今の本巣市
岐阜県の南西部から北の端まで南北に長く延びる市で、北部は福井県と境を接します。2004年に本巣町・真正町・糸貫町・根尾村が合併して誕生しました。市の西寄りを根尾川が南へ流れ、上流は能郷白山などの山々と金山峡谷などの渓谷、下流は扇状地と肥えた平野になっています。岐阜市に近い南部には住宅地や工場、大型商業施設が集まり、北部の根尾地域は山林が大半を占めます。淡墨桜や根尾谷断層など、全国に知られる自然の名所を抱えます。
今の本巣市の区域の人口は、2020年の国勢調査で32,928人です。今の区域で数えた1975年の26,197人とくらべると25.7%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は30.6%です。
主な産業:南部に製菓・電装機器・食品などの工場が立地し、富有柿など農業も盛んです。
特産品・名産
- 富有柿市の木も柿とする特産の果物
- アユ塩焼や刺身、鮎雑炊で味わう市の魚
見どころ・祭り
- 淡墨桜樹齢1500年以上とされる国の天然記念物
- 根尾谷断層国の特別天然記念物
- 真桑人形浄瑠璃国の重要無形民俗文化財
- 能郷の能・狂言古式を残す国の重要無形民俗文化財
- うすずみ温泉市内にある温泉
木柿花淡墨桜鳥うぐいす本巣市の木・花・鳥
本巣市のなりたち
本巣市(もとすし)は、岐阜県岐阜地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、9の町村がありました。山添村・文殊村・弾正村・真桑村・一色村・土貴野村・席田村・外山村・根尾村です。これらの町村が、8回の合併や編入を経て、今の本巣市になりました。
今の名前「本巣市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの9の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
1920年の時点で、この区域の町村は本巣郡に属していました。
「本巣市」という名前
市名の「本巣」は、市が属していた本巣郡の名に由来します。2004年(平成16年)2月1日に本巣郡の本巣町・真正町・糸貫町・根尾村が合併して新しい市をつくる際、郡名をとって本巣市と名づけられました。合併前の本巣町も、1950年に文殊村と山添村が合併してできた本巣村が始まりで、やはり郡の名を町名に用いていました。
まちの成り立ち
本巣市は、濃尾平野の北西の端から根尾川をさかのぼった山あいまでを含む、南北に長い市です。
1889年(明治22年)の町村制のころ、この地域は本巣郡・席田郡・大野郡の3つの郡にまたがり、小さな村がたくさんありました。1897年(明治30年)に郡が再編されて席田郡と大野郡の一部が本巣郡にまとめられ、同時に村の統合も行われて、席田村・外山村・山添村・真桑村・弾正村・一色村・土貴野村などができました。根尾谷では1904年に東根尾村・中根尾村・西根尾村が合併して根尾村が生まれています。西根尾村の水鳥は、1891年の濃尾地震で根尾谷断層が地表に大きく現れた場所として知られます。
昭和に入ると、1950年に文殊村と山添村が合併して本巣村が、1955年に真桑村と弾正村が合併して真正村が、一色村と土貴野村が合併して糸貫村が発足しました。1956年には本巣村が外山村と、糸貫村が席田村の大部分と一緒になり、席田村の芝原・加茂は北方町に入りました。その後、本巣村と糸貫村は1960年に、真正村は1964年に町となっています。
平成の大合併では、2004年(平成16年)2月1日に本巣町・真正町・糸貫町・根尾村の4町村が合併して本巣市が発足しました。市役所は当初、旧本巣町役場を本庁舎とし、旧町村の庁舎を分庁舎として使っていましたが、2024年(令和6年)7月に新庁舎が完成して、本庁舎と糸貫・真正の分庁舎は廃止されました。
年表
- 1889年7月1日明治22年町村制の施行により、本巣郡に文殊村・曽井中島村・山口村・外山村・木知原村・上真桑村・下真桑村・見延村・七五三村・板屋村・長嶺村など多数の村が、席田郡に上保村・郡府村・北野村・春近村・石原村・三橋村・仏生寺村が、大野郡に西根尾村・政田村・海老村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年7月1日明治22年大野郡の屋井村・石神村・上高屋村・数屋村・有里村・随原村が本巣郡の所属に変わった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1897年4月1日明治30年郡の再編により席田郡が本巣郡に統合され、大野郡の西根尾村・政田村などの区域も本巣郡に移った。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1897年4月1日明治30年本巣郡で村の統合が行われ、席田村(席田郡の7村と芝原村・加茂村)、外山村、山添村(曽井中島村・山口村)、真桑村、弾正村(旧大野郡の政田村など5村)、一色村、土貴野村、東根尾村、中根尾村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1904年4月1日明治37年東根尾村・中根尾村・西根尾村が合併し、根尾村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1950年6月1日昭和25年文殊村と山添村が合併し、本巣村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年真桑村と弾正村が合併し、真正村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年一色村と土貴野村が合併し、糸貫村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年糸貫村と席田村の大部分(上保・郡府・北野・春近・石原・三橋・仏生寺)が合併し、改めて糸貫村が発足した。席田村の残り(芝原・加茂)は北方町に編入された。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年本巣村と外山村が合併し、改めて本巣村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1960年4月1日昭和35年本巣村と糸貫村がそれぞれ町制を施行し、本巣町・糸貫町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1964年4月1日昭和39年真正村が町制を施行し、真正町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1969年2月1日昭和44年本巣町の一部(外山の一部)が岐阜市に編入された。種類:その他 出典:Wikipedia
- 2004年2月1日平成16年本巣町・真正町・糸貫町・根尾村が合併し、本巣市が発足した。種類:新設合併 出典:www.e-stat.go.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。
参考にした資料
- www.e-stat.go.jp/municipalities/cities/absorption-separation-of-municipalities/2
- ja.wikipedia.org/wiki/本巣市
- ja.wikipedia.org/wiki/本巣郡
- ja.wikipedia.org/wiki/大野郡_(美濃国)
- ja.wikipedia.org/wiki/席田郡_(岐阜県)
- ja.wikipedia.org/wiki/席田村_(岐阜県)
- ja.wikipedia.org/wiki/西根尾村
- ja.wikipedia.org/wiki/根尾村
- ja.wikipedia.org/wiki/本巣町
- ja.wikipedia.org/wiki/糸貫町
- ja.wikipedia.org/wiki/真正町