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桑名市くわなし

1920年には18の町村だった区域が、10回の合併・編入を経て、今の桑名市になりました。

18町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の桑名市

三重県の北端にあり、木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が伊勢湾に注ぐ河口部に位置する市です。北西に養老山地(多度山)、南東に伊勢湾を望み、多度の山地、員弁川沿いの平野、長島の輪中地帯と変化に富んでいます。江戸時代は東海道の宿場・城下町として栄え、現在は名古屋市のベッドタウンでもあり、鋳物などの工業や、蛤料理、遊園地などの観光でも知られます。

今の桑名市の区域の人口は、2020年の国勢調査で138,613人です。今の区域で数えた1980年の110,310人とくらべると25.7%ふえ、人口は2015年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は27.2%です。

138,613人人口(2020年)
+25.7%1980年からの増減
136.65km²面積(国土地理院)
1,014人/km²人口密度
27.2%65歳以上の割合
140,3031980199020052020
15歳未満 13.1%15〜64歳 59.7%65歳以上 27.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:鋳物は桑名を代表する地場産業で、かつては「東の川口、西の桑名」と並び称されました。蛤などの水産物、ナガシマスパーランドや多度大社などの観光も盛んです。

特産品・名産

  • 焼き蛤・蛤料理木曽三川の河口でとれる蛤を使った桑名の名物
  • 桑名鋳物桑名を代表する地場産業。かつて「東の川口、西の桑名」と呼ばれた
  • 桑名萬古(赤絵)萬古焼の一種で、三重県指定伝統工芸品
  • しぐれ煮県の市町要覧で名産・特産品として挙げられる

見どころ・祭り

  • 七里の渡し跡東海道の桑名宿と宮宿を海路で結んだ渡し場の跡
  • 六華苑二代目諸戸清六の旧邸
  • 多度大社・多度祭5月の多度祭の上げ馬神事は三重県の無形民俗文化財
  • 石取祭桑名宗社(春日神社)の祭礼。8月
  • 桑名の千羽鶴連鶴の折り方で、市の無形文化財として知られる

木ハナミズキ花ハナショウブ桑名市の木・花

桑名市のなりたち

桑名市(くわなし)は、三重県北勢地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、18の町村がありました。赤須賀村・大山田村・益生村・七和村・在良村・桑部村・古美村・七取村・野代村・古浜村・深谷村・久米村・楠村・城南村・伊曾島村・多度村・長島村・桑名町です。これらの町村が、10回の合併や編入を経て、今の桑名市になりました。

今の名前「桑名市」は、1920年にあった桑名町の名前を受け継いでいます。ほかの17の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は員弁郡・桑名郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧長島村の区域には長島駅(関西本線)があります。

181920年の町村の数
10回合併・編入の回数
137km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「桑名市」という名前

「桑名」の地名の由来には諸説ありますが、この地を開いた古代の豪族・桑名首(くわなのおびと)の名からとったという説が有力とされています。地名が記された最も古い史料は『日本書紀』で、672年の壬申の乱の際に、のちの天武天皇が桑名郡家(くわなのこおりのみやけ)に泊まったと記されています。2004年の合併でできた新しい市も、この「桑名」の名を引き継ぎました。

まちの成り立ち

桑名は江戸時代、東海道の宿場町であり、桑名藩の城下町、港町としても栄えました。1889年(明治22年)4月1日の町村制で、旧城下を中心に桑名郡桑名町が発足し、周りには赤須賀村・益生村・大山田村などの村ができました。現在の七和・久米地区は員弁郡に属し、七和村・久米村となっています。桑名町は1923年(大正12年)に赤須賀村、1933年(昭和8年)に益生村を編入しました。大山田村は1929年(昭和4年)に町制を施行して西桑名町と名を改めましたが、1937年(昭和12年)3月20日に桑名町に編入され、その直後の4月1日に桑名町は市制を施行して桑名市となりました。戦後は1951年(昭和26年)に桑部村・在良村・七和村、1955年(昭和30年)に深谷村と久米村の大部分、1956年(昭和31年)に城南村を編入しています。北部では1955年に多度町と野代村・古浜村・古美村・七取村が合併して新しい多度町となり、東部の輪中地帯でも長島町と楠村が合併し、翌年に伊曽島村を編入して長島町がまとまりました。2004年(平成16年)12月6日、桑名市・多度町・長島町の3市町が合併して、今の桑名市が生まれました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、桑名郡に桑名町・赤須賀村・城南村・桑部村・在良村・益生村・大山田村・深谷村・野代村・古浜村・古美村・多度村・七取村・楠村・長島村・伊曽島村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、員弁郡に七和村と久米村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1923年4月1日大正12年桑名郡赤須賀村が桑名町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  4. 1929年2月11日昭和4年桑名郡大山田村が町制を施行するとともに改称して西桑名町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1933年3月20日昭和8年桑名郡益生村が桑名町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  6. 1937年3月20日昭和12年桑名郡西桑名町が桑名町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  7. 1937年4月1日昭和12年桑名郡桑名町が市制を施行して桑名市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  8. 1951年3月2日昭和26年桑名郡桑部村・在良村と員弁郡七和村が桑名市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1954年8月1日昭和29年桑名郡多度村が町制を施行して多度町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  10. 1954年10月23日昭和29年桑名郡長島村が町制を施行して長島町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  11. 1955年1月8日昭和30年桑名郡の多度町・野代村・古浜村・古美村・七取村が合併して、改めて多度町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  12. 1955年2月1日昭和30年桑名郡深谷村と員弁郡久米村の一部(坂井・赤尾・友村・島田・志知)が桑名市に編入され、久米村の残り(中上)は桑名郡東員村に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  13. 1955年4月1日昭和30年桑名郡の長島町・楠村が合併して、改めて長島町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  14. 1956年9月1日昭和31年桑名郡城南村が桑名市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  15. 1956年9月30日昭和31年桑名郡伊曽島村が長島町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  16. 2004年12月6日平成16年桑名市と桑名郡の多度町・長島町が合併して、新しい桑名市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

桑名町→桑名市1889〜今
多度村→多度町1889〜2004
古美村1889〜1955
七取村1889〜1955
野代村1889〜1955
古浜村1889〜1955
長島村→長島町1889〜2004同じ名前の駅:長島駅
伊曾島村1889〜1956
楠村1889〜1955
城南村1889〜1956
深谷村1889〜1955
久米村1889〜1955
七和村1889〜1951
在良村1889〜1951
桑部村1889〜1951
益生村1889〜1933
大山田村1889〜1929
赤須賀村1889〜1923

参考にした資料