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南アルプス市みなみあるぷすし

1920年には20の町村だった区域が、8回の合併・編入を経て、今の南アルプス市になりました。

20町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の南アルプス市

山梨県の西端にあり、甲府盆地の西部に位置するまちです。東は御勅使川が作った日本有数の大きな扇状地が広がり、西は北岳をはじめ3,000m級の山が連なる南アルプスです。市域全体が南アルプスユネスコエコパークに登録されています。扇状地では、ももやさくらんぼなどの果樹栽培が盛んで、春には桃の花が一面に咲きます。山あいの芦安は、登山の玄関口になっています。

今の南アルプス市の区域の人口は、2020年の国勢調査で69,459人です。今の区域で数えた1980年の54,123人とくらべると28.3%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は28.0%です。

69,459人人口(2020年)
+28.3%1980年からの増減
264.14km²面積(国土地理院)
263人/km²人口密度
28.0%65歳以上の割合
72,6351980199020052020
15歳未満 13.3%15〜64歳 58.7%65歳以上 28.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:もも・さくらんぼなどの果樹栽培、登山などの観光

特産品・名産

  • もも市内で生産が盛ん。市の木でもある
  • さくらんぼ旧白根町を中心に果樹園が広がる
  • 甲州鬼瓦加賀美で江戸時代から作られてきた瓦

見どころ・祭り

  • 北岳標高3,193m。国内第2位の高峰
  • 櫛形山山頂付近にアヤメ群落がある
  • 古長禅寺のビャクシン国指定の天然記念物
  • 三恵の大ケヤキ国指定の天然記念物

木モモ花アヤメ鳥ライチョウ南アルプス市の木・花・鳥

南アルプス市のなりたち

南アルプス市(みなみあるぷすし)は、山梨県中北地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、20の町村がありました。飯野村・在家塚村・鏡中條村・三恵村・藤田村・榊村・明穂村・野之瀬村・百田村・西野村・今諏訪村・大井村・落合村・南湖村・五明村・御影村・田之岡村・源村・豊村・芦安村です。これらの町村が、8回の合併や編入を経て、今の南アルプス市になりました。

今の名前「南アルプス市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの20の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の芦安村が約147km²だったのに対し、今の南アルプス市は約263km²と、およそ1.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は中巨摩郡に属していました。

201920年の町村の数
8回合併・編入の回数
264km²今の面積
2003年いちばん新しい合併

「南アルプス市」という名前

市名は、市の西側に連なる南アルプス(赤石山脈)にちなんでいます。2002年(平成14年)に、合併協議会の委員65名の投票で、一般公募の結果から決まりました。県外在住者も応募できたため、住民の意思が十分に反映されたのかという議論もありました。市名にカタカナを使う例は、コザ市(現・沖縄市)に続いて2番目で、外来語を含む市名は日本初とされています。

まちの成り立ち

南アルプス市の一帯には古代に官牧が置かれ、甲斐源氏の勢力の足場にもなりました。中世には加賀美遠光や、その子の小笠原長清が館を構えたと伝わります。江戸時代には南部の荊沢宿が、富士川の舟運と結ぶ宿場として栄えました。

1889年(明治22年)7月1日の町村制で、中巨摩郡に20の村が発足しました。1936年(昭和11年)に明穂村が町制を施行して小笠原町になり、1951年(昭和26年)には飯野村と在家塚村が合併して巨摩町が生まれます。昭和の大合併では、1954年(昭和29年)に鏡中条村・三恵村・藤田村が合併して若草村が、巨摩町・百田村・西野村・今諏訪村が合併して白根町が、小笠原町・榊村・野之瀬村が合併して櫛形町が生まれました。1955年(昭和30年)には落合村・大井村・五明村・南湖村が合併して甲西町が、1956年(昭和31年)には御影村と田之岡村が合併して八田村ができました。その後、源村が白根町に、豊村が櫛形町に編入され、若草村は1959年(昭和34年)に町制を施行しています。

平成の大合併では、2003年(平成15年)4月1日に櫛形町・若草町・白根町・甲西町・八田村・芦安村の6町村が新設合併して、南アルプス市が発足しました。市域は東の扇状地と、西の南アルプスの山々に分かれます。

年表

  1. 1889年7月1日明治22年町村制の施行により、中巨摩郡に御影村・田之岡村・源村・飯野村・芦安村・百田村・豊村・在家塚村・西野村・今諏訪村・三恵村・鏡中条村・藤田村・明穂村・榊村・野之瀬村・落合村・大井村・五明村・南湖村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1936年7月1日昭和11年明穂村が町制を施行するとともに改称し、小笠原町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1951年7月1日昭和26年飯野村と在家塚村が合併し、巨摩町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1954年3月10日昭和29年三恵村・鏡中条村・藤田村が合併し、若草村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1954年4月1日昭和29年巨摩町・百田村・西野村・今諏訪村が合併して白根町が、小笠原町・榊村・野之瀬村が合併して櫛形町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1955年4月1日昭和30年落合村・大井村・五明村・南湖村が合併し、甲西町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1956年5月3日昭和31年御影村と田之岡村が合併し、八田村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 1957年11月1日昭和32年源村の一部(大字曲輪田新田・飯野新田・築山)が白根町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  9. 1959年5月1日昭和34年源村が白根町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  10. 1959年10月1日昭和34年若草村が町制を施行し、若草町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  11. 1960年4月1日昭和35年豊村が櫛形町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  12. 2003年4月1日平成15年櫛形町・若草町・白根町・甲西町・八田村・芦安村が合併し、南アルプス市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

南アルプス市2003〜今
芦安村1889〜2003
櫛形町1954〜2003
豊村1889〜1960
榊村→さかき村1889〜1954
明穂村→小笠原町1889〜1954
野之瀬村1889〜1954
甲西町1955〜2003
大井村1889〜1955
落合村1889〜1955
南湖村1889〜1955
五明村1889〜1955
白根町1951〜2003
源村1889〜1959
百田村1889〜1954
西野村1889〜1954
今諏訪村1889〜1954
飯野村1889〜1951
在家塚村1889〜1951
若草村→若草町1954〜2003
鏡中條村1889〜1954
三恵村1889〜1954
藤田村1889〜1954
八田村1956〜2003
御影村1889〜1956
田之岡村1889〜1956

参考にした資料