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御前崎市おまえざきし

1920年には7の町村だった区域が、3回の合併・編入を経て、今の御前崎市になりました。

7町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の御前崎市

静岡県西部の東端にあたる遠州灘沿いの市です。市の南には御前崎の岬が突き出し、岬の灯台は船の目印になってきました。海沿いには浜岡砂丘が続き、内陸には台地が広がります。電力、水産、観光が主な産業です。江戸時代に白羽村で考案された切り干し芋の発祥の地としても知られます。岬の灯台や海辺の市場が観光の中心です。

今の御前崎市の区域の人口は、2020年の国勢調査で31,103人です。今の区域で数えた1980年の30,774人とくらべると1.1%ふえ、人口は2000年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は31.0%です。

31,103人人口(2020年)
+1.1%1980年からの増減
65.43km²面積(国土地理院)
475人/km²人口密度
31.0%65歳以上の割合
36,0591980199020052020
15歳未満 11.9%15〜64歳 57.1%65歳以上 31.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:浜岡原子力発電所などの電力、御前崎港の水産業、岬と海辺の観光が主な産業です。

特産品・名産

  • 切り干し芋1824年に白羽村で原型が考案された
  • ガワカツオ漁の漁師が始めた冷やし味噌汁

見どころ・祭り

  • 御前埼灯台御前崎の岬に建つ灯台
  • 御前埼ケープパーク「潮騒の像」は恋人の聖地
  • 浜岡砂丘遠州灘沿いの砂丘
  • 桜ヶ池瀬織津姫の出現伝承がある池
  • 海鮮なぶら市場海産物の市場。シラスアイスが名物

木ヤマモモ花ハマヒルガオ御前崎市の木・花

御前崎市のなりたち

御前崎市(おまえざきし)は、静岡県西部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、7の町村がありました。新野村・朝比奈村・比木村・池新田村・佐倉村・白羽村・御前崎村です。これらの町村が、3回の合併や編入を経て、今の御前崎市になりました。

今の名前「御前崎市」は、1920年にあった御前崎村の名前を受け継いでいます。ほかの6の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の御前崎村が約5km²だったのに対し、今の御前崎市は約65km²と、およそ13.9倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は小笠郡・榛原郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、小笠郡は2005年(平成17年)4月1日に廃止されました。

71920年の町村の数
3回合併・編入の回数
65km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「御前崎市」という名前

「御前崎」の名の由来には2つの説があります。1つは、岬で海難事故が相次いだため江戸幕府が1635年(寛永12年)に灯台と観音堂を設け、「神社の前にある岬」から御前崎と呼ばれるようになったとする説です。もう1つは、馬の産地だったことから「御厩崎(みうまやざき)」が転じたとする説です。日本地名研究所の所長を務めた谷川彰英は、前者を妥当としています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、岬の側には榛原郡の御前崎村と白羽村が、北西の台地や海沿いには城東郡の新野村・朝比奈村・比木村・池新田村・佐倉村ができました。1896年には佐野郡と城東郡がまとまって小笠郡となり、北西の5村は小笠郡に属しています。池新田村は1940年(昭和15年)11月11日に町制を施行して池新田町になりました。昭和の大合併では、1955年(昭和30年)3月31日に大きな再編がありました。小笠郡の池新田町・朝比奈村・比木村・佐倉村・新野村の5町村が合併して浜岡町が生まれ、同じ日に岬の側では榛原郡の御前崎村と白羽村が合併して御前崎町ができました。池新田・佐倉・新野などの旧村名は、今も市内の地区名として使われています。その後、浜岡町と御前崎町は郡を異にしたまま、それぞれ町として歩みます。平成の大合併では、2003年(平成15年)1月15日の第5回合併協議会で、新しい市の名を全国に知られた「御前崎市」とすることが決まりました。同じ協議会で、新庁舎は建てずに浜岡町役場を本庁舎、御前崎町役場を支所として使うことも決まっています。2004年(平成16年)4月1日に二つの町が合併し、御前崎市が発足しました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、榛原郡に御前崎村・白羽村が、城東郡に新野村・朝比奈村・比木村・池新田村・佐倉村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1896年4月1日明治29年郡制の施行に向けて佐野郡と城東郡の区域で小笠郡が発足し、新野村・朝比奈村・比木村・池新田村・佐倉村は小笠郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1940年11月11日昭和15年小笠郡池新田村が町制を施行して池新田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  4. 1955年3月31日昭和30年小笠郡の池新田町・朝比奈村・比木村・佐倉村・新野村が合併して浜岡町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1955年3月31日昭和30年榛原郡の御前崎村と白羽村が合併して御前崎町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 2004年4月1日平成16年小笠郡浜岡町と榛原郡御前崎町が合併し、市制を敷いて御前崎市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

御前崎村→御前崎町→御前崎市1889〜今
浜岡町1955〜2004
新野村1889〜1955
朝比奈村1889〜1955
比木村1889〜1955
池新田村→池新田町1889〜1955
佐倉村1889〜1955
白羽村1889〜1955

参考にした資料