今の足立区
東京23区の北部にあり、荒川をはじめとする川の水辺と公園が身近な区です。千住には宿場の歴史を持つ商店街と路地があり、西新井には大師の門前が広がります。住宅地が広がる一方、大学や文化施設も集まり、駅周辺の整備が進んでいます。ギャラクシティなど体験型の施設もあり、川沿いの緑、古くからの商い、新しい市街地が暮らしの中で接しています。
今の足立区の区域の人口は、2020年の国勢調査で695,043人です。今の区域で数えた1980年の619,961人とくらべると12.1%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は25.4%です。
主な産業:商業・サービス業のほか、皮革や金属加工などの製造業が続いています。
特産品・名産
- 東京手植ブラシ足立区の伝統工芸に数えられるブラシ
- 東京本染ゆかた・てぬぐい足立区に受け継がれる染色工芸品
- 東京銀器足立区の伝統工芸に数えられる銀製品
見どころ・祭り
- 千住の宿場町街道の宿場に由来する商店街と路地
- 西新井大師参詣の人が訪れる歴史ある寺院
- ギャラクシティプラネタリウムなどを備える体験型施設
木サクラ花チューリップ足立区の木・花
足立区のなりたち
足立区(あだちく)は、東京都区部の区です。今の区の区域には、1920年(大正9年)の時点で、11の町村がありました。舎人村・花畑村・淵江村・伊興村・江北村・東淵江村・梅島村・西新井村・綾瀬村・千住町・南綾瀬村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の足立区になりました。
今の名前「足立区」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの11の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の江北村が約9km²だったのに対し、今の足立区は約53km²と、およそ5.9倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は南葛飾郡・南足立郡に属していました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧綾瀬村の区域には綾瀬駅(常磐線)があります。
「足立区」という名前
足立の名は、古くから使われた郡名に由来します。奈良時代の木簡にも足立の名が残っています。1932年に南足立郡の町村が東京市へ編入される際、千住と南足立が新区名の候補になり、最終的に「足立」が採用されました。葦が立つ土地を意味する「葦立ち」から変わったという説もありますが、由来ははっきりしていません。古代の郡名に結び付く名前を、新しい区へ受け継いだものです。
まちの成り立ち
江戸時代には千住が日光街道と奥州街道の宿場として栄え、周りには川沿いの農村が広がっていました。1889年の町村制施行で、南足立郡に千住町、西新井村、江北村、舎人村、渕江村、梅島村、綾瀬村、東渕江村、花畑村が発足しました。1891年には渕江村から伊興村が分立しました。千住の宿場と村々は、この段階では別々の自治体でした。
1928年に梅島村が梅島町、西新井村が西新井町となりました。1932年10月1日の東京市の市域拡大では、千住町、梅島町、西新井町の3町と、江北、舎人、渕江、伊興、綾瀬、東渕江、花畑の7村が市へ編入され、足立区が置かれました。南足立郡の区域をまとめて東京市の区とした再編でした。1943年7月1日の都制施行で東京府と東京市が廃止され、足立区は東京都の区となりました。1947年5月3日の地方自治法施行で足立区は特別区となりました。
千住には宿場以来の路地や商店街が残り、西新井大師には参詣の人が訪れます。荒川などの川沿いには公園や緑地が整備されました。鉄道の開通や駅周辺の整備によって住宅地が広がり、大学など新しい施設も集まります。江戸の宿場のまちと川に囲まれた村々の歴史が、現在の多様な生活のまちにつながっています。
年表
- 1889年5月1日明治22年町村制施行で南足立郡千住町・西新井村・江北村・舎人村・渕江村・梅島村・綾瀬村・東渕江村・花畑村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1891年4月1日明治24年渕江村の一部の伊興が分立し、伊興村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1928年10月1日昭和3年梅島村が町制を施行し、梅島町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1928年11月10日昭和3年西新井村が町制を施行し、西新井町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1932年10月1日昭和7年南足立郡の千住町・梅島町・西新井町と江北・舎人・渕江・伊興・綾瀬・東渕江・花畑の7村が東京市へ編入され、足立区が発足した。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1943年7月1日昭和18年東京都制の施行で東京府と東京市が廃止され、足立区は東京都の区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp
- 1947年5月3日昭和22年地方自治法が施行され、足立区が特別区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。
参考にした資料
- www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/chiikibunka/hakubutsukan/manabu-chime.html
- www.tokyo-23city.or.jp/kikaku/tokubetsuku/documents/21_adachi_1.pdf
- www.tokyo-23city.or.jp/chosa/tokubetsuku/whats.html
- www.tokyo-23city.or.jp/chosa/chosa/kondankai/documents/bessi6tokuenkaku.pdf
- ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%8D%97%E8%B6%B3%E7%AB%8B%E9%83%A1&action=r