今の小坂町
秋田県北東部、鹿角盆地の北側にある町です。青森県との県境に近く、北東部には十和田湖が広がります。町域の大半は森林で、小坂川や荒川が流れます。明治以来、小坂鉱山の町として栄え、鉱山の技術を生かした金属のリサイクル産業が今も立地しています。鉱山時代の洋風建築や芝居小屋が残り、十和田湖とあわせて観光の拠点にもなっています。
今の小坂町の区域の人口は、2020年の国勢調査で4,780人です。今の区域で数えた1980年の10,526人とくらべると54.6%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は44.9%です。
主な産業:鉱山の精錬技術を生かした金属リサイクル産業と、十和田湖などの観光が柱です。
特産品・名産
- 十和田湖ひめます十和田湖で育つヒメマス。町の魚
- 小坂七滝ワイン町で育てたブドウで造る日本ワイン
- アカシアはちみつ町の花アカシアから採るはちみつ
見どころ・祭り
- 康楽館明治の芝居小屋で重要文化財
- 小坂鉱山事務所明治の鉱山事務所の建物で重要文化財
- 小坂鉄道レールパーク小坂鉄道の小坂駅跡を整備した施設
- 十和田湖町の北東部に広がる湖
- 明治百年通りアカシアの並ぶ通り。かおり風景100選
木ベニヤマザクラ花アカシア小坂町の木・花
小坂町のなりたち
小坂町(こさかまち)は、秋田県県北の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、2の町村がありました。七滝村・小坂町です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の小坂町になりました。
今の名前「小坂町」は、1920年にあった小坂町の名前を受け継いでいます。ほかの1の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
面積は、1920年の小坂町が約134km²だったのに対し、今の小坂町は約214km²と、およそ1.6倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は鹿角郡に属していました。
「小坂町」という名前
「小坂」という地名の由来は、はっきりしていません。江戸時代から小坂村の名があり、1889年(明治22年)の町村制で、小坂村と小坂鉱山をあわせた区域に鹿角郡小坂村が置かれました。1914年(大正3年)に町制を施行して小坂町となり、鉱山の名も町の名も同じ「小坂」です。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日の町村制の施行で、鹿角郡に小坂村と七滝村が発足しました。1884年(明治17年)に藤田組が政府から小坂鉱山の払い下げを受けて事業を始め、小坂村は鉱山とともに町場として開けていきます。1908年(明治41年)には大館から小坂までの鉄道が敷かれ、翌年から旅客を運ぶようになりました。
1914年(大正3年)5月、小坂村は町制を施行して小坂町となります。鉱山では明治の終わりごろから煙害が深刻になり、山の緑を取り戻すためにアカシアが植えられました。その花は今、町の花になっています。
1955年(昭和30年)4月1日、小坂町と七滝村が合併し、新しい小坂町が発足しました。翌1956年(昭和31年)には、山根と上向の一部が隣の十和田町に移っています。平成の大合併では合併を選ばず、小坂町として続いています。小坂鉄道は1994年(平成6年)に旅客営業を終え、2009年(平成21年)に廃止されました。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、鹿角郡に小坂村と七滝村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1914年5月15日大正3年鹿角郡小坂村が町制を施行して小坂町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年鹿角郡の小坂町と七滝村が合併し、新しい小坂町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年小坂町の一部(大字山根と大字上向の一部)が十和田町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。