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尼崎市あまがさきし

1920年には6の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の尼崎市になりました。

6町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の尼崎市

兵庫県南東部、大阪市に隣接して大阪湾に面する平坦な市です。西を武庫川、東を猪名川や神崎川などが流れます。南部の臨海地帯には工場や物流施設が集まり、内陸には住宅地と商店街が広がっています。JR・阪神・阪急の各路線が大阪や神戸へ通じます。尼崎城や寺町には城下町の歴史が残り、北部の田能遺跡や近松門左衛門ゆかりの地など、多様な時代の文化にふれられます。

今の尼崎市の区域の人口は、2020年の国勢調査で459,593人です。今の区域で数えた1980年の523,650人とくらべると12.2%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は29.0%です。

459,593人人口(2020年)
−12.2%1980年からの増減
50.7km²面積(国土地理院)
9,065人/km²人口密度
29.0%65歳以上の割合
523,6501980199020052020
15歳未満 11.6%15〜64歳 59.4%65歳以上 29.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:金属・機械・化学などの製造業と、臨海部の物流、商業・サービス業がまちを支えます。

特産品・名産

  • 尼いも地域で受け継がれる伝統野菜のサツマイモ
  • 田能の里芋田能地域で育てられる伝統野菜
  • 一寸そら豆市が伝統野菜として紹介するソラマメ

見どころ・祭り

  • 尼崎城城下町の歴史を伝える復興天守
  • 寺町旧城下に寺院が集まる街並み
  • 田能資料館弥生時代の田能遺跡を紹介する施設
  • 近松記念館・広済寺近松門左衛門ゆかりの地

木ハナミズキ花キョウチクトウ(市の花)、ベゴニア(市の草花)尼崎市の木・花

尼崎市のなりたち

尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県阪神南地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。小田村・武庫村・立花村・大庄村・園田村・尼崎市です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の尼崎市になりました。

今の名前「尼崎市」は、1920年にあった尼崎市の名前を受け継いでいます。ほかの5の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の尼崎市が約7km²だったのに対し、今の尼崎市は約50km²と、およそ7.5倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は川辺郡・武庫郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧立花村の区域には立花駅(東海道本線)があります。

61920年の町村の数
4回合併・編入の回数
51km²今の面積
1947年いちばん新しい合併

「尼崎市」という名前

「尼崎」は、漁民や海で暮らす人々の住む、海へ突き出た土地を意味すると考えられています。中世の文書には「海士崎」「海人崎」「海崎」とも記されました。もとの尼崎は、今の阪神尼崎駅から大物駅の南側にあたる港町です。河口の砂州が陸地となった場所に生まれた名が、近世の城下町、近代の町や市の名へと受け継がれました。

まちの成り立ち

尼崎は港町から城下町へ、さらに阪神間の工業都市へと発展してきたまちです。1889年(明治22年)4月1日の町村制で、旧城下町を中心とする川辺郡尼崎町が発足しました。周辺には同郡の小田村・立花村・園田村と、武庫郡の大庄村・武庫村が置かれました。1916年4月1日、尼崎町と立花村の一部である東難波・西難波が合併し、尼崎市が生まれます。立花村の残る区域は、その後も村として続きました。1936年には尼崎市と小田村が新設合併し、同じ名の新しい尼崎市が発足しました。1942年には立花村・大庄村・武庫村の3村を編入し、1947年には園田村が加わりました。こうして、城下と港を中心とした市域が、武庫川から猪名川・神崎川にはさまれた平野へ広がりました。臨海部では埋め立てと工場の立地が進み、内陸にも住宅や工場、商店街が集まっていきます。旧町村の名は、中央・小田・大庄・立花・武庫・園田という地区名に受け継がれています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制により、川辺郡に尼崎町・小田村・立花村・園田村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制により、武庫郡に大庄村・武庫村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1916年4月1日大正5年川辺郡尼崎町と立花村の一部(東難波・西難波)が合併し、市制を施行して尼崎市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1936年4月1日昭和11年尼崎市と川辺郡小田村が新設合併し、改めて尼崎市が発足した。種類:新設合併 出典:www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp
  5. 1942年2月11日昭和17年川辺郡立花村と武庫郡大庄村・武庫村が尼崎市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  6. 1947年3月1日昭和22年川辺郡園田村が尼崎市に編入された。種類:編入 出典:www.sichouyouran.jp
  7. 2001年4月1日平成13年尼崎市が特例市となった。種類:その他 出典:www.sichouyouran.jp
  8. 2009年4月1日平成21年尼崎市が中核市となった。種類:その他 出典:www.sichouyouran.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

尼崎市1916〜今
園田村1889〜1947
武庫村1889〜1942
立花村1889〜1942同じ名前の駅:立花駅
大庄村1889〜1942
小田村1889〜1936

参考にした資料