秋田県 › 横手市

横手市よこてし

1920年には27の町村だった区域が、14回の合併・編入を経て、今の横手市になりました。

27町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の横手市

秋田県内陸南部、横手盆地の中央部にある市です。東は奥羽山脈、西は出羽山地に挟まれ、雄物川と支流の横手川、皆瀬川、成瀬川などが流れます。市の大部分は平らな盆地で、城下町や在郷町を起こりとする市街地のまわりに農村集落が広がります。横手城の城下町として栄え、冬のかまくらや雪まつりでも知られる県南の中心都市です。

今の横手市の区域の人口は、2020年の国勢調査で85,555人です。今の区域で数えた1980年の120,479人とくらべると29.0%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は39.1%です。

85,555人人口(2020年)
−29.0%1980年からの増減
722.7km²面積(概算)
118人/km²人口密度
39.1%65歳以上の割合
120,4791980199020052020
15歳未満 10.0%15〜64歳 50.9%65歳以上 39.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:米やリンゴ、ブドウなどの農業がさかんで、食品加工や製造業もあります。

特産品・名産

  • 横手やきそば茹で麺と豚ひき肉・キャベツで作るご当地の味
  • いぶりがっこ大根をいぶしてから漬けた漬物
  • リンゴ増田・平鹿地域を中心に実る市の木

見どころ・祭り

  • 増田の町並み内蔵が並ぶ在郷町。重要伝統的建造物群保存地区
  • 横手公園(横手城址)二の丸跡に模擬天守が建つ
  • 保呂羽山波宇志別神社神楽殿室町時代後期の建築で重要文化財
  • 浅舞のケヤキ樹齢500年以上の県指定天然記念物
  • 秋田ふるさと村観光文化施設。県立近代美術館なども並ぶ

木リンゴ花サクラ鳥ハクチョウ横手市の木・花・鳥

横手市のなりたち

横手市(よこてし)は、秋田県県南の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、27の町村がありました。朝倉村・旭村・榮村・三重村・八沢木村・睦合村・植田村・西成瀬村・沼館町・福地村・里見村・明治村・田根森村・阿気村・黒川村・境町村・館合村・川西村・吉田村・浅舞町・金沢町・醍醐村・山内村・大森町・十文字村・増田町・横手町です。これらの町村が、14回の合併や編入を経て、今の横手市になりました。

今の名前「横手市」は、1920年にあった横手町の名前を受け継いでいます。ほかの26の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は仙北郡・平鹿郡・雄勝郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、平鹿郡は2005年(平成17年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧醍醐村の区域には醍醐駅(奥羽本線)があります。旧十文字村の区域には十文字駅(奥羽本線)があります。

271920年の町村の数
14回合併・編入の回数
723km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「横手市」という名前

「横手」の名は、南北朝時代の1353年の経文に「山北平賀横手」と記されたのが初見とされます。由来については、江戸時代の菅江真澄が、川の氾濫を防ぐために築いた「横土堤(よこどて)」が転じたものではないかと書き残しています。このほか、通路の「横の方向にある集落」を意味するとする説もあります。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制の施行で、平鹿郡に横手町が発足しました。周りには増田・浅舞・沼館・大森・十文字などの村が置かれ、その多くは明治から大正にかけて町制を施行しています。横手町は1933年(昭和8年)に朝倉村を編入し、1951年(昭和26年)4月1日には栄村と旭村を編入すると同時に市制を施行して、横手市となりました。

昭和の大合併では、1955年(昭和30年)4月に境町村と黒川村が、1956年(昭和31年)9月には仙北郡の金沢町が横手市に編入されました。金沢町の北部は1958年に仙南村へ移っています。周りでも、十文字町・雄物川町・大森町・増田町・大雄村・平鹿町が、近くの町村との合併で形づくられました。雄勝郡の明治村の大沢地区は雄物川町に、西成瀬村は増田町に加わっています。その後も、町村のあいだで区域の一部をやりとりする編入がたびたび行われました。

2005年(平成17年)10月1日、横手市と増田町・平鹿町・雄物川町・大森町・十文字町・山内村・大雄村の1市5町2村が合併し、新しい横手市が発足しました。市域は、かつての平鹿郡のほぼ全体にあたります。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、平鹿郡に横手町と、増田村・浅舞村・沼館村・大森村・山内村・栄村・醍醐村・十文字村・植田村・睦合村・吉田村・福地村・里見村・八沢木村・館合村・阿気村・田根森村・旭村・朝倉村・境町村・黒川村・川西村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、仙北郡に金沢村が、雄勝郡に西成瀬村と明治村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1892年平鹿郡十文字村の一部(十五野新田・上鍋倉・鼎)が分かれて三重村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  4. 1895年1月9日明治28年平鹿郡増田村が町制を施行して増田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1895年8月30日明治28年平鹿郡浅舞村が町制を施行して浅舞町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1897年8月31日明治30年仙北郡金沢村が町制を施行して金沢町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  7. 1901年7月23日明治34年平鹿郡の沼館村と大森村が町制を施行し、沼館町と大森町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  8. 1922年10月1日大正11年平鹿郡十文字村が町制を施行して十文字町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.akita.lg.jp
  9. 1933年4月15日昭和8年平鹿郡朝倉村が横手町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  10. 1951年4月1日昭和26年平鹿郡の栄村と旭村が横手町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  11. 1951年4月1日昭和26年平鹿郡横手町が市制を施行して横手市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.akita.lg.jp
  12. 1954年4月15日昭和29年平鹿郡三重村の一部が浅舞町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  13. 1954年10月1日昭和29年平鹿郡の十文字町と三重村が合併し、新しい十文字町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  14. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡の境町村と黒川村が横手市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  15. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡の十文字町・植田村・睦合村が合併し、新しい十文字町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  16. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡の沼館町・福地村・里見村と雄勝郡明治村の一部(大沢)が合併し、雄物川町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  17. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡の大森町と八沢木村が合併し、新しい大森町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  18. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡増田町と雄勝郡西成瀬村が合併し、新しい平鹿郡増田町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  19. 1955年4月1日昭和30年平鹿郡の田根森村と阿気村が合併して大雄村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  20. 1955年10月10日昭和30年平鹿郡館合村が分かれ、薄井と宮田の一部が雄物川町に、宮田の残りが大雄村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  21. 1956年1月25日昭和31年平鹿郡川西村が大森町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  22. 1956年9月20日昭和31年平鹿郡の浅舞町と吉田村が合併して平鹿町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp
  23. 1956年9月30日昭和31年仙北郡金沢町が横手市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  24. 1956年10月1日昭和31年十文字町の一部が雄勝郡羽後町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  25. 1956年10月20日昭和31年十文字町の一部が平鹿町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  26. 1957年4月1日昭和32年平鹿郡醍醐村が平鹿町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  27. 1957年4月1日昭和32年十文字町の一部が雄物川町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  28. 1957年6月1日昭和32年雄勝郡稲庭川連町の一部(戸波と三又のうち羽場)が増田町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  29. 1957年6月20日昭和32年雄物川町の一部が平鹿町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  30. 1957年11月1日昭和32年大曲市の一部が大雄村に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  31. 1958年4月1日昭和33年由利郡大内村の一部が大森町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  32. 1958年4月22日昭和33年横手市の一部(旧金沢町の北部)が仙北郡仙南村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  33. 1959年4月10日昭和34年平鹿町の一部が大雄村に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.akita.lg.jp
  34. 1959年11月1日昭和34年平鹿郡山内村の一部(大沢の大部分)が横手市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  35. 2005年10月1日平成17年横手市と平鹿郡の増田町・平鹿町・雄物川町・大森町・十文字町・山内村・大雄村が合併し、新しい横手市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.akita.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

横手町→横手市1889〜今
山内村1889〜2005
大森町1901〜2005
川西村1889〜1956
八沢木村1889〜1955
十文字村→十文字町1889〜2005同じ名前の駅:十文字駅
睦合村1889〜1955
植田村1889〜1955
三重村1889〜1954
増田町1895〜2005
西成瀬村1889〜1955
雄物川町1955〜2005
館合村1889〜1955
沼館町1901〜1955
福地村1889〜1955
里見村1889〜1955
明治村1889〜1955
大雄村1955〜2005
田根森村1889〜1955
阿気村1889〜1955
平鹿町1956〜2005
醍醐村1889〜1957同じ名前の駅:醍醐駅
吉田村1889〜1956
浅舞町1895〜1956
金沢町1897〜1956
黒川村1889〜1955
境町村1889〜1955
旭村1889〜1951
榮村→栄村1889〜1951
朝倉村1889〜1933

参考にした資料