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渋谷区しぶやく

1920年には3の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の渋谷区になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の渋谷区

東京の都心西南部にあり、渋谷駅周辺の商業地と、原宿や表参道のファッションのまちが広がる区です。中央には明治神宮と代々木公園の大きな緑地があり、その周りには住宅地があります。千駄ヶ谷や代々木、幡ヶ谷なども、それぞれ異なるまちの姿を持ちます。駅前のスクランブル交差点や忠犬ハチ公像には多くの人が集まり、商業・文化と日々の暮らしが接しています。

今の渋谷区の区域の人口は、2020年の国勢調査で243,883人です。今の区域で数えた1980年の247,035人とくらべると1.3%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は18.9%です。

243,883人人口(2020年)
−1.3%1980年からの増減
15.11km²面積(国土地理院)
16,141人/km²人口密度
18.9%65歳以上の割合
247,0351980199020052020
15歳未満 10.5%15〜64歳 70.6%65歳以上 18.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:商業、ファッション、情報通信、広告などの産業が集まります。

特産品・名産

  • 渋生3種の酵母を使う渋谷の公認ビール
  • プティ シガール(ハチ公)ハチ公を描いた缶入りのロールクッキー
  • 渋谷御守交差点とハチ公を描いた渋谷のおみやげ

見どころ・祭り

  • 忠犬ハチ公像渋谷駅前に立つ秋田犬ハチ公の銅像
  • 渋谷駅前スクランブル交差点多くの人が行き交う駅前の交差点
  • 明治神宮・代々木公園区の中央に広がる大きな緑地

木ケヤキ花ハナショウブ渋谷区の木・花

渋谷区のなりたち

渋谷区(しぶやく)は、東京都区部の区です。今の区の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。代々幡町・千駄ヶ谷町・渋谷町です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の渋谷区になりました。

今の名前「渋谷区」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の代々幡町が約7km²だったのに対し、今の渋谷区は約15km²と、およそ2.1倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は豊多摩郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧千駄ヶ谷町の区域には千駄ヶ谷駅(中央本線)があります。旧渋谷町の区域には渋谷駅(山手線)があります。

31920年の町村の数
1回合併・編入の回数
15km²今の面積
1932年いちばん新しい合併

「渋谷区」という名前

渋谷の地名の由来には、地形や豪族の名にちなむ説などがありますが、はっきりしていません。1889年には渋谷村、1909年には渋谷町となり、1932年に千駄ヶ谷町、代々幡町とともに東京市へ編入された際、渋谷区の名前に受け継がれました。渋谷川の谷の周辺だけを表す地名から、原宿、千駄ヶ谷、代々木、幡ヶ谷などを含む区全体の名へと広がったものです。

まちの成り立ち

江戸時代の渋谷や代々木、千駄ヶ谷の地域には、農村や寺社、屋敷地が広がっていました。1889年の町村制施行で、南豊島郡に渋谷村、千駄ヶ谷村、代々幡村が発足しました。1896年の郡の再編後は豊多摩郡に属しました。鉄道の開通と駅周辺の発展に伴い、農地や屋敷地は住宅地や商業地へと変わっていきました。

千駄ヶ谷村は1907年、渋谷村は1909年、代々幡村は1915年に町となりました。1932年10月1日、渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が東京市に編入され、渋谷区が置かれました。渋谷の町名だけを改めたものではなく、3町の区域をまとめて市の新しい区とした再編でした。1943年7月1日の都制施行で東京府と東京市が廃止され、渋谷区は東京都の区となりました。1947年5月3日の地方自治法施行で渋谷区は特別区となりました。

戦後は交通網や大学、住宅地が発展し、1964年の東京オリンピックを契機に都市基盤の整備が進みました。渋谷駅周辺には商業やサービス業が集まり、原宿にはファッションの店が育ちました。明治神宮と代々木公園の大きな緑地、台地の住宅地、幡ヶ谷などの生活のまちもあり、駅周辺だけではない多様な姿を持っています。

年表

  1. 1889年5月1日明治22年町村制施行で南豊島郡渋谷村・千駄ヶ谷村・代々幡村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1896年4月1日明治29年南豊島郡と東多摩郡が統合され、豊多摩郡となった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1907年4月1日明治40年千駄ヶ谷村が町制を施行し、千駄ヶ谷町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  4. 1909年1月1日明治42年渋谷村が町制を施行し、渋谷町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1915年11月10日大正4年代々幡村が町制を施行し、代々幡町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1932年10月1日昭和7年渋谷町・千駄ヶ谷町・代々幡町が東京市へ編入され、渋谷区が発足した。種類:編入 出典:Wikipedia
  7. 1943年7月1日昭和18年東京都制の施行で東京府と東京市が廃止され、渋谷区は東京都の区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp
  8. 1947年5月3日昭和22年地方自治法が施行され、渋谷区が特別区となった。種類:その他 出典:www.tokyo-23city.or.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

渋谷区1932〜今
代々幡町1915〜1932
千駄ヶ谷町1907〜1932同じ名前の駅:千駄ヶ谷駅
渋谷町1909〜1932同じ名前の駅:渋谷駅

参考にした資料