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春日井市かすがいし

1920年には6の町村だった区域が、3回の合併・編入を経て、今の春日井市になりました。

6町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の春日井市

愛知県の尾張地方にある東西に長いまちで、濃尾平野から尾張丘陵にかけて広がります。南部を庄内川が流れ、最高峰は弥勒山(436.6m)です。平安時代の書家・小野道風の出身地とされ、高蔵寺ニュータウンを抱える住宅都市であり、全国シェアの8割を占める実生サボテン(春日井サボテン)の産地としても知られます。

今の春日井市の区域の人口は、2020年の国勢調査で308,681人です。今の区域で数えた1980年の244,119人とくらべると26.4%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は26.2%です。

308,681人人口(2020年)
+26.4%1980年からの増減
92.78km²面積(国土地理院)
3,327人/km²人口密度
26.2%65歳以上の割合
308,6811980199020052020
15歳未満 13.5%15〜64歳 60.3%65歳以上 26.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:住宅都市、製造業、実生サボテン・桃などの農業

特産品・名産

  • 春日井サボテン実生サボテン(苗)の生産量は日本一とされる
  • もも農産物として挙げられる

見どころ・祭り

  • 密蔵院多宝塔が国の重要文化財
  • 高蔵寺933年創建を伝える天台宗の寺院
  • 内々神社夢窓疎石作と伝わる庭園がある
  • 愛岐トンネル群市内の名所として挙げられるトンネル群
  • 弥勒山市の最高峰(436.6m)。東海自然歩道が通る

木ケヤキ花サクラ春日井市の木・花

春日井市のなりたち

春日井市(かすがいし)は、愛知県尾張地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。鷹来村・篠木村・勝川町・鳥居松村・坂下村・高蔵寺村です。これらの町村が、3回の合併や編入を経て、今の春日井市になりました。

今の名前「春日井市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの6の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の高蔵寺村が約25km²だったのに対し、今の春日井市は約92km²と、およそ3.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は東春日井郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、東春日井郡は1970年(昭和45年)12月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧勝川町の区域には勝川駅(中央本線)があります。旧高蔵寺村の区域には高蔵寺駅(愛知環状鉄道線)があります。

61920年の町村の数
3回合併・編入の回数
93km²今の面積
1958年いちばん新しい合併

「春日井市」という名前

「春日井」の名は、古代にこの地域が春日部郡と呼ばれたことに連なる地名です。市の年表には、752年(天平勝宝4年)に春日部荘が成立したと記され、江戸時代初めには市の西部に「春日井原」と呼ばれる荒野が広がっていました。1943年に4町村が合併した際に、旧町村名ではなく「春日井」が市名になった経緯は、確認できた資料には書かれていません。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)10月1日の町村制施行で、今の市域には東春日井郡の勝川村・春日井村・小野村・田楽村など16の村が発足しました。勝川村は1893年(明治26年)に町制を施行し、1906年(明治39年)7月16日には村の統合で勝川町・鳥居松村・鷹来村・篠木村・高蔵寺村・坂下村の6町村に整理されます。坂下村は1928年(昭和3年)に、高蔵寺村は1930年(昭和5年)に町となりました。1943年(昭和18年)6月1日、勝川町・鳥居松村・篠木村・鷹来村の4町村が合併して春日井市が発足します。この合併は、市域にあった陸軍造兵廠の鳥居松製造所や鷹来製造所などを効率よく運用するために行われたとされています。戦後の1958年(昭和33年)1月1日には坂下町と高蔵寺町を編入し、今の市域ができあがりました。その後、ほかの市町村との合併は行われていません。1968年からは高蔵寺ニュータウンへの入居が始まり、住宅都市としての性格を強めていきました。

年表

  1. 1889年10月1日明治22年町村制の施行により、東春日井郡に勝川村・味美村・春日井村・片山村・田楽村・下原村・八幡村・小木田村・和爾良村・柏井村・小野村・雛五村・不二村・玉川村・神坂村・内津村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1893年3月28日明治26年東春日井郡勝川村が町制を施行し、勝川町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1906年7月16日明治39年東春日井郡で町村の統合が行われ、勝川町(勝川町・味美村・春日井村・柏井村)・鳥居松村(小野村・和爾良村)・鷹来村(田楽村・片山村)・篠木村(下原村・八幡村・小木田村と雛五村の大部分)・高蔵寺村(不二村・玉川村と雛五村の大留)・坂下村(神坂村・内津村)が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1928年11月1日昭和3年東春日井郡坂下村が町制を施行し、坂下町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1930年1月1日昭和5年東春日井郡高蔵寺村が町制を施行し、高蔵寺町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1943年6月1日昭和18年東春日井郡の勝川町・鳥居松村・篠木村・鷹来村が合併して春日井市が発足し、郡を離れた。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1958年1月1日昭和33年東春日井郡の坂下町・高蔵寺町が春日井市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

春日井市1943〜今
坂下村→坂下町1906〜1958
高蔵寺村→高蔵寺町1906〜1958同じ名前の駅:高蔵寺駅
鷹来村1906〜1943
篠木村1906〜1943
勝川町1906〜1943同じ名前の駅:勝川駅
鳥居松村1906〜1943

参考にした資料