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猪名川町いながわちょう

1920年には2の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の猪名川町になりました。

2町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の猪名川町

兵庫県南東部、猪名川の上流域にある川辺郡の町です。山林が広く、川沿いには集落と田畑が続きます。南部にはニュータウンや商業施設が整い、阪神間の住宅地として発展しました。しいたけや栗、そばなどの生産が行われる一方、多田銀銅山や木喰仏といった歴史遺産も残ります。北部の大野山や猪名川沿いの屏風岩など、山と川の景観も町の特徴です。

今の猪名川町の区域の人口は、2020年の国勢調査で29,680人です。今の区域で数えた1980年の11,526人とくらべると157.5%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は31.7%です。

29,680人人口(2020年)
+157.5%1980年からの増減
90.33km²面積(国土地理院)
329人/km²人口密度
31.7%65歳以上の割合
31,7391980199020052020
15歳未満 12.9%15〜64歳 55.3%65歳以上 31.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:南部に商業施設が集まり、農業ではしいたけ・栗・そばや米、野菜を生産しています。

特産品・名産

  • しいたけ都市近郊の立地を生かして生産
  • 栗山あいで育てられる特産物
  • そば町の農産物を代表する一つ

見どころ・祭り

  • 多田銀銅山鉱山の歴史を伝える史跡
  • 屏風岩猪名川沿いにそびえる岩壁
  • 大野山町北部の山で自然景観を楽しめる

木まつ花つつじ猪名川町の木・花

猪名川町のなりたち

猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県阪神北地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、2の町村がありました。六瀬村・中谷村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の猪名川町になりました。

今の名前「猪名川町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの2の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の六瀬村が約52km²だったのに対し、今の猪名川町は約89km²と、およそ1.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は川辺郡に属していました。

21920年の町村の数
1回合併・編入の回数
90km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「猪名川町」という名前

町名は、町の中央を南北に流れる猪名川に由来します。1955年に川辺郡中谷村と六瀬村が合併したとき、二つの村を貫く川の名が新しい町の名になりました。猪名川は町内の山地を源とし、谷沿いの集落や農地を結びながら南へ流れます。旧村名の中谷と六瀬は現在も地域の呼び名に残り、共通の川を名前にした町の中で、それぞれの歴史を伝えています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、川辺郡に中谷村と六瀬村が発足しました。南側の中谷村には広根・銀山・猪淵・上野・紫合・阿古谷などがまとまり、北側の六瀬村には木間生・木津・万善・杉生・柏原などの集落が入りました。町内の銀山地区では、かつて多田銀銅山で採掘が行われ、鉱山とともに歩んだ歴史が残っています。

1955年(昭和30年)4月10日、中谷村と六瀬村が合併し、猪名川町が発足しました。町名には、両村を流れる猪名川の名が選ばれました。周辺で市町村の合併が進むなか、中谷村と六瀬村が一つの町となったことで、川辺郡は猪名川町だけの郡になりました。山林の多い町では、谷沿いの農地や集落を基盤とした暮らしが続いてきました。

昭和50年代からは阪神間の住宅都市としての開発が進み、町南部にニュータウンや商業施設が整いました。一方、北部には山地と田園が広がり、しいたけや栗、そばなどの生産が行われています。旧中谷村と旧六瀬村の地域を結ぶ猪名川の流れとともに、住宅地と里山の双方を持つ町が形づくられています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、川辺郡に中谷村・六瀬村が発足した。種類:町村制 出典:www.sichouyouran.jp
  2. 1955年4月10日昭和30年川辺郡中谷村・六瀬村が合併し、猪名川町が発足した。種類:新設合併 出典:www.sichouyouran.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

猪名川町1955〜今
六瀬村1889〜1955
中谷村1889〜1955

参考にした資料