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大洗町おおあらいまち

1920年には3の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の大洗町になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の大洗町

茨城県の海岸部で、那珂川の河口に近い太平洋岸のまちです。磯浜と大貫を中心とする市街地に、旧夏海村の一部の地域が加わっています。漁業と港の歴史があり、大洗港は海上交通の拠点でもあります。大洗海岸には岩場の景観が残り、周辺には海水浴場や水族館があります。大洗磯前神社は海辺の歴史を伝える場所です。港町の暮らしと海岸の観光が結びつき、内陸の農村の地域も含むまちとなっています。

今の大洗町の区域の人口は、2020年の国勢調査で15,715人です。今の区域で数えた1980年の21,244人とくらべると26.0%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は33.6%です。

15,715人人口(2020年)
−26.0%1980年からの増減
24.1km²面積(概算)
652人/km²人口密度
33.6%65歳以上の割合
21,2441980199020052020
15歳未満 9.9%15〜64歳 56.4%65歳以上 33.6%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:漁業や海産物の加工と、水族館や海辺の観光が地域を支えています。

特産品・名産

  • あんこう鍋冬の大洗で親しまれる郷土料理
  • 岩ガキ海の恵みを味わう地域の名物
  • みつだんご大洗に根付く昔ながらの菓子

見どころ・祭り

  • アクアワールド茨城県大洗水族館多様な海の生き物に出会う水族館
  • 大洗磯前神社海岸の神磯の鳥居でも知られる
  • 大洗マリンタワー町と海を見渡す展望施設

木マツ花ツツジ鳥カモメ大洗町の木・花・鳥

大洗町のなりたち

大洗町(おおあらいまち)は、茨城県県央地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。磯浜町・大貫町・夏海村です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の大洗町になりました。

今の名前「大洗町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

1920年の時点で、この区域の町村は東茨城郡・鹿島郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、鹿島郡は2005年(平成17年)10月11日に廃止されました。

31920年の町村の数
2回合併・編入の回数
24km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「大洗町」という名前

「大洗」は、1954年に磯浜町と大貫町が合併したときに採用された町名です。大洗の名は、古くから大洗磯前神社に結びつく記録にも見られ、海岸の地域を表す地名として使われてきました。旧二町のどちらかの名をそのまま継ぐのではなく、地域に親しまれた大洗を新しい町の名としました。翌年には旧夏海村の一部も加わり、現在につながる町の区域になっています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、東茨城郡磯浜町、大貫村と鹿島郡夏海村が発足しました。大貫村は1894年に町制を施行し、大貫町になりました。磯浜と大貫は、海岸の暮らしや漁業に結びつく隣り合った町でした。昭和の町村合併を促す動きの中で、二町の合併について調査や住民への説明が進められました。

1954年、二町の代表による合併の話し合いが行われ、協議会が設けられました。町議会で合併を決め、新町の建設計画などをまとめた上で、同年11月3日に大洗町が発足しました。磯浜町と大貫町が新設合併し、新しい名前の町となったものです。

翌1955年3月、夏海村は大谷村、諏訪村と合併して旭村になりました。その後、旭村の旧夏海地区の一部から、大洗町へ移る申し込みがありました。両町村の協議を経て、同年7月23日に旭村の一部が大洗町へ編入されました。大洗町に入ったのは、旧夏海地区の一部でした。町内には磯浜、大貫、神山、成田などの地名が残り、港や海岸の観光施設とともに、以前の地域の歩みを伝えています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、東茨城郡の磯浜町、大貫村と、鹿島郡の夏海村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1894年2月8日明治27年大貫村が町制を施行し、大貫町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ibaraki.jp
  3. 1954年11月3日昭和29年磯浜町、大貫町が新設合併し、大洗町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
  4. 1955年3月3日昭和30年夏海村、大谷村、諏訪村が新設合併し、旭村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
  5. 1955年7月23日昭和30年旭村の旧夏海地区の一部が大洗町に編入された。種類:一部編入 出典:www.town.oarai.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

大洗町1954〜今
夏海村1889〜1955
磯浜町1889〜1954
大貫町1894〜1954

参考にした資料