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津市つし

1920年には54の町村だった区域が、21回の合併・編入を経て、今の津市になりました。

54町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の津市

三重県のほぼ中央、伊勢湾沿いから西の山地まで細長くのびる県庁所在地の市です。面積は県内最大で、臨海の市街地、一志や安濃の平野、西部の青山高原や美杉の山あいと、変化に富みます。江戸時代は津藩藤堂氏の城下町、伊勢参りの宿場町として栄えました。津観音や専修寺などの寺社、うなぎや天むすなどの食文化でも知られます。

今の津市の区域の人口は、2020年の国勢調査で274,537人です。今の区域で数えた1980年の265,443人とくらべると3.4%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.9%です。

274,537人人口(2020年)
+3.4%1980年からの増減
711.18km²面積(国土地理院)
386人/km²人口密度
29.9%65歳以上の割合
288,5381980199020052020
15歳未満 12.3%15〜64歳 57.9%65歳以上 29.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:県庁所在地として官公庁や商業が集まり、造船・食品・電機などの工業も立地しています。

特産品・名産

  • うなぎ旧津市域は人口あたりのうなぎ店の数が日本一とされる
  • 津ぎょうざ直径15cmの皮で包んで揚げる餃子。学校給食から生まれた
  • 天むす津が発祥地とされる
  • ベビースターラーメン市内に本社を置くおやつカンパニーの製品

見どころ・祭り

  • 津観音日本三大観音の一つ
  • 専修寺(高田本山)真宗高田派の本山。建造物は三重県で初めて国宝に指定された
  • 津城跡津藩藤堂家の居城跡。県史跡
  • 三多気の桜美杉地区の桜の名所。日本さくら名所100選
  • 津まつり10月に開かれ、唐人おどりなどが披露される

木ケヤキ花ツツジ鳥ウグイス津市の木・花・鳥

津市のなりたち

津市(つし)は、三重県中勢地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、54の町村がありました。本村・新町・藤水村・高茶屋村・境村・安東村・櫛形村・神戸村・雲出村・一身田町・栗真村・白塚村・片田村・長野村・辰水村・高宮村・上野村・黒田村・豊津村・明合村・草生村・村主村・高岡村・川合村・大井村・波瀬村・榊原村・稲葉村・戸木村・七栗村・桃園村・竹原村・八知村・下之川村・太郎生村・多気村・八幡村・伊勢地村・倭村・大三村・八ツ山村・川口村・家城村・明村・椋本村・河内村・雲林院村・安西村・高野尾村・大里村・安濃村・久居町・矢野村・津市です。これらの町村が、21回の合併や編入を経て、今の津市になりました。

今の名前「津市」は、1920年にあった津市の名前を受け継いでいます。ほかの53の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は一志郡・安濃郡・安芸郡・河芸郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、安芸郡は2006年(平成18年)1月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧高茶屋村の区域には高茶屋駅(紀勢本線)があります。旧一身田町の区域には一身田駅(紀勢本線)があります。旧家城村の区域には家城駅(名松線)があります。

541920年の町村の数
21回合併・編入の回数
711km²今の面積
2006年いちばん新しい合併

「津市」という名前

「津」は、船の泊まる所、つまり港を意味する言葉です。この地は古くから「安濃津(あのつ)」として文献に記される良い港で、都にとって大切な港だったことから、単に「津」とも呼ばれました。1498年(明応7年)の明応地震で港は大きな被害を受けたと伝えられますが、「津」の名は町の名として残りました。

まちの成り立ち

津は、江戸時代に藤堂家が治めた津藩の城下町で、伊勢参りの宿場町としても栄えました。1889年(明治22年)4月1日、津は日本で最初に市制を施行した31市の一つとして津市になりました。周りには安濃郡・奄芸郡(1896年から河芸郡)・一志郡の町村ができ、津市は1909年(明治42年)の建部村・塔世村を手始めに、新町、藤水村、高茶屋村、安東村・神戸村・櫛形村、雲出村、一身田町、白塚町・栗真村・片田村を次々に編入しました。周りの地域でも昭和の大合併で、美里村、河芸町、協和村(すぐに安濃村と改称)、一志町、久居町、白山町、美杉村、芸濃町、豊里村が生まれました。1956年(昭和31年)には河芸郡と安濃郡が一つになって安芸郡ができています。その後、久居町は1970年(昭和45年)に市制を施行して久居市に、安濃村は1977年(昭和52年)に安濃町になり、豊里村は1973年(昭和48年)に津市へ編入されました。2006年(平成18年)1月1日、津市・久居市と、安芸郡の河芸町・芸濃町・美里村・安濃町、一志郡の香良洲町・一志町・白山町・美杉村の10市町村が合併して、今の津市が生まれました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年市制の施行により、安濃郡の津城下・伊予町・岩田村・津興村・八幡町などと奄芸郡大部田村の区域で津市が発足した。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、安濃郡に建部村・塔世村・新町・藤水村・神戸村・安東村・櫛形村・片田村・高宮村・長野村・辰水村・草谷村・村主村・安濃村・明合村・安西村・雲林院村・河内村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、奄芸郡に上野村・豊津村・黒田村・白塚村・栗真村・一身田村・大里村・高野尾村・椋本村・明村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、一志郡に久居町・本村・桃園村・戸木村・七栗村・稲葉村・榊原村・大三村・大井村・川口村・佐田村・八ツ山村・境村・家城村・竹原村・八知村・太郎生村・伊勢地村・八幡村・多気村・下之川村・波瀬村・川合村・高岡村・雲出村・高茶屋村・矢野村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  5. 1891年6月12日明治24年一志郡佐田村が倭村に、安濃郡草谷村が草生村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  6. 1896年4月1日明治29年奄芸郡と河曲郡の区域で河芸郡が発足し、奄芸郡の各町村は河芸郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  7. 1909年4月1日明治42年安濃郡建部村・塔世村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  8. 1911年4月1日明治44年河芸郡一身田村が町制を施行して一身田町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  9. 1929年7月1日昭和4年一志郡矢野村が町制を施行するとともに改称して香良洲町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  10. 1931年4月1日昭和6年一志郡本村が久居町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  11. 1934年6月1日昭和9年安濃郡新町が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  12. 1936年3月1日昭和11年安濃郡藤水村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  13. 1939年7月1日昭和14年一志郡高茶屋村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1940年11月3日昭和15年一志郡境村が家城村に編入され、家城村は同日町制を施行して家城町となった。種類:編入 出典:Wikipedia
  15. 1943年8月31日昭和18年安濃郡安東村・神戸村・櫛形村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  16. 1947年7月1日昭和22年河芸郡白塚村が町制を施行して白塚町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  17. 1952年6月15日昭和27年一志郡雲出村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  18. 1954年1月15日昭和29年河芸郡一身田町が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  19. 1954年8月1日昭和29年河芸郡白塚町・栗真村と安濃郡片田村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  20. 1954年10月1日昭和29年安濃郡の辰水村・長野村・高宮村が合併して美里村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  21. 1954年10月15日昭和29年河芸郡の豊津村・上野村・黒田村が合併して河芸町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  22. 1955年1月15日昭和30年安濃郡の草生村・村主村・安濃村・明合村が合併して協和村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  23. 1955年1月15日昭和30年一志郡の大井村・波瀬村・川合村・高岡村が合併して一志町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  24. 1955年2月11日昭和30年安濃郡協和村が安濃村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  25. 1955年3月1日昭和30年一志郡の久居町・桃園村・戸木村・七栗村・稲葉村・榊原村が合併して、改めて久居町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  26. 1955年3月15日昭和30年一志郡の家城町・川口村・大三村・倭村・八ツ山村が合併して白山町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  27. 1955年3月15日昭和30年一志郡の竹原村・八知村・太郎生村・伊勢地村・八幡村・多気村・下之川村が合併して美杉村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  28. 1955年4月5日昭和30年一志町の一部(須ヶ瀬・其村の各一部)が久居町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  29. 1956年9月30日昭和31年河芸郡の椋本村・明村と安濃郡の安西村・雲林院村・河内村が合併して芸濃町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  30. 1956年9月30日昭和31年河芸郡と安濃郡の区域で安芸郡が発足し、河芸町・美里村・安濃村・高野尾村・大里村・芸濃町などは安芸郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  31. 1957年1月15日昭和32年安芸郡の大里村・高野尾村が合併して豊里村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  32. 1970年8月1日昭和45年一志郡久居町が市制を施行して久居市となった。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  33. 1973年2月1日昭和48年安芸郡豊里村が津市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  34. 1977年1月15日昭和52年安芸郡安濃村が町制を施行して安濃町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  35. 2006年1月1日平成18年津市・久居市と安芸郡の河芸町・芸濃町・美里村・安濃町、一志郡の香良洲町・一志町・白山町・美杉村が合併して、新しい津市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

津市1889〜今
安濃村→安濃町1889〜2006
明合村1889〜1955
草生村1891〜1955
村主村1889〜1955
久居町→久居市1889〜2006
榊原村→さかき原村1889〜1955
稲葉村1889〜1955
戸木村1889〜1955
七栗村1889〜1955
桃園村1889〜1955
本村1889〜1931
矢野村→香良洲町1889〜2006
美杉村1955〜2006
竹原村1889〜1955
八知村1889〜1955
下之川村1889〜1955
太郎生村1889〜1955
多気村1889〜1955
八幡村1889〜1955
伊勢地村1889〜1955
白山町1955〜2006
倭村1891〜1955
大三村1889〜1955
八ツ山村1889〜1955
川口村1889〜1955
家城村→家城町1889〜1955同じ名前の駅:家城駅
境村1889〜1940
美里村1954〜2006
長野村1889〜1954
辰水村1889〜1954
高宮村1889〜1954
一志町1955〜2006同じ名前の駅:一志駅
高岡村1889〜1955
川合村1889〜1955
大井村1889〜1955
波瀬村1889〜1955
河芸町1954〜2006同じ名前の駅:河芸駅
上野村1889〜1954
黒田村1889〜1954
豊津村1889〜1954
芸濃町1956〜2006
明村1889〜1956
椋本村1889〜1956
河内村1889〜1956
雲林院村1889〜1956
安西村1889〜1956
豊里村1957〜1973
高野尾村1889〜1957
大里村1889〜1957
栗真村1889〜1954
白塚村→白塚町1889〜1954
片田村1889〜1954
一身田町1911〜1954同じ名前の駅:一身田駅
雲出村1889〜1952
安東村1889〜1943
櫛形村1889〜1943
神戸村1889〜1943
高茶屋村1889〜1939同じ名前の駅:高茶屋駅
藤水村1889〜1936
新町1889〜1934

参考にした資料