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甲斐市かいし

1920年には9の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の甲斐市になりました。

9町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の甲斐市

山梨県の北西部、国中地方にあるまちで、甲府盆地の中西部から北寄りに位置します。東側は甲府市と接し、JR中央本線や国道20号、中央自動車道で結ばれています。北の山地から亀沢川などが流れ、南は釜無川の平地です。甲府市のベッドタウンとして発展し、工業団地や商業施設もあります。昇仙峡へつながる山あいやワイナリー、信玄堤のある川辺など、自然や史跡も残っています。

今の甲斐市の区域の人口は、2020年の国勢調査で75,313人です。今の区域で数えた1980年の45,337人とくらべると66.1%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は26.7%です。

75,313人人口(2020年)
+66.1%1980年からの増減
71.95km²面積(国土地理院)
1,047人/km²人口密度
26.7%65歳以上の割合
75,3131980199020052020
15歳未満 13.6%15〜64歳 59.6%65歳以上 26.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:住宅地としての商業、工業団地、ぶどうやワインなどの農業と醸造

特産品・名産

  • やはたいも市の特産物として挙げられる芋
  • 赤坂とまと特産物として挙げられるトマト
  • 甲州ワインビーフ特産物として挙げられる牛肉

見どころ・祭り

  • 信玄堤武田信玄が築いた釜無川の堤防
  • 茅ヶ岳市の北にそびえる山
  • サントリー登美の丘ワイナリー市内のワイナリー
  • 慈照寺1489年(延徳元年)に開かれた寺

木ケヤキ花サクラ甲斐市の木・花

甲斐市のなりたち

甲斐市(かいし)は、山梨県中北地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、9の町村がありました。福岡村・松島村・清川村・睦沢村・吉沢村・登美村・塩崎村・龍王村・玉幡村です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の甲斐市になりました。

今の名前「甲斐市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの9の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の清川村が約15km²だったのに対し、今の甲斐市は約72km²と、およそ4.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は中巨摩郡・北巨摩郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、北巨摩郡は2006年(平成18年)3月15日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧塩崎村の区域には塩崎駅(中央本線)があります。

91920年の町村の数
5回合併・編入の回数
72km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「甲斐市」という名前

市名は、山梨県の旧国名である「甲斐国」に由来します。2004年(平成16年)に竜王町・敷島町・双葉町が合併して市が生まれたとき、この名が選ばれました。市章は、もとの三つの町を表す三枚の葉で頭文字の「K」を形づくり、ハートの形も図案にとり入れています。県の旧国名をそのまま市の名にした例です。

まちの成り立ち

甲斐市の一帯では、戦国時代に武田氏が釜無川の治水を進め、1560年(永禄3年)に信玄堤が築かれて、竜王に宿場が開かれました。城下町甲府の近くにあったため材木などを供給し、江戸時代には養蚕や甲州煙草の栽培が広まりました。

1889年(明治22年)7月1日の町村制で、中巨摩郡に竜王村・玉幡村・松島村・福岡村・睦沢村・吉沢村・清川村が、北巨摩郡に登美村・塩崎村が発足しました。1927年(昭和2年)に松島村と福岡村が合併して敷島村が生まれ、1946年(昭和21年)に町制を施行して敷島町となります。

昭和の大合併では、1954年(昭和29年)10月17日に敷島町と睦沢村・清川村・吉沢村が合併して改めて敷島町が発足し、1955年(昭和30年)3月5日には塩崎村と登美村が合併して双葉町が、1956年(昭和31年)9月30日には竜王村と玉幡村が合併して竜王町が生まれました。

平成の大合併では、2004年(平成16年)9月1日に中巨摩郡の竜王町・敷島町と北巨摩郡の双葉町が新設合併し、甲斐市が発足しました。東で甲府市と接し、そのベッドタウンとして人口が大きく増えています。

年表

  1. 1889年7月1日明治22年町村制の施行により、中巨摩郡に竜王村・玉幡村・松島村・福岡村・睦沢村・吉沢村・清川村が、北巨摩郡に登美村・塩崎村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1927年4月1日昭和2年松島村と福岡村が合併し、敷島村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  3. 1946年10月17日昭和21年敷島村が町制を施行し、敷島町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  4. 1954年10月17日昭和29年敷島町・睦沢村・清川村・吉沢村が合併し、改めて敷島町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1955年3月5日昭和30年塩崎村と登美村が合併し、北巨摩郡双葉町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1956年9月30日昭和31年竜王村と玉幡村が合併し、竜王町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1958年8月10日昭和33年双葉町の一部(宇津谷の一部)が韮崎市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  8. 2004年9月1日平成16年中巨摩郡の竜王町・敷島町と北巨摩郡双葉町が合併し、甲斐市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

甲斐市2004〜今
敷島町1927〜2004
清川村1889〜1954
睦沢村1889〜1954
吉沢村1889〜1954
福岡村1889〜1927
松島村1889〜1927
双葉町1955〜2004
登美村1889〜1955
塩崎村1889〜1955同じ名前の駅:塩崎駅
竜王町1956〜2004同じ名前の駅:竜王駅
龍王村1889〜1956
玉幡村1889〜1956

参考にした資料