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釧路市くしろし

1920年には3の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の釧路市になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の釧路市

北海道東部、太平洋に面した港の市です。釧路川の河口に市街が開け、東北海道の中核都市です。釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園の二つの国立公園が市域にあり、阿寒湖のマリモは特別天然記念物です。2005年の合併で阿寒と音別が加わり、市域は白糠町を挟んで東西に分かれています。酪農や林業、水産業、製紙などの工業が営まれ、釧路港は国際定期コンテナ航路を持つ外港です。

今の釧路市の区域の人口は、2020年の国勢調査で165,077人です。今の区域で数えた1980年の227,234人とくらべると27.4%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は34.5%です。

165,077人人口(2020年)
−27.4%1980年からの増減
1,508.2km²面積(概算)
109人/km²人口密度
34.5%65歳以上の割合
227,2341980199020052020
15歳未満 10.2%15〜64歳 55.4%65歳以上 34.5%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:港を拠点にした水産業と、製紙・食料品などの製造業、酪農・林業が営まれます。

特産品・名産

  • 釧路ラーメン細ちぢれ麺の魚介系ラーメン
  • スパカツスパゲッティに豚カツをのせた料理
  • 清酒「福司」市内で造られる日本酒

見どころ・祭り

  • 釧路湿原ラムサール条約登録湿地
  • 阿寒湖マリモが特別天然記念物の湖
  • 釧路市動物園市内の動物園
  • 幣舞橋釧路川にかかる橋
  • モシリヤ砦跡アイヌの砦跡

木ハシドイ、エゾヤマザクラ、ナナカマド花キンレンカ、スズラン、エゾリンドウ釧路市の木・花

釧路市のなりたち

釧路市(くしろし)は、北海道釧路地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。舌辛村他・尺別村・釧路町です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の釧路市になりました。

今の名前「釧路市」は、1920年にあった釧路町の名前を受け継いでいます。ほかの2の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の釧路町が約437km²だったのに対し、今の釧路市は約1,508km²と、およそ3.5倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は白糠郡・釧路郡・阿寒郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧尺別村の区域には尺別駅(根室本線)があります。

31920年の町村の数
2回合併・編入の回数
1,508km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「釧路市」という名前

「釧路」は、アイヌ語に漢字を当てた地名とされますが、由来には諸説あり、定説はありません。「クッチャロ」(のど)、「クシュル」(通路)、「クスリ」(薬、温泉の意)のいずれかが変わったとする説などがあります。江戸時代には「クスリ」と呼ばれ、「久摺」「久寿里」の字が当てられていましたが、明治になって「釧路」に改められました。

まちの成り立ち

釧路では、1880年(明治13年)7月に戸長役場が開かれ、1884年に厚岸郡役所米町出張所が置かれました。1900年(明治33年)7月1日に一級町村制を施行して釧路町になりました。1920年(大正9年)7月1日に釧路町は区制を施行して釧路区となり、釧路村が分かれて置かれました。1922年(大正11年)8月1日に釧路区が市制を施行し、釧路市になっています。1923年(大正12年)に二級町村制を施行した鳥取村は、1943年に町制を施行して鳥取町になり、1949年(昭和24年)10月10日に釧路市へ編入されました。阿寒郡では舌辛村が1937年に阿寒村と改称して1957年に町制を施行し、白糠郡では尺別村が1922年に音別村と改称して1959年に町制を施行していました。2005年(平成17年)10月11日、釧路市と阿寒町、音別町が廃されて合わさり、新しい釧路市が設置されました。音別地区は白糠町を挟んで離れた飛び地になっています。港では石炭や木材、水産物が積み出され、物流の拠点として発展しました。

年表

  1. 1880年7月明治13年釧路に戸長役場が開かれた。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  2. 1900年7月1日明治33年釧路郡の釧路町に一級町村制が施行された。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  3. 1915年4月1日大正4年白糠郡の白糠村の戸長役場から尺別村の戸長役場が分かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  4. 1919年白糠郡の尺別村に二級町村制が施行された。種類:町村制 出典:Wikipedia
  5. 1920年7月1日大正9年釧路町に北海道区制が施行されて釧路区となり、同時に区域の一部が釧路村として分かれた。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  6. 1922年4月1日大正11年尺別村が音別村と改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  7. 1922年8月1日大正11年釧路区が市制を施行し、釧路市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  8. 1923年4月1日大正12年阿寒郡の舌辛村・蘇牛村・飽別村・徹別村の区域で二級町村制が施行されて舌辛村となり、同じ日に釧路郡の鳥取村にも二級町村制が施行された。種類:町村制 出典:Wikipedia
  9. 1937年4月1日昭和12年舌辛村の一部が分かれて鶴居村が置かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  10. 1937年6月15日昭和12年舌辛村が阿寒村と改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  11. 1943年6月9日昭和18年鳥取村が町制を施行し、鳥取町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  12. 1949年10月10日昭和24年釧路郡の鳥取町が釧路市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  13. 1957年1月1日昭和32年阿寒村が町制を施行し、阿寒町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  14. 1959年1月1日昭和34年音別村が町制を施行し、音別町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  15. 2005年10月11日平成17年釧路市・阿寒町・音別町が廃され、新設合併で釧路市が置かれた。種類:新設合併 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

釧路町→釧路市1900〜今
舌辛村他→阿寒村→阿寒町1889〜2005
尺別村→音別村→音別町1919〜2005同じ名前の駅:尺別駅

参考にした資料