今の笛吹市
山梨県のほぼ中央から東寄り、甲府盆地の東に広がるまちで、国中地方に含まれます。市の中央を笛吹川が流れ、日川や金川、浅川、境川などが注ぎます。盆地の底から御坂山地、秩父山地にかけて市域が広がり、森林が約5割を占めます。ももとぶどうの産地で、春には一面に桃の花が咲きます。石和温泉郷やワイナリーもあり、県内有数の観光地でもあります。
今の笛吹市の区域の人口は、2020年の国勢調査で66,947人です。今の区域で数えた1980年の55,950人とくらべると19.7%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は30.4%です。
主な産業:ももやぶどうなどの果樹栽培、石和温泉を中心とした観光、ワイン醸造
特産品・名産
- もも「桃・ぶどう日本一の郷」を宣言する産地
- ぶどうももと並ぶ市の代表的な果物
- 甲州ワイン市内で醸造される
見どころ・祭り
- 石和温泉郷市の代表的な温泉地
- 浅間神社甲斐国一宮。祭神は木花之開耶姫
- 甲斐国分寺甲斐国の国分寺
- 小山城市内にある城跡
木モモ花バラ鳥オオルリ笛吹市の木・花・鳥
笛吹市のなりたち
笛吹市(ふえふきし)は、山梨県峡東地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、24の町村がありました。北八代村・南八代村・増田村・高家村・岡村・中芦川村・鴬宿村・上芦川村・永井村・米倉村・錦村・金生村・石庫村・御代咲村・相興村・岡部村・英村・竹野原村・富士見村・春日居村・一宮村・石和町・黒駒村・境川村です。これらの町村が、15回の合併や編入を経て、今の笛吹市になりました。
今の名前「笛吹市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの24の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の黒駒村が約48km²だったのに対し、今の笛吹市は約201km²と、およそ4.2倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は東八代郡・東山梨郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、東八代郡は2006年(平成18年)8月1日に廃止されました、東山梨郡は2005年(平成17年)11月1日に廃止されました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧春日居村の区域には春日居町駅(中央本線)があります。旧石和町の区域には石和温泉駅(中央本線)があります。
「笛吹市」という名前
市名は、市内を流れる笛吹川からとられました。2004年(平成16年)に石和町・一宮町・御坂町・八代町・境川村・春日居町の6町村が合併して市が生まれたとき、この川の名が新しい市の名になりました。笛吹川は甲府盆地の東を流れ、市の中央を貫いています。川の名の語源そのものは、はっきりしていません。
まちの成り立ち
笛吹市の一帯は甲府盆地の東にあり、江戸時代には石和代官所が置かれました。
1889年(明治22年)7月1日の町村制で、東八代郡の石和村など29の村と、東山梨郡の岡部村・春日居村が発足しました。明治の後半には黒駒村・境川村・一宮村が村どうしの合併で生まれ、石和村は1903年(明治36年)に町制を施行しています。1941年(昭和16年)から翌年にかけては、八代村・芦川村・御所村・錦生村・浅間村が次々に生まれました。
昭和の大合併では、1954年(昭和29年)に一宮村・相興村・浅間村が合併して一宮町が、1955年(昭和30年)に錦生村・黒駒村が合併して御坂町が発足しました。1956年(昭和31年)には八代村と御所村が合併して八代町が、石和町・英村・岡部村が合併して改めて石和町が生まれます。1958年(昭和33年)に花鳥村が御坂町と八代町に分かれて編入され、1959年(昭和34年)には富士見村が石和町に加わりました。春日居村は1969年(昭和44年)に町制を施行しています。
平成の大合併では、2004年(平成16年)10月12日に石和町・一宮町・御坂町・八代町・境川村・春日居町が合併して笛吹市が発足しました。2006年(平成18年)8月1日には芦川村を編入し、東八代郡はなくなりました。市は2005年に「桃・ぶどう日本一の郷」を宣言しています。
年表
- 1889年7月1日明治22年町村制の施行により、東八代郡に石和村・英村・錦村・相興村・藤野木村・上黒駒村・下黒駒村・竹野原村・金生村・富士見村・上芦川村・中芦川村・鶯宿村・南八代村・北八代村・高家村・岡村・増田村・一桜村・国立村・清野村・米倉村・永井村・圭林村・五成村・藤垈村・寺尾村・御代咲村・石廩村が、東山梨郡に岡部村・春日居村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1892年4月1日明治25年上黒駒村・下黒駒村・藤野木村が合併し、黒駒村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1903年4月1日明治36年五成村・圭林村・藤垈村・寺尾村が合併し、境川村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1903年8月10日明治36年石和村が町制を施行し、石和町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1903年9月25日明治36年国立村・一桜村・清野村が合併し、一宮村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1931年9月1日昭和6年竹野原村が改称し、花鳥村となった。種類:改称 出典:Wikipedia
- 1941年4月1日昭和16年南八代村・北八代村・高家村・岡村・増田村が合併し、八代村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1941年8月1日昭和16年上芦川村・中芦川村・鶯宿村が合併し、芦川村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1942年4月1日昭和17年永井村と米倉村が合併し、御所村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1942年6月1日昭和17年錦村と金生村が合併し、錦生村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1942年7月1日昭和17年御代咲村と石廩村が合併し、浅間村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1954年12月10日昭和29年一宮村・相興村・浅間村が合併し、一宮町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年4月29日昭和30年錦生村と黒駒村が合併し、御坂町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年5月3日昭和31年八代村と御所村が合併し、八代町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年石和町・英村と東山梨郡岡部村が合併し、改めて東八代郡石和町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1957年3月20日昭和32年石和町の一部(国衙・成田)が御坂町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
- 1957年9月1日昭和32年石和町の一部(徳条・鎮目・国府)が東山梨郡春日居村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
- 1958年8月1日昭和33年花鳥村が分割され、大野寺と竹居の一部が御坂町に、奈良原と竹居の一部が八代町に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1959年4月1日昭和34年富士見村が石和町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1969年10月1日昭和44年春日居村が町制を施行し、春日居町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 2004年10月12日平成16年東八代郡の石和町・一宮町・御坂町・八代町・境川村と東山梨郡春日居町が合併し、笛吹市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 2006年8月1日平成18年芦川村が笛吹市に編入され、東八代郡はなくなった。種類:編入 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。