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各務原市かかみがはらし

1920年には8の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の各務原市になりました。

8町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の各務原市

濃尾平野の北部、岐阜市の東隣にある市です。北部から東部には「各務原アルプス」と呼ばれる低い山並みが連なり、中央には台地が広がって、南端を流れる木曽川が愛知県との境になっています。航空自衛隊岐阜基地と川崎重工業の工場を中心に航空機関連の産業が集まる「空のまち」で、県内でも工業出荷額の多い市です。市民公園をはじめ大きな公園緑地が多く、新境川の百十郎桜や中山道の鵜沼宿、農村歌舞伎の芝居小屋・村国座などが残ります。

今の各務原市の区域の人口は、2020年の国勢調査で144,521人です。今の区域で数えた1975年の101,188人とくらべると42.8%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は28.6%です。

144,521人人口(2020年)
+42.8%1975年からの増減
87.81km²面積(国土地理院)
1,646人/km²人口密度
28.6%65歳以上の割合
145,6041975199020052020
15歳未満 13.1%15〜64歳 58.4%65歳以上 28.6%
今の区域の人口(国勢調査)。1975〜2010年は岐阜県による今の区域への組替集計、2015・2020年は総務省統計局の集計。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:航空機関連を中心に製造業が盛んで、台地では各務原にんじんなどの畑作も行われています。

特産品・名産

  • 各務原にんじん市を代表する名産の野菜
  • 各務原キムチ各務原にんじんを使ったご当地キムチ
  • 守口大根細長い大根。市内で生産される
  • 絵絹掛け軸などに使う絹地

見どころ・祭り

  • 新境川堤の桜(百十郎桜)日本さくら名所100選
  • 中山道 鵜沼宿脇本陣や町屋館、酒蔵が残る宿場
  • 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館航空機と宇宙開発の展示施設
  • 村国座農村歌舞伎の芝居小屋
  • 木曽川(日本ライン)飛騨木曽川国定公園の名勝

木まつ花つつじ各務原市の木・花

各務原市のなりたち

各務原市(かかみがはらし)は、岐阜県岐阜地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、8の町村がありました。更木村・前宮村・中屋村・各務村・蘇原村・那加村・鵜沼村・川島村です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の各務原市になりました。

今の名前「各務原市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの8の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の鵜沼村が約21km²だったのに対し、今の各務原市は約87km²と、およそ4.2倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は稲葉郡・羽島郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧各務村の区域には各務ケ原駅(高山本線)があります。旧蘇原村の区域には蘇原駅(高山本線)があります。旧那加村の区域には那加駅(高山本線)があります。旧鵜沼村の区域には鵜沼駅(高山本線)があります。

81920年の町村の数
5回合併・編入の回数
88km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「各務原市」という名前

市名の「各務原」は、古代の美濃国各牟(かかむ)郡、のちの各務(かかみ)郡の南に広がる原野(各務原台地)の呼び名に由来します。市の教育委員会の資料によれば、この原野は「各務野」と呼ばれ、江戸時代後期に「各務ヶ原」、昭和初期には「ヶ」を省いた「各務原」と書かれるようになりました。「各務」の語源は、鏡を作る技術者集団(鏡作部)にちなむという説と、「各牟」を名乗った渡来系の豪族に由来するという説があり、定まっていません。

「那加町、稲羽町、鵜沼町、蘇原町が合併し各務原市が誕生」── 各務原市「沿革」

まちの成り立ち

各務原市は、1963年(昭和38年)4月1日に稲葉郡の那加町・蘇原町・鵜沼町・稲羽町の4町が合併して誕生しました。1889年(明治22年)7月1日の町村制では、各務郡に那加村・鵜沼村・各務村・須衛村・三井村・前渡村・若宮村・持田村・三柿野村など16村、羽栗郡に川島村・中屋村の前身となる下中屋村・上中屋村・松本村など7村が置かれました。1897年(明治30年)4月1日の郡の再編で各務郡は稲葉郡に組み込まれ、同時に伊飛島村など6村が蘇原村に、小佐野村など4村が更木村に、前渡村と若宮村が前宮村に、各務村と須衛村が各務村にまとまり、羽島郡側でも大佐野村など6村が中屋村になりました。飛行場と航空機工場が置かれて人口が増えたこの地域では、那加村が1940年(昭和15年)2月11日、蘇原村が1943年4月1日、鵜沼村が同年10月1日に相次いで町制を施行します。昭和の大合併では、1955年(昭和30年)2月11日に更木村・前宮村と羽島郡の中屋村が郡をまたいで合併して稲羽町となり、4月1日には鵜沼町と各務村が合併して改めて鵜沼町が発足しました。この4町が1963年に合併して各務原市となり、稲葉郡は姿を消しました。木曽川の中州にあった羽島郡川島村は、昭和の合併の相手が決まらないまま1956年(昭和31年)に単独で町制を施行し、平成の大合併で2004年(平成16年)11月1日に各務原市へ編入されました。

年表

  1. 1889年7月1日明治22年町村制の施行により、各務郡に那加村(西市場村など9村が合併)・上戸村・大野村・小佐野村・三井村・前渡村・若宮村・鵜沼村・各務村・須衛村・伊飛島村・和合村・大宮村・古市場村・持田村・三柿野村が、羽栗郡に川島村(松倉村など5村が合併)・大佐野村・松本村・上中屋村・下中屋村・成清村・神置村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1897年4月1日明治30年郡制の施行に向けて各務郡・厚見郡と方県郡の一部が合わさって稲葉郡が、羽栗郡と中島郡が合わさって羽島郡が置かれた。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1897年4月1日明治30年村の統合が行われ、伊飛島村など6村が蘇原村に、小佐野村・三井村・大野村・上戸村が更木村に、前渡村と若宮村が前宮村に、各務村と須衛村が各務村に、羽島郡では大佐野村・松本村・上中屋村・下中屋村・成清村・神置村が中屋村にまとまった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1940年2月11日昭和15年那加村が町制を施行し、那加町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1943年4月1日昭和18年蘇原村が町制を施行し、蘇原町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1943年10月1日昭和18年鵜沼村が町制を施行し、鵜沼町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  7. 1955年2月11日昭和30年稲葉郡更木村・前宮村と羽島郡中屋村が合併し、町制を施行して稲葉郡稲羽町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 1955年4月1日昭和30年鵜沼町と各務村が合併し、改めて鵜沼町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  9. 1956年10月1日昭和31年川島村が町制を施行し、川島町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  10. 1963年4月1日昭和38年那加町・蘇原町・鵜沼町・稲羽町が合併して各務原市が発足し、稲葉郡は消滅した。種類:新設合併 出典:www.city.kakamigahara.lg.jp
  11. 2004年11月1日平成16年羽島郡川島町が各務原市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

各務原市1963〜今
川島村→川島町1889〜2004
蘇原村→蘇原町1897〜1963同じ名前の駅:蘇原駅
那加村→那加町1889〜1963同じ名前の駅:那加駅
鵜沼村→鵜沼町1889〜1963同じ名前の駅:鵜沼駅
各務村1889〜1955
稲羽町1955〜1963
更木村1897〜1955
前宮村1897〜1955
中屋村1897〜1955

参考にした資料