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取手市とりでし

1920年には11の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の取手市になりました。

11町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の取手市

茨城県の南端に位置し、利根川を挟んで千葉県に接するまちです。取手と藤代の地域に市街地があり、その周囲には台地の住宅地と低地の水田が広がります。常磐線と関東鉄道常総線がまちを結び、東京方面への交通を支えています。利根川沿いには広い河川敷があり、市街地の近くでも水辺の景観を見られます。鉄道沿線の暮らしと、旧宿場の歴史、川沿いの農村が組み合わさったまちです。

今の取手市の区域の人口は、2020年の国勢調査で104,524人です。今の区域で数えた1980年の97,715人とくらべると7.0%ふえ、人口は1995年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は34.9%です。

104,524人人口(2020年)
+7.0%1980年からの増減
69.8km²面積(概算)
1,497人/km²人口密度
34.9%65歳以上の割合
118,2821980199020052020
15歳未満 10.2%15〜64歳 54.9%65歳以上 34.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:漬物やビールなどの食品づくりが根付き、鉄道沿線には住宅地が広がっています。

特産品・名産

  • 奈良漬江戸時代から受け継ぐ漬物づくり
  • せんべい地域の土産品として親しまれる米菓
  • ビール市内の工場で製造される

見どころ・祭り

  • 旧取手宿本陣水戸街道の宿場の歴史を伝える
  • 岡堰小貝川の水を田畑に送る堰
  • 小堀の渡し利根川を渡る舟の風景に触れられる

木モクセイ・ゲッケイジュ花ツツジ・フジ鳥フクロウ・カワセミ取手市の木・花・鳥

取手市のなりたち

取手市(とりでし)は、茨城県県南地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、11の町村がありました。井野村・高井村・稲戸井村・寺原村・小文間村・久賀村・山王村・相馬町・六郷村・高須村・取手町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の取手市になりました。

今の名前「取手市」は、1920年にあった取手町の名前を受け継いでいます。ほかの10の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の取手町が約5km²だったのに対し、今の取手市は約70km²と、およそ15.2倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北相馬郡・筑波郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、筑波郡は2006年(平成18年)3月27日に廃止されました。

111920年の町村の数
4回合併・編入の回数
70km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「取手市」という名前

取手市の名前は、合併前の取手町から受け継いだものです。地名の語源には砦に結び付ける説がありますが、詳しい由来ははっきりしていません。利根川沿いの宿場や渡しのある土地で使われてきた名前です。昭和の合併では取手町の名を引き継いだ新しい町が生まれ、1970年に取手市となりました。2005年に藤代町を編入した際にも、市名はそのまま残りました。

まちの成り立ち

取手は、利根川沿いの旧取手町と、その北東に広がる旧藤代町の地域を合わせたまちです。1889年の町村制では取手町、井野村、寺原村、稲戸井村、小文間村、高井村などが発足しました。藤代側には相馬町・六郷村・山王村・高須村があり、筑波郡久賀村の一部も現在の市域につながります。

1947年には取手町と井野村が合併し、新たな取手町となりました。1955年には取手町・小文間村・寺原村・稲戸井村と高井村の一部が新設合併しました。高井村の残りは守谷町に入りました。同じ年、相馬町・六郷村・山王村と久賀村・高須村の一部が合併して藤代町が生まれました。久賀村の一部は伊奈村へ、高須村の一部は龍ケ崎市へ移り、それぞれの残部が藤代町の区域となりました。

取手町は1970年に市制を施行しました。藤代町はその後も独立した町として続き、2005年に取手市へ編入されました。昭和に生まれた二つの町のまとまりが、平成の合併で一つの市につながった形です。取手と藤代の双方の木・花・鳥を市の象徴として残していることにも、この歩みが表れています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、取手町・高井村・稲戸井村・寺原村・井野村・小文間村・久賀村・山王村・相馬町・六郷村・高須村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1947年3月13日昭和22年取手町と井野村が合併し、新たな取手町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
  3. 1955年2月15日昭和30年取手町・小文間村・寺原村・稲戸井村と高井村の一部(上高井・下高井・貝塚・市之代)が合併し、新たな取手町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
  4. 1955年2月21日昭和30年相馬町・六郷村・山王村と久賀村の一部(足高・東栗山・城中以外の区域)、高須村の一部(龍ケ崎市に編入した区域以外の区域)が合併し、藤代町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp
  5. 1970年10月1日昭和45年取手町が市制を施行し、取手市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.ibaraki.jp
  6. 2005年3月28日平成17年藤代町が取手市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ibaraki.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

取手町→取手市1889〜今
藤代町1955〜2005同じ名前の駅:藤代駅
久賀村1889〜1955
山王村1889〜1955
相馬町1889〜1955
六郷村1889〜1955
高須村1889〜1955
高井村1889〜1955
稲戸井村1889〜1955
寺原村1889〜1955
小文間村1889〜1955
井野村1889〜1947

参考にした資料