今の九戸村
岩手県の北部にある九戸郡の村です。北上山地の丘陵に囲まれ、中央を南北に瀬月内川が流れます。川の西側は急峻な山々と波状の丘陵地、東側は小起伏の山地に挟まれた盆地です。平野部は川沿いの谷底平野に限られます。基幹産業は農業、林業、畜産業で、甘茶や鶏肉が特産品です。折爪岳にはヒメボタルが生息し、村内では南部箒や南部箪笥の工芸も受け継がれています。
今の九戸村の区域の人口は、2020年の国勢調査で5,378人です。今の区域で数えた1980年の8,496人とくらべると36.7%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は44.2%です。
主な産業:農業、林業、畜産業が基幹産業で、鶏肉や木炭の生産も行われています。
特産品・名産
- 甘茶国内有数の産地とされる
- 鶏肉ブロイラーの生産が盛ん
- 南部箒・南部箪笥村に伝わる伝統工芸
見どころ・祭り
- 折爪岳県立自然公園。ヒメボタルが生息する
- 九戸政実ゆかりの地村公式サイトが紹介する九戸政実の史跡
九戸村のなりたち
九戸村(くのへむら)は、岩手県県北の村です。今の村の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。江刺家村・伊保内村・戸田村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の九戸村になりました。
今の名前「九戸村」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の伊保内村が約62km²だったのに対し、今の九戸村は約142km²と、およそ2.3倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は九戸郡に属していました。
「九戸村」という名前
九戸村の名は、村が属する九戸郡の名と同じです。1955年(昭和30年)に戸田村・伊保内村・江刺家村の3村が合併したとき、どれか一つの村の名ではなく、九戸の名が新しい村の名になりました。九戸という地名の由来は、はっきりしていません。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日の町村制で、北九戸郡に戸田村・伊保内村・江刺家村の3村が生まれました。1897年(明治30年)には北九戸郡と南九戸郡が一つになり、3村は九戸郡に属しました。
昭和の大合併では、1955年(昭和30年)4月1日に伊保内村・江刺家村・戸田村が合併し、九戸村が発足しました。その後は合併せず、今の村の形が続いています。
村の面積のおよそ7割は山林です。二戸市・軽米町との境にそびえる折爪岳は県の自然公園に指定され、珍しいヒメボタルが群れをなして光ることで知られます。村ではブロイラーの飼育や甘茶の栽培が盛んで、南部箒や南部箪笥といった伝統工芸も受けつがれています。
村では山ぶどうジュースや切炭も評判で、全国から注文が寄せられています。岩手の県の木でもある南部アカマツを使った木工家具もつくられています。寒暖の差が大きく、夏は涼しく冬は寒さが厳しい土地で、かっけやひっつみなどの郷土料理が受けつがれています。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、北九戸郡に戸田村・伊保内村・江刺家村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1897年4月1日明治30年北九戸郡と南九戸郡が統合されて九戸郡となり、戸田村・伊保内村・江刺家村は九戸郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年九戸郡の伊保内村・江刺家村・戸田村が合併し、九戸村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。