今の浜松市
静岡県西部、遠州地方の中心となる政令指定都市です。東に天竜川、西に浜名湖、南に遠州灘があり、北の天竜区は赤石山脈の南端に続く山間部です。中心部は三方原台地や天竜川の低地に広がります。家康が若い時期を過ごした城下町で、明治以降は織物、楽器、オートバイ、光電子技術などの工業都市として発展しました。浜名湖周辺ではウナギやミカンの生産が盛んです。
今の浜松市の区域の人口は、2020年の国勢調査で790,718人です。今の区域で数えた1980年の698,982人とくらべると13.1%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は28.3%です。
主な産業:楽器・輸送用機器・光電子技術などの製造業と、ミカン・ウナギ・野菜などの農水産業が盛んです。
特産品・名産
- 浜松餃子独特の餃子文化から生まれた名物
- うなぎ浜名湖の養殖うなぎ
- 三ヶ日みかん三ヶ日地区のブランドみかん
見どころ・祭り
- 浜松城家康の居城。出世城とも呼ばれる
- 中田島砂丘遠州灘に面した市南部の砂丘
- 浜松市楽器博物館世界の楽器を集めた市立の博物館
- 龍潭寺井伊氏ゆかりの寺
- 浜名湖舘山寺温泉など周辺に観光地が集まる
木マツ花ミカン鳥ウグイス浜松市の木・花・鳥
浜松市のなりたち
浜松市(はままつし)は、静岡県西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、62の町村がありました。天神町村・市野村・天王村・曳馬村・富塚村・白脇村・蒲村・新津村・河輪村・五島村・龍池村・豊西村・井伊谷村・金指町・笠井町・中ノ町村・和田村・三方原村・吉野村・飯田村・芳川村・東浜名村・神久呂村・都田村・中川村・気賀町・北庄内村・南庄内村・村櫛村・鎮玉村・伊平村・奥山村・麁玉村・赤佐村・中瀬村・北浜村・小野口村・城西村・山香村・浦川村・熊切村・犬居村・熊村・龍川村・上阿多古村・光明村・下阿多古村・二俣町・和地村・伊佐見村・入野村・気多村・積志村・篠原村・可美村・奥山村・佐久間村・龍山村・西浜名村・雄踏村・舞阪町・浜松市です。これらの町村が、27回の合併や編入を経て、今の浜松市になりました。
今の名前「浜松市」は、1920年にあった浜松市の名前を受け継いでいます。ほかの61の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
1920年の時点で、この区域の町村は周智郡・引佐郡・浜名郡・磐田郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、浜名郡は2010年(平成22年)3月23日に廃止されました、磐田郡は2005年(平成17年)7月1日に廃止されました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧金指町の区域には金指駅(天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線)があります。旧都田村の区域には都田駅(天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線)があります。旧気賀町の区域には気賀駅(天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線)があります。旧城西村の区域には城西駅(飯田線)があります。旧浦川村の区域には浦川駅(飯田線)があります。
「浜松市」という名前
「浜松」は、古代の「濱津郷(はまつ)」に由来すると考えられています。伊場遺跡から出た木簡に「濱津郷」の文字があり、港や渡し場を意味する「津」が名のもとだったとされます。のちに「はままつ」と変わった時期はよくわかっていません。徳川家康は、曳馬城を広げた城を近くの町の呼び名にちなんで浜松城と改め、城下町も浜松と呼ばれるようになりました。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日の町村制で敷知郡浜松町が発足し、1911年(明治44年)7月1日に市制を施行して浜松市となりました。その後は周りの町村を取り込んで広がります。1921年(大正10年)に天神町村、1936年に曳馬町と富塚村、1939年に白脇村と蒲村を編入しました。戦後の1951年から1957年にかけては、新津・河輪・五島、笠井町・長上・和田・中ノ町、芳川・飯田・吉野・三方原、神久呂・都田、入野、積志の各町村を次々に編入しています。さらに1960年に湖東村、1961年に篠原村、1965年に庄内村、1991年(平成3年)には可美村を加えました。周りの地域でも昭和の大合併で町村がまとまり、天竜川沿いでは二俣町(1958年に天竜市)、佐久間町、春野町、浜名湖の北では三ケ日町・細江町・引佐町、天竜川の西では浜北町(1963年に浜北市)が生まれました。2005年(平成17年)7月1日、天竜市・浜北市・舞阪町・雄踏町・細江町・引佐町・三ケ日町・春野町・佐久間町・水窪町・龍山村の11市町村が浜松市に編入され、天竜川の上流の山あいから浜名湖の西岸までが一つの市になりました。2007年(平成19年)4月1日に政令指定都市へ移行して7つの区を置き、2024年(令和6年)1月1日には区が再編されて中央区・浜名区・天竜区の3区になっています。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、敷知郡に浜松町・舞阪町・曳馬村・天神町村・白脇村・富塚村・浅場村・新津村・篠原村・入野村・雄踏村・神久呂村・伊佐見村・和地村・吉野村・三方原村・村櫛村・南庄内村・北庄内村・西浜名村・東浜名村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、長上郡に笠井町・小野田村・平貴村・有玉村・中郡村・美島村・市野村・天王村・蒲村・和田村・飯田村・芳川村・河輪村・五島村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、豊田郡に二俣町・光明村・龍川村・上阿多古村・下阿多古村・熊村・浦川村・佐久間村・山香村・赤佐村・中瀬村・竜池村・豊西村・中ノ町村などが、麁玉郡に麁玉村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、引佐郡に気賀町・金指町・中川村・都田村・井伊谷村・奥山村・伊平村・鎮玉村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、周智郡に犬居村・気多村・熊切村・奥山村(のちの水窪町)が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1896年4月1日明治29年郡制の施行に向けて、敷知郡・長上郡の大部分と豊田郡の一部で浜名郡が、引佐郡・麁玉郡と敷知郡の一部(西浜名村・東浜名村)で引佐郡が、豊田郡の大部分などで磐田郡が改めて設けられた。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1901年11月1日明治34年磐田郡龍川村の一部(戸倉・大嶺)と山香村の一部(下平山・瀬尻)が分かれて龍山村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1903年12月1日明治36年周智郡奥山村の一部(相月と奥領家の一部)が分かれて城西村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1908年1月1日明治41年浜名郡の有玉村・中郡村と小野田村の一部で積志村が、小野田村の一部と平貴村の一部で小野口村が、美島村と平貴村の一部で北浜村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1911年7月1日明治44年浜名郡浜松町が市制を施行して浜松市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
- 1914年3月10日大正3年浜名郡浅場村が可美村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
- 1921年4月1日大正10年浜名郡天神町村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1922年5月1日大正11年引佐郡西浜名村が町制を施行して三ヶ日町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1925年2月11日大正14年浜名郡雄踏村が町制を施行して雄踏町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1925年5月10日大正14年周智郡奥山村が町制を施行するとともに改称して水窪町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1927年2月1日昭和2年浜名郡の天王村と市野村が合併して長上村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1928年11月15日昭和3年周智郡犬居村が町制を施行して犬居町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1934年2月11日昭和9年浜名郡曳馬村が町制を施行して曳馬町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1936年2月11日昭和11年浜名郡の曳馬町と富塚村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1936年11月3日昭和11年磐田郡浦川村が町制を施行して浦川町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1939年7月1日昭和14年浜名郡の白脇村と蒲村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1951年3月23日昭和26年浜名郡の新津村・河輪村・五島村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1951年4月1日昭和26年浜名郡の笠井町と豊西村が合併し、改めて笠井町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1951年4月1日昭和26年浜名郡竜池村が北浜村に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1951年7月1日昭和26年周智郡の水窪町と城西村が磐田郡に所属を変えた。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1951年11月3日昭和26年浜名郡小野口村が町制を施行するとともに改称して浜名町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1953年4月1日昭和28年引佐郡井伊谷村が金指町を編入し、町制を施行するとともに改称して引佐町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1954年3月31日昭和29年浜名郡の笠井町・長上村・和田村・中ノ町村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1954年7月1日昭和29年浜名郡の芳川村・飯田村・吉野村・三方原村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1955年3月31日昭和30年浜名郡神久呂村と引佐郡都田村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1955年3月31日昭和30年引佐郡の三ヶ日町と東浜名村が合併して三ケ日町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年引佐郡の気賀町と中川村が合併して細江町が、浜名郡の村櫛村・南庄内村・北庄内村が合併して庄内村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年5月1日昭和30年引佐郡の引佐町・奥山村・伊平村・鎮玉村が合併し、改めて引佐町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年4月1日昭和31年浜名郡の浜名町・北浜村・赤佐村・中瀬村と引佐郡麁玉村が合併して浜名郡浜北町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年浜名郡の和地村と伊佐見村が合併して湖東村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年磐田郡の二俣町・光明村・龍川村・上阿多古村・下阿多古村・熊村が合併し、改めて二俣町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年磐田郡の浦川町・佐久間村・山香村・城西村が合併して佐久間町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年周智郡の犬居町と熊切村が合併して春野町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1957年3月31日昭和32年浜名郡入野村と湖東村の一部が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1957年8月1日昭和32年周智郡の春野町と気多村が合併し、改めて春野町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1957年10月1日昭和32年浜名郡積志村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1958年11月3日昭和33年磐田郡二俣町が市制を施行するとともに改称して天竜市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
- 1960年10月1日昭和35年浜名郡湖東村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1961年6月20日昭和36年浜名郡篠原村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1963年7月1日昭和38年浜名郡浜北町が市制を施行して浜北市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
- 1965年7月1日昭和40年浜名郡庄内村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1991年5月1日平成3年浜名郡可美村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 2005年7月1日平成17年天竜市・浜北市、浜名郡舞阪町・雄踏町、引佐郡細江町・引佐町・三ケ日町、周智郡春野町、磐田郡佐久間町・水窪町・龍山村が浜松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 2007年4月1日平成19年浜松市が政令指定都市に移行し、7つの行政区を設けた。種類:その他 出典:Wikipedia
- 2024年1月1日令和6年浜松市の行政区が再編され、中央区・浜名区・天竜区の3区となった。種類:その他 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。