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神戸市こうべし

1920年には27の町村だった区域が、11回の合併・編入を経て、今の神戸市になりました。

27町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の神戸市

兵庫県南東部に位置し、六甲山系をはさんで大阪湾の港町と北西部の田園地帯が広がる市です。海岸部には神戸港と人工島があり、山麓には住宅地や異人館の街並みが続きます。北側には有馬温泉や農業地域があります。三宮は鉄道や商業が集まる中心地です。貿易港として育った歴史を背景に、造船などの製造業、ファッション、観光、医療関連産業がまちを支えています。

今の神戸市の区域の人口は、2020年の国勢調査で1,525,152人です。今の区域で数えた1980年の1,367,390人とくらべると11.5%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.2%です。

1,525,152人人口(2020年)
+11.5%1980年からの増減
556.93km²面積(国土地理院)
2,738人/km²人口密度
29.2%65歳以上の割合
1,544,2001980199020052020
15歳未満 11.9%15〜64歳 58.8%65歳以上 29.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:港湾物流・造船などの製造業に加え、観光、ファッション、医療関連産業が集まります。

特産品・名産

  • 神戸ビーフ但馬牛の基準を満たした牛肉
  • 灘の清酒灘五郷の西郷・御影郷・魚崎郷で醸す酒
  • 洋菓子開港後の洋風文化とともに育った菓子

見どころ・祭り

  • 北野異人館街山麓に外国人の旧住宅が残る街並み
  • 有馬温泉六甲山系北側にある温泉地
  • メリケンパーク神戸港に面するウォーターフロント
  • 六甲山市街地の背後に連なる山地

木サザンカ花アジサイ神戸市の木・花

神戸市のなりたち

神戸市(こうべし)は、兵庫県神戸地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、27の町村がありました。須磨町・垂水村・六甲村・西郷町・西灘村・有野村・有馬町・山田村・神出村・押部谷村・櫨谷村・岩岡村・平野村・伊川谷村・玉津村・住吉村・魚崎町・御影町・本山村・本庄村・道場村・大沢村・八多村・長尾村・上淡河村・淡河村・神戸市です。これらの町村が、11回の合併や編入を経て、今の神戸市になりました。

今の名前「神戸市」は、1920年にあった神戸市の名前を受け継いでいます。ほかの26の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の神戸市が約43km²だったのに対し、今の神戸市は約549km²と、およそ12.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は明石郡・有馬郡・武庫郡・美のう郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧須磨町の区域には須磨駅(山陽本線)があります。旧垂水村の区域には垂水駅(山陽本線)があります。旧六甲村の区域には六甲道駅(東海道本線)があります。旧住吉村の区域には住吉駅(東海道本線)があります。旧道場村の区域には道場駅(福知山線)があります。

271920年の町村の数
11回合併・編入の回数
557km²今の面積
1958年いちばん新しい合併

「神戸市」という名前

「神戸」は、生田神社を支えた神封戸の集落に由来するとされます。神社に属する人々の家を表す「かんべ」が、のちに「こうべ」と呼ばれるようになりました。三宮・元町周辺の古い地名で、江戸時代には神戸村の名が使われました。兵庫の港や周辺の村々と市街地がつながり、1889年に発足した市も神戸の名を引き継いでいます。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、神戸区に荒田村の大部分と葺合村を合わせ、神戸市が発足しました。1896年には湊村・林田村と須磨村の一部を編入し、1920年に須磨町、1929年に西郷町・西灘村と六甲村の大部分が加わりました。港のまちは、六甲山南麓の海岸沿いに広がっていきます。1941年には垂水町を編入しました。戦後は海岸部に加え、山を越える地域へも市域が大きく広がります。1947年には武庫郡山田村、有馬郡有馬町・有野村、明石郡の伊川谷村など7村を編入しました。1950年には御影町・魚崎町・住吉村、続いて本庄村・本山村が加わり、東灘区が形づくられました。1951年には道場村・八多村・大沢村、1955年には長尾村を編入しています。1956年に政令指定都市となり、1958年の淡河村編入で現在につながる市域が整いました。淡河村は、その前年に淡河村と上淡河村が新設合併した村です。今の神戸市には、国際貿易港を中心とする市街地と、六甲山系の北側に広がる農村や有馬温泉がともに含まれています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年神戸区と八部郡荒田村の大部分、菟原郡葺合村の区域をもって神戸市が発足した。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制により、八部郡に湊村・林田村・須磨村・山田村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年町村制により、菟原郡に御影町・魚崎村・住吉村・本庄村・本山村・六甲村・都賀浜村・都賀野村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1889年4月1日明治22年町村制により、有馬郡に湯山町・有野村・道場村・八多村・大沢村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  5. 1889年4月1日明治22年町村制により、明石郡に垂水村・伊川谷村・玉津村・櫨谷村・押部谷村・平野村・神出村・岩岡村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  6. 1889年4月1日明治22年町村制により、美嚢郡に淡河村・上淡河村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  7. 1893年6月9日明治26年有馬郡湯山町が有馬町に改称した。種類:改称 出典:www.sichouyouran.jp
  8. 1895年11月11日明治28年菟原郡都賀野村が西灘村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  9. 1896年4月1日明治29年八部郡湊村・林田村と須磨村の一部(池田)が神戸市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  10. 1896年4月1日明治29年菟原郡御影町・魚崎村・住吉村・本庄村・本山村・六甲村・都賀浜村・西灘村と八部郡須磨村・山田村が武庫郡の所属となった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  11. 1902年4月29日明治35年有馬郡道場村の一部(上津谷・宅原)が分立し、長尾村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  12. 1912年4月1日明治45年武庫郡須磨村が町制を施行して須磨町となった。種類:町制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  13. 1914年5月1日大正3年武庫郡魚崎村が町制を施行して魚崎町となった。種類:町制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  14. 1914年7月1日大正3年武庫郡都賀浜村が町制を施行し、西郷町となった。種類:町制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  15. 1920年4月1日大正9年武庫郡須磨町が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  16. 1928年11月1日昭和3年明石郡垂水村が町制を施行して垂水町となった。種類:町制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  17. 1929年4月1日昭和4年武庫郡六甲村の一部(高羽の一部)が御影町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  18. 1929年4月1日昭和4年武庫郡西郷町・西灘村と六甲村の残部(八幡・新生・水車新田・徳井・篠原・高羽の残部)が神戸市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  19. 1931年9月1日昭和6年神戸市が区制を施行し、灘区・葺合区・神戸区・湊東区・湊西区・湊区・林田区・須磨区の8区を設置した。種類:その他 出典:Wikipedia
  20. 1941年7月1日昭和16年明石郡垂水町が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  21. 1947年3月1日昭和22年武庫郡山田村、有馬郡有馬町・有野村、明石郡伊川谷村・玉津村・櫨谷村・押部谷村・平野村・神出村・岩岡村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  22. 1950年4月1日昭和25年武庫郡御影町・魚崎町・住吉村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  23. 1950年10月10日昭和25年武庫郡本庄村・本山村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  24. 1951年7月1日昭和26年有馬郡道場村・八多村・大沢村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  25. 1955年10月15日昭和30年有馬郡長尾村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  26. 1956年9月1日昭和31年神戸市が政令指定都市となった。種類:その他 出典:www.sichouyouran.jp
  27. 1957年7月1日昭和32年美嚢郡淡河村・上淡河村が新設合併し、改めて淡河村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  28. 1958年2月1日昭和33年美嚢郡淡河村が神戸市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

神戸市1889〜今
淡河村1889〜1958
上淡河村1889〜1957
長尾村1902〜1955
道場村1889〜1951同じ名前の駅:道場駅
大沢村1889〜1951
八多村1889〜1951
本山村1889〜1950
本庄村1889〜1950
住吉村1889〜1950同じ名前の駅:住吉駅
魚崎町1914〜1950
御影町1889〜1950
有野村1889〜1947
有馬町1896〜1947
山田村1889〜1947
神出村1889〜1947
押部谷村1889〜1947
櫨谷村1889〜1947
岩岡村1889〜1947
平野村1889〜1947
伊川谷村1889〜1947
玉津村1889〜1947
垂水町1928〜1941同じ名前の駅:垂水駅
垂水村1889〜1928同じ名前の駅:垂水駅
六甲村1889〜1929
西郷町1914〜1929
西灘村1895〜1929
須磨町1912〜1920同じ名前の駅:須磨駅

参考にした資料