臨海水族園海の生き物を展示する臨海部の水族園
  • 葛西海浜公園渡り鳥も訪れるラムサール条約登録湿地
  • 新川千本桜江戸時代の運河に沿う桜並木

木クスノキ花ツツジ江戸川区の木・花

江戸川区のなりたち

江戸川区(えどがわく)は、東京都区部の区です。今の区の区域には、1920年(大正9年)の時点で、7の町村がありました。小岩村・鹿本村・篠崎村・小松川町・松江村・瑞江村・葛西村です。これらの町村が、3回の合併や編入を経て、今の江戸川区になりました。

今の名前「江戸川区」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの7の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の葛西村が約10km²だったのに対し、今の江戸川区は約49km²と、およそ5.1倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は南葛飾郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧小岩村の区域には小岩駅(総武本線)があります。

71920年の町村の数
3回合併・編入の回数
50km²今の面積
1932年いちばん新しい合併

「江戸川区」という名前

江戸川区は、東側を江戸川が流れる地域に1932年に成立した区です。1932年に東京市の市域が拡大された際、小岩町、松江町、小松川町と、鹿本村、篠崎村、瑞江村、葛西村の区域をまとめて置かれました。旧7町村のうち一つの名前だけを採用する形ではなく、地域の川と同じ名前が新区名として使われるようになりました。小岩、小松川、篠崎、葛西などの地名も、町名や地区名、駅名として残っています。

まちの成り立ち

江戸川と中川の間には農村や新田が広がり、新川などの水路が人や物の運搬を支えていました。1889年の町村制施行で、南葛飾郡に小岩村、鹿本村、篠崎村、葛西村、松江村、瑞穂村、一之江村、平井村、小松川村、船堀村などが発足しました。1895年には江戸川を挟む東京府と千葉県の境界が調整され、川沿いの一部の区域が移りました。

1913年には瑞穂村と一之江村が統合して瑞江村となりました。1914年の荒川放水路建設に伴う再編では、平井村、小松川村、船堀村の各一部から小松川町が成立し、残る区域は周辺の村へ編入されました。1932年10月1日、小岩町、松江町、小松川町、鹿本村、篠崎村、瑞江村、葛西村が東京市へ編入され、江戸川区が置かれました。1943年7月1日の都制施行で東京府と東京市が廃止され、江戸川区は東京都の区となりました。1947年5月3日の地方自治法施行で江戸川区は特別区となりました。

戦後の人口増加に伴い、区画整理や下水道、鉄道、公園などの整備が進みました。親水公園や新川の桜並木には、川と暮らしを結ぶ空間が育っています。葛西の海辺には公園や水族園が整備され、小松菜、金魚、花などの地場産業も続いています。川と海に囲まれた農村の歴史が、水と緑の多い生活のまちにつながっています。

年表

  1. 1889年5月1日明治22年町村制施行で南葛飾郡小岩村・鹿本村・篠崎村・葛西村・松江村・瑞穂村・一之江村・平井村・小松川村・船堀村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1913年1月1日大正2年瑞穂村・一之江村が合併し、瑞江村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  3. 1914年4月1日大正3年荒川放水路建設に伴い平井村・小松川村・船堀村が廃止され、各一部から小松川町が発足。残部は周辺村へ編入された。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1926年4月1日大正15年松江村が町制を施行し、松江町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1928年11月10日昭和3年小岩村が町制を施行し、小岩町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1932年10月1日昭和7年小岩町・松江町・小松川町・鹿本村・篠崎村・瑞江村・葛西村が東京市へ編入され、江戸川区が発足した。種類:編入 出典:Wikipedia
  7. 1943年7月1日昭和18年東京都制の施行で東京府と東京市が廃止され、江戸川区は東京都の区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp
  8. 1947年5月3日昭和22年地方自治法が施行され、江戸川区が特別区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

江戸川区1926〜今
小岩村1889〜1932同じ名前の駅:小岩駅
鹿本村1889〜1932
篠崎村1889〜1932
小松川町1914〜1932
松江村1889〜1932
瑞江村1913〜1932
葛西村1889〜1932

参考にした資料