徳島県 › 吉野川市

吉野川市よしのがわし

1920年には12の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の吉野川市になりました。

12町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の吉野川市

徳島県の北東部にあり、吉野川のほぼ南岸に広がる市です。東の鴨島は商業、中央の川島は城下町、西の山川は高越山がそびえる自然、南の美郷は山村と、それぞれ異なる顔を持ちます。吉野川の水を生かした農業が盛んで、なすやぶどう、美郷の梅などが作られています。藤井寺など四国八十八ヶ所の札所もあります。

今の吉野川市の区域の人口は、2020年の国勢調査で38,772人です。今の区域で数えた1980年の48,677人とくらべると20.3%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は38.4%です。

38,772人人口(2020年)
−20.3%1980年からの増減
144.14km²面積(国土地理院)
269人/km²人口密度
38.4%65歳以上の割合
49,3021980199020052020
15歳未満 10.2%15〜64歳 51.4%65歳以上 38.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:野菜や果樹、美郷の梅などの農業と、商業が中心です。

特産品・名産

  • なす阿波市とともに県内の主要産地
  • ぶどう平坦部で栽培される果樹
  • 梅美郷地域は古くからの産地で、梅酒特区に認定

見どころ・祭り

  • 高越山山川にそびえる霊峰
  • 藤井寺四国八十八ヶ所の第11番札所
  • 江川の湧水名水百選
  • 壇の大クス県の天然記念物

木オンツツジ花キク鳥カワセミ吉野川市の木・花・鳥

吉野川市のなりたち

吉野川市(よしのがわし)は、徳島県東部の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、12の町村がありました。牛島村・西尾村・森山村・三山村・東山村・中枝村・山瀬村・川田村・学島村・柿島村・鴨島町・川島町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の吉野川市になりました。

今の名前「吉野川市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの12の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の中枝村が約32km²だったのに対し、今の吉野川市は約141km²と、およそ4.3倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は阿波郡・麻植郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、阿波郡は2005年(平成17年)4月1日に廃止されました、麻植郡は2004年(平成16年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧牛島村の区域には牛島駅(徳島線)があります。旧山瀬村の区域には山瀬駅(徳島線)があります。旧川田村の区域には川田駅(徳島線)があります。旧鴨島町の区域には鴨島駅(徳島線)があります。

121920年の町村の数
4回合併・編入の回数
144km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「吉野川市」という名前

市名は、2002年(平成14年)7月から8月にかけて行われた新市名の公募で決まりました。応募は2,396通、有効2,284通で、896種類の名称が集まりました。1位の「麻植市」と2位の「吉野川市」に絞り、第七回の合併協議会で協議し、「吉野川市」と決めました。市は2004年(平成16年)10月1日に、鴨島町・川島町・山川町・美郷村が合わさって生まれました。

まちの成り立ち

吉野川市は、吉野川のほぼ南岸にある市で、国道192号が通ります。2004年(平成16年)10月1日に麻植郡の鴨島町・川島町・山川町・美郷村が新設合併して生まれ、このとき麻植郡はなくなりました。徳島県で初めての郡の消滅でした。鴨島町は、1908年(明治41年)に鴨島村が町制を施行して発足し、1954年(昭和29年)に森山村・西尾村・牛島村と合わさって改めて発足しました。川島町は、1907年(明治40年)に桑川村が町制を施行して名を改めた町で、1955年(昭和30年)に学島村と合わさりました。山川町は、1955年(昭和30年)に山瀬町・川田町と三山村の一部が合わさって生まれました。美郷村は、同じ年に東山村の残りと中枝村の残りなどが合わさって発足しました。市の東部の鴨島は商業、中央の川島は城下町、西部の山川は霊峰高越山の自然、南部の美郷は山村と、それぞれの個性があります。

年表

  1. 1889年10月1日明治22年町村制の施行により、麻植郡に牛島村・森山村・西尾村・鴨島村・桑川村・学島村・山瀬村・川田村・三山村・中枝村・東山村、阿波郡に柿島村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  2. 1907年10月1日明治40年麻植郡桑川村が町制を施行し、川島町に改称した。種類:町制施行 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  3. 1908年7月20日明治41年麻植郡鴨島村が町制を施行して鴨島町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  4. 1923年5月5日大正12年麻植郡山瀬村が町制を施行して山瀬町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  5. 1928年11月10日昭和3年麻植郡川田村が町制を施行して川田町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  6. 1954年3月20日昭和29年板野郡一条町の一部(西条の先須賀・四ツ屋)が麻植郡牛島村に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  7. 1954年3月31日昭和29年麻植郡の鴨島町・牛島村・森山村・西尾村が合併し、改めて鴨島町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  8. 1955年1月1日昭和30年麻植郡の山瀬町・川田町と三山村の一部が合併して山川町が発足した。同じ日に東山村の一部(樋山路)が鴨島町に編入され、東山村の残り・中枝村の残り・三山村の残りが合併して美郷村が発足した。中枝村の一部は木屋平村に編入された。種類:新設合併 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  9. 1955年2月11日昭和30年麻植郡の川島町と学島村が合併し、改めて川島町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  10. 1957年3月31日昭和32年阿波郡柿島村の知恵島が麻植郡鴨島町に編入された。柿島村の残りは板野郡吉野町の新設に加わった。種類:一部編入 出典:www.pref.tokushima.lg.jp
  11. 2004年10月1日平成16年麻植郡の鴨島町・川島町・山川町・美郷村が合併し、市制を施行して吉野川市が発足した。麻植郡はこのとき消滅した。種類:新設合併 出典:www.pref.tokushima.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

吉野川市2004〜今
鴨島町1908〜2004同じ名前の駅:鴨島駅
柿島村1889〜1957
牛島村1889〜1954同じ名前の駅:牛島駅
西尾村1889〜1954
森山村1889〜1954
川島町1907〜2004
学島村1889〜1955
美郷村1955〜2004
三山村1889〜1955
東山村1889〜1955
中枝村1889〜1955
山川町1955〜2004
山瀬村→山瀬町1889〜1955同じ名前の駅:山瀬駅
川田村→川田町1889〜1955同じ名前の駅:川田駅

参考にした資料