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厚木市あつぎし

1920年には13の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の厚木市になりました。

13町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の厚木市

相模川の西岸から丹沢の山地まで広がる、神奈川県中央部の市です。東部には相模川、中津川、小鮎川の流域に平野が開けています。西から北にかけては山地が続き、西側には大山がそびえます。相模川沿いの厚木の町と、依知や荻野、玉川などの旧村がまとまった市で、川辺の平野から台地、山間へと地形が変わります。異なる土地の集落を受け継ぐことが、町の景観に表れています。

今の厚木市の区域の人口は、2020年の国勢調査で223,705人です。今の区域で数えた1980年の145,392人とくらべると53.9%ふえ、人口は2015年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は26.1%です。

223,705人人口(2020年)
+53.9%1980年からの増減
93.83km²面積(国土地理院)
2,384人/km²人口密度
26.1%65歳以上の割合
225,7141980199020052020
15歳未満 11.9%15〜64歳 62.1%65歳以上 26.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:製造業と商業が発達し、相模川や丹沢山麓の観光も営まれています。

特産品・名産

  • とん漬豚肉を味噌に漬けた厚木の名産
  • ホルモン市の物産店でも販売される食品
  • アユの加工品相模川の魚にちなむ土産品

見どころ・祭り

  • 飯山観音飯山の長谷寺にある観音堂
  • 七沢森林公園丹沢山麓の県立公園
  • あつぎ郷土博物館厚木の自然や歴史を紹介

木モミジ花サツキ厚木市の木・花

厚木市のなりたち

厚木市(あつぎし)は、神奈川県県央地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、13の町村がありました。下川入村・棚沢村・三田村・及川村・妻田村・林村・小鮎村・玉川村・南毛利村・依知村・相川村・荻野村・厚木町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の厚木市になりました。

今の名前「厚木市」は、1920年にあった厚木町の名前を受け継いでいます。ほかの12の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の厚木町が約3km²だったのに対し、今の厚木市は約93km²と、およそ27.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は中郡・愛甲郡に属していました。

131920年の町村の数
4回合併・編入の回数
94km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「厚木市」という名前

厚木の地名には、木材を集める土地を意味する「集め木」が変化したとする説などがあります。木材の集散地にちなむ説や、別の言語の語に結びつける説がありますが、定説はありません。古くから使われてきた厚木の名を、近代の厚木町が引き継ぎました。1955年に厚木町と四つの村が合併した際にも、厚木を市名に採っています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、現在の厚木市につながる地域には愛甲郡厚木町をはじめ、多くの村が発足しました。相模川の右岸の町と、西側の丘陵や山間の村々は、当初は別々の自治体として歩んでいました。南側の相川村は大住郡に属し、1896年に中郡となりました。

戦後の1946年6月1日、三田村・棚沢村・下川入村・妻田村・及川村・林村の六村が合併して、睦合村が生まれました。現在の厚木市は、町村制で発足した村だけでなく、戦後に一度まとまった村も受け継いでいます。

昭和の大合併では、1955年2月1日に厚木町・南毛利村・睦合村・小鮎村・玉川村が合併し、厚木市が発足しました。厚木町が単独で市になったものではなく、一町四村による新設合併です。相模川沿いの町から、山地に近い玉川や小鮎の地域までが一つの市となりました。

同年7月8日には相川村と依知村、翌1956年9月30日には荻野村を編入しました。こうして、現在につながる市域がまとまりました。東側の川沿いの平野、西から北へ続く台地と丹沢の山地という、市の異なる景観には旧町村の成り立ちが重なっています。依知や荻野、玉川などの地域名も、その歩みを伝えています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年愛甲郡に厚木町・三田村・棚沢村・下川入村・妻田村・及川村・林村・小鮎村・玉川村・南毛利村・依知村・荻野村、大住郡に相川村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
  2. 1896年4月1日明治29年大住郡と淘綾郡が統合され、相川村は中郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1946年6月1日昭和21年三田村・棚沢村・下川入村・妻田村・及川村・林村が合併し、睦合村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
  4. 1955年2月1日昭和30年厚木町・南毛利村・睦合村・小鮎村・玉川村が合併し、厚木市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
  5. 1955年7月8日昭和30年相川村と依知村が厚木市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp
  6. 1956年9月30日昭和31年荻野村が厚木市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

厚木町→厚木市1889〜今
荻野村1889〜1956
依知村1889〜1955
相川村1889〜1955
小鮎村1889〜1955
玉川村1889〜1955
南毛利村1889〜1955
睦合村1946〜1955
下川入村1889〜1946
棚沢村1889〜1946
三田村1889〜1946
及川村1889〜1946
妻田村1889〜1946
林村1889〜1946

参考にした資料