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西宮市にしのみやし

1920年には8の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の西宮市になりました。

8町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の西宮市

兵庫県南東部、大阪と神戸の間にある市です。南部は大阪湾に面し、東側を武庫川が流れます。六甲山系の南麓には住宅地と大学が集まり、夙川の桜や甲山が身近な風景となっています。山を越えた北部には名塩・生瀬・山口の集落が広がります。西宮郷・今津郷の酒造りや西宮神社の門前町の歴史を持ち、阪神甲子園球場でも知られます。商業やサービス業と伝統産業が共存するまちです。

今の西宮市の区域の人口は、2020年の国勢調査で485,587人です。今の区域で数えた1980年の410,329人とくらべると18.3%ふえ、人口は2015年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は24.4%です。

485,587人人口(2020年)
+18.3%1980年からの増減
99.95km²面積(国土地理院)
4,858人/km²人口密度
24.4%65歳以上の割合
487,8501980199020052020
15歳未満 13.7%15〜64歳 61.9%65歳以上 24.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:小売・サービス業が広がり、清酒製造、葉物野菜の農業、名塩の紙すきが続いています。

特産品・名産

  • 灘の清酒西宮郷・今津郷で造られる酒
  • 名塩雁皮紙名塩地域に伝わる手すきの和紙
  • 竹細工山口地域に伝わる伝統工芸品

見どころ・祭り

  • 阪神甲子園球場高校野球とプロ野球の舞台となる球場
  • 西宮神社十日えびすで知られる神社
  • 夙川河川敷緑地川沿いに桜並木が続く緑地
  • 甲山市街地に近い独立した山

木クスノキ花サクラ西宮市の木・花

西宮市のなりたち

西宮市(にしのみやし)は、兵庫県阪神南地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、8の町村がありました。今津村・大社村・甲東村・瓦木村・塩瀬村・山口村・鳴尾村・西宮町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の西宮市になりました。

今の名前「西宮市」は、1920年にあった西宮町の名前を受け継いでいます。ほかの7の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の西宮町が約5km²だったのに対し、今の西宮市は約98km²と、およそ20.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は有馬郡・武庫郡に属していました。

81920年の町村の数
4回合併・編入の回数
100km²今の面積
1951年いちばん新しい合併

「西宮市」という名前

「西宮」は「西の方にある宮」を表す、神社にちなむ地名です。その宮をどの神社とするかには諸説があります。京都から見て西にある廣田神社などを指したとする説や、鳴尾・津門の西にある宮に由来する説が伝えられています。やがて、えびす信仰で知られる西宮神社の門前や港町の名として広まり、近代の西宮町、市の名となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、武庫郡西宮町が発足しました。今の南部には今津村・芝村・大社村・甲東村・瓦木村・鳴尾村が置かれ、北部には有馬郡塩瀬村・山口村が生まれました。酒造や港、街道の往来を背景に育った西宮町は、1925年4月1日に市制を施行して西宮市となります。1933年には今津町・芝村・大社村を編入し、1941年に甲東村、1942年に瓦木村を編入しました。海岸の酒造地帯から、六甲山麓の住宅地や学校の集まる地域へ市域が広がっていきます。1951年4月1日には鳴尾村と塩瀬村・山口村が加わりました。南の甲子園・鳴尾から、山をはさんだ北の名塩・生瀬・山口までを含む、現在につながる市域となりました。南部では鉄道沿線の住宅開発が進み、大学などが立地する文教住宅都市としての性格が育ちます。一方、北部では名塩の紙すきや山口の竹細工など、各地の仕事も受け継がれてきました。2008年には中核市となり、地域の行政を担う役割も広がっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制により、武庫郡に西宮町・今津村・芝村・大社村・甲東村・瓦木村・鳴尾村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制により、有馬郡名塩村・生瀬村が合併して塩瀬村、船坂村・中野村・上山口村・下山口村・名来村が合併して山口村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1921年9月1日大正10年武庫郡今津村が町制を施行して今津町となった。種類:町制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  4. 1925年4月1日大正14年武庫郡西宮町が市制を施行して西宮市となった。種類:市制施行 出典:www.sichouyouran.jp
  5. 1933年4月1日昭和8年武庫郡今津町・芝村・大社村が西宮市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  6. 1941年2月11日昭和16年武庫郡甲東村が西宮市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  7. 1942年5月5日昭和17年武庫郡瓦木村が西宮市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  8. 1951年4月1日昭和26年武庫郡鳴尾村と有馬郡塩瀬村・山口村が西宮市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  9. 2008年4月1日平成20年西宮市が中核市となった。種類:その他 出典:www.sichouyouran.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

西宮町→西宮市1889〜今
塩瀬村1889〜1951
山口村1889〜1951
鳴尾村1889〜1951
瓦木村1889〜1942
甲東村1889〜1941
大社村1889〜1933
今津町1921〜1933
今津村1889〜1921

参考にした資料