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新城市しんしろし

1920年には13の町村だった区域が、7回の合併・編入を経て、今の新城市になりました。

13町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の新城市

愛知県の東部、豊橋平野の北端にあり、豊橋市や豊川市の北で旧設楽郡の玄関口にあたるまちです。本宮山などの山々に囲まれ、市の中央を豊川が流れます。川沿いに田畑が開け、農業生産額では採卵用の鶏が多く、野菜・米・果物が続きます。長篠の戦いの舞台であり、2005年の合併で鳳来寺山のある鳳来地区や作手の山あいも市域に加わりました。

今の新城市の区域の人口は、2020年の国勢調査で44,355人です。今の区域で数えた1980年の54,239人とくらべると18.2%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は36.4%です。

44,355人人口(2020年)
−18.2%1980年からの増減
499.23km²面積(国土地理院)
89人/km²人口密度
36.4%65歳以上の割合
54,9651980199020052020
15歳未満 10.7%15〜64歳 52.9%65歳以上 36.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:農業(採卵鶏・野菜・米・果物)

特産品・名産

  • 日本茶名産として挙げられる
  • 鳳来牛名物として挙げられる
  • 鮎名物として挙げられる
  • 五平餅名物料理

見どころ・祭り

  • 長篠城趾国の史跡、日本100名城。設楽原古戦場とともに知られる
  • 鳳来寺(鳳来寺山)鳳来寺山にある古刹
  • 古宮城市指定史跡、続日本100名城
  • 甘泉寺のコウヤマキ国指定天然記念物
  • 宇連ダム(鳳来湖)宇連ダムによってできた湖

木ヤマザクラ花ササユリ鳥コノハズク新城市の木・花・鳥

新城市のなりたち

新城市(しんしろし)は、愛知県東三河地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、13の町村がありました。東郷村・千郷村・舟着村・八名村・鳳来寺村・七郷村・長篠村・大野町・三輪村・海老町・山吉田村・作手村・新城町です。これらの町村が、7回の合併や編入を経て、今の新城市になりました。

今の名前「新城市」は、1920年にあった新城町の名前を受け継いでいます。ほかの12の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は八名郡・北設楽郡・南設楽郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、南設楽郡は2005年(平成17年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧長篠村の区域には長篠城駅(飯田線)があります。

131920年の町村の数
7回合併・編入の回数
499km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「新城市」という名前

「新城」の名は戦国時代の文書にすでに見えます。1561年(永禄4年)に松平元康(のちの徳川家康)が菅沼定氏に与えた判物の写しに「新城・田嶺・武節三所」とあり、1574年(天正2年)の永住寺の追鐘銘には「三州設楽郡新城村」と刻まれています。名前の由来そのものは確認できた資料には書かれておらず、ここでは古くから使われてきた地名であることだけをお伝えします。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)10月1日の町村制施行で、南設楽郡に新城町が発足しました。周辺では、明治39年(1906年)に村の統合が進み、南設楽郡に千郷村・東郷村・作手村・鳳来寺村が、八名郡に七郷村・舟着村・八名村が生まれています。昭和の大合併では、1955年(昭和30年)4月15日に新城町・千郷村・東郷村と八名郡の舟着村・八名村が合併して改めて新城町が発足し、1958年(昭和33年)11月1日に市制を施行して新城市となりました。一方、北の山あいでは1956年(昭和31年)4月1日に長篠村・鳳来寺村と八名郡の大野町・七郷村が合併して鳳来町が生まれ、同じ年に北設楽郡三輪村の一部(川合など)、海老町、八名郡の山吉田村が加わりました。山吉田村の編入で八名郡は消滅しています。1956年9月30日には、新城町と鳳来町の間で乗本と横川・布里の一部を互いに編入し合う境界の調整も行われました。平成の大合併では、2005年(平成17年)10月1日に新城市・鳳来町・作手村が新設合併して今の新城市が発足し、南設楽郡は消滅しました。旧作手村の大字には、合併後「作手」の名が冠されています。

年表

  1. 1889年10月1日明治22年町村制の施行により、南設楽郡に新城町・千秋村・西郷村・平井村・石座村・信楽村・長篠村・鳳来寺村・海老村・巴村・菅沼村・田原村・愛郷村・布里村・只持村・一色村・塩瀬村・保永村・杉平村・高松村・大和田村・田代村・荒原村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年10月1日明治22年町村制の施行により、八名郡に富岡村・山吉田村・大野村・高岡村・乗本村・日吉村・長部村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年10月1日明治22年町村制の施行により、北設楽郡に三輪村(長岡村・奈根村の大部分・川合村の大部分が合併)が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1890年10月20日明治23年八名郡大野村が分割され、名号村・名越村・能登瀬村・井代村・睦平村・細川村・大野村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  5. 1892年4月18日明治25年八名郡大野村が町制を施行し、大野町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1894年4月28日明治27年南設楽郡海老村が町制を施行し、海老町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  7. 1906年南設楽郡の只持村・塩瀬村・布里村・一色村・愛郷村・鳳来寺村が合併し、改めて鳳来寺村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 1906年5月1日明治39年南設楽郡の千秋村・西郷村が合併して千郷村が、平井村・信楽村・石座村が合併して東郷村が、巴村・田原村・菅沼村・高松村・田代村・杉平村・保永村・荒原村・大和田村が合併して作手村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  9. 1906年7月1日明治39年八名郡の高岡村・名号村・名越村・能登瀬村・井代村・睦平村・細川村が合併して七郷村が、乗本村・日吉村が合併して舟着村が、長部村・富岡村が合併して八名村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  10. 1955年4月15日昭和30年南設楽郡の新城町・千郷村・東郷村と八名郡の舟着村・八名村が合併し、改めて南設楽郡新城町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  11. 1956年4月1日昭和31年南設楽郡の長篠村・鳳来寺村と八名郡の大野町・七郷村が合併し、南設楽郡鳳来町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  12. 1956年7月1日昭和31年北設楽郡三輪村が分割され、大字川合と大字長岡の一部(池場)が南設楽郡鳳来町に、残りが北設楽郡東栄町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  13. 1956年9月30日昭和31年南設楽郡海老町と八名郡山吉田村が南設楽郡鳳来町に編入され、八名郡は消滅した。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1956年9月30日昭和31年新城町の一部(乗本)が鳳来町に、鳳来町の一部(横川・布里の各一部)が新城町にそれぞれ編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  15. 1958年11月1日昭和33年南設楽郡新城町が市制を施行して新城市となり、郡を離れた。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  16. 2005年10月1日平成17年新城市と南設楽郡の鳳来町・作手村が合併し、改めて新城市が発足して、南設楽郡は消滅した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

新城町→新城市1889〜今
作手村1906〜2005
鳳来町1956〜2005
海老町1894〜1956
山吉田村1889〜1956
三輪村1889〜1956
鳳来寺村1889〜1956
七郷村1906〜1956
長篠村1889〜1956
大野町1892〜1956
東郷村1906〜1955
千郷村1906〜1955
舟着村1906〜1955
八名村1906〜1955

参考にした資料