今の稲敷市
茨城県南部、霞ヶ浦の南岸と利根川沿いに広がるまちです。北側の湖岸、内陸の台地、川沿いの低地という地形があり、各地で田畑が広がります。江戸崎の市街地のほか、新利根、桜川、東の地域が市を構成しています。水田での稲作に加え、湖岸ではレンコンの栽培も行われています。浮島などの湖岸には水辺の景観が残り、広い農地と旧町村の中心地がつながった、湖と川に縁の深いまちです。
今の稲敷市の区域の人口は、2020年の国勢調査で39,039人です。今の区域で数えた1980年の43,257人とくらべると9.8%減り、人口は1995年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は37.0%です。
主な産業:水田地帯の農業が中心で、湖や河川の自然を生かした観光も根付いています。
特産品・名産
- 江戸崎かぼちゃ地域の名産として親しまれる
- 稲しきのあげもち市内で作られる米の菓子
- 米広大な水田地帯で栽培される
見どころ・祭り
- 大杉神社地域の信仰を集める神社
- 横利根閘門水運を支えた歴史的な施設
- こもれび森のイバライド自然の中で体験を楽しむ施設
木サクラ花キク鳥ウグイス稲敷市の木・花・鳥
稲敷市のなりたち
稲敷市(いなしきし)は、茨城県県南地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、15の町村がありました。鳩崎村・沼里村・高田村・君賀村・伊崎村・本新島村・十余島村・太田村・柴崎村・根本村・浮島村・古渡村・阿波村・大須賀村・江戸崎町です。これらの町村が、9回の合併や編入を経て、今の稲敷市になりました。
今の名前「稲敷市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの15の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の本新島村が約19km²だったのに対し、今の稲敷市は約205km²と、およそ10.7倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は稲敷郡に属していました。
「稲敷市」という名前
稲敷市の名前は、合併に加わった四つの町村が属していた稲敷郡の名を受け継いでいます。稲敷郡は1896年に信太郡と河内郡の大部分をまとめて成立した郡です。2005年に江戸崎町・新利根町・桜川村・東町が合併し、新しい市の名前として稲敷が使われました。旧町村のどれか一つの名前をそのまま市名にしたのではなく、地域全体を表す郡名を採用した形です。
まちの成り立ち
稲敷市は、霞ヶ浦南岸と利根川沿いに広がる四町村が合併してできたまちです。1889年には江戸崎町や周辺の村々が発足しました。1896年に稲敷郡が成立し、1899年には利根川沿いの県境が整理されました。このとき千葉県側の町村の区域が茨城県に移り、十余島村と本新島村が成立しています。
昭和の合併では、1954年に江戸崎町・君賀村・沼里村・鳩崎村・高田村が新設合併しました。1955年には十余島村・本新島村・伊崎村が東村となり、根本村・柴崎村・太田村は新利根村となりました。古渡村と浮島村は桜川村を作り、翌年に阿波村を編入しました。東村には1958年に大須賀村が加わっています。湖と川に沿った多くの村が、四つの自治体にまとまった時期です。
1996年には新利根村と東村が町制を施行し、新利根町と東町になりました。江戸崎町・新利根町・桜川村・東町は2005年に新設合併し、稲敷市が生まれました。村から町への変化を経た地域と、村のまま市に加わった地域があります。現在の市は、昭和の四つのまとまりと、それ以前の湖岸・川沿いの村々を受け継いでいます。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、江戸崎町・鳩崎村・沼里村・高田村・君賀村・伊崎村・大須賀村・太田村・柴崎村・根本村・浮島村・古渡村・阿波村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、千葉県香取郡に佐原町・本新島村・新島村・十余島村・神崎村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1890年3月12日明治23年千葉県香取郡の神崎村が町制を施行し、神崎町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1896年4月1日明治29年江戸崎町など信太郡・河内郡の町村の所属郡が、新設された稲敷郡に変わった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1899年4月1日明治32年千葉県十余島村と神崎町の一部(小松・神崎新宿・神崎本宿・今の各一部)、本新島村の一部(野間谷原の一部)が茨城県に移り、十余島村が生まれた。種類:県境を越えた編入 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1899年4月1日明治32年千葉県本新島村の一部(利根川以南を除く区域)と新島村の一部(八筋川・境島・大島・三島の各一部)、佐原町の一部(佐原の一部)が茨城県に移り、本新島村が生まれた。種類:県境を越えた編入 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1954年11月3日昭和29年江戸崎町・君賀村・沼里村・鳩崎村・高田村が合併し、新たな江戸崎町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1955年1月5日昭和30年十余島村・本新島村・伊崎村が合併し、東村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1955年4月1日昭和30年根本村・柴崎村・太田村が合併し、新利根村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1955年4月1日昭和30年古渡村と浮島村が合併し、桜川村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1956年9月30日昭和31年阿波村が桜川村に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1958年2月20日昭和33年大須賀村が東村に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1996年6月1日平成8年新利根村が町制を施行し、新利根町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 1996年9月1日平成8年東村が町制を施行し、東町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ibaraki.jp
- 2005年3月22日平成17年江戸崎町・新利根町・桜川村・東町が合併し、市制を施行して稲敷市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。