山形県 › 大石田町

大石田町おおいしだまち

1920年には3の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の大石田町になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の大石田町

山形県の北東部、村山地方の北の端にある町です。町の中を最上川が北へ流れ、役場や古くからの町並みは川のすぐそばにあります。江戸時代には最上川の舟運の港として栄え、幕府の舟役所が置かれました。斎藤茂吉が晩年に暮らした町としても知られます。手打ちそばの店が集まる大石田そば街道があり、夏には大石田まつりの最上川花火大会が開かれます。北村山郡に残る、ただ一つの町です。

今の大石田町の区域の人口は、2020年の国勢調査で6,577人です。今の区域で数えた1980年の10,685人とくらべると38.4%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は40.0%です。

6,577人人口(2020年)
−38.4%1980年からの増減
82.2km²面積(概算)
80人/km²人口密度
40.0%65歳以上の割合
10,6851980199020052020
15歳未満 9.2%15〜64歳 50.8%65歳以上 40.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:米やそばなどの農業と、そばや最上川の歴史を生かした観光が営まれます。

特産品・名産

  • 大石田そば手打ちそばの店が大石田そば街道をつくる
  • 次年子のわらび次年子地区に観光わらび園がある

見どころ・祭り

  • 最上川舟役所跡大門と塀蔵舟運の時代の面影を再現した大門と蔵
  • 聴禽書屋斎藤茂吉が約2年暮らした家(町登録文化財)
  • 乗舩寺涅槃像のある寺(町指定文化財)
  • 大高根山やまがた百名山の一つ
  • 最上川花火大会夏の大石田まつりで開かれる花火大会

木かつら花さくら大石田町の木・花

大石田町のなりたち

大石田町(おおいしだまち)は、山形県村山地方の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。亀井田村・横山村・大石田町です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の大石田町になりました。

今の名前「大石田町」は、1920年にあった大石田町の名前を受け継いでいます。ほかの2の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の大石田町が約6km²だったのに対し、今の大石田町は約82km²と、およそ12.6倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北村山郡に属していました。

31920年の町村の数
1回合併・編入の回数
82km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「大石田町」という名前

町の名は、1889年(明治22年)に大石田村と今宿村が合わさってできた大石田村から受けつがれています。大石田は最上川の河岸(かし)として開けた土地で、舟運の時代には川舟の港として知られました。「大石田」という地名の意味や由来ははっきりしていません。1955年(昭和30年)に横山村・亀井田村と合併して新しい町になったときも、大石田の名が残されました。

まちの成り立ち

大石田は、最上川の舟運とともに栄えた町です。町の南には碁点・隼・三ヶ瀬という川の難所が続き、酒田から上ってくる大きな川舟はここで荷を降ろしたり、小さな舟に積みかえたりしました。こうして大石田の河岸は、最上川でも指おりの物資の集まる港になりました。江戸幕府の領地で、1792年(寛政4年)には幕府の舟役所が置かれました。荷は村山地方や置賜地方だけでなく、山をこえて仙台の方まで運ばれました。最上川の対岸の横山と田沢は、新庄藩の飛び地でした。

1889年(明治22年)の町村制で、大石田村と今宿村が合わさって大石田村が発足し、1897年(明治30年)に町制を施行して大石田町になりました。横山と田沢は大高根村に入りましたが、1901年(明治34年)に分かれて横山村となりました。

1955年(昭和30年)1月1日、大石田町・横山村・亀井田村が合併して、新しい大石田町が発足しました。同じ年の10月には田沢の一部が村山市に移りました。今の大石田町は、北村山郡にただ一つ残る町です。歌人の斎藤茂吉は戦後この町で2年ほど暮らし、その住まいは聴禽書屋として残っています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、北村山郡に大石田村(大石田村・今宿村)・亀井田村・大高根村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1897年北村山郡大石田村が町制を施行し、大石田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1901年5月1日明治34年北村山郡大高根村の一部(横山・田沢)が分かれて横山村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  4. 1955年1月1日昭和30年北村山郡の大石田町・横山村・亀井田村が合併し、新しい大石田町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.yamagata.jp
  5. 1955年10月10日昭和30年大石田町の一部(田沢のうち新田地区・西山地区)が村山市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.yamagata.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

大石田町1897〜今
亀井田村1889〜1955
横山村1901〜1955

参考にした資料