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匝瑳市そうさし

1920年には12の町村だった区域が、3回の合併・編入を経て、今の匝瑳市になりました。

12町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の匝瑳市

千葉県北東部にあり、北部は谷津田が入り組む台地と里山、南部は平坦な田園地帯と九十九里海岸が広がる市です。中心部を総武本線と国道126号が東西に通り、内陸と海岸の地域を結んでいます。2006年に八日市場市と野栄町が合併し、共通する旧郡名の匝瑳を市名に採用しました。花はチューリップ、木はイヌマキ、鳥はウグイスと定めています。

今の匝瑳市の区域の人口は、2020年の国勢調査で35,040人です。今の区域で数えた1980年の41,160人とくらべると14.9%減り、人口は1995年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は35.9%です。

35,040人人口(2020年)
−14.9%1980年からの増減
101.48km²面積(国土地理院)
345人/km²人口密度
35.9%65歳以上の割合
43,3571980199020052020
15歳未満 9.9%15〜64歳 54.2%65歳以上 35.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:米や野菜の農業と、マキなどの植木生産が盛んです。

特産品・名産

  • 大浦ごぼう大浦地区で栽培される太いゴボウです。
  • マキ庭木や生け垣に使う特産の植木です。
  • きゃら形を仕立てて育てる庭木です。

見どころ・祭り

  • ふれあいパーク八日市場農産物や植木を販売する交流施設です。
  • 飯高寺学問所の飯高檀林の建物が残る寺です。
  • 松山庭園美術館庭園と美術作品を鑑賞できる施設です。

木イヌマキ花チューリップ鳥ウグイス匝瑳市の木・花・鳥

匝瑳市のなりたち

匝瑳市(そうさし)は、千葉県海匝地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、12の町村がありました。飯高村・豊和村・椿海村・吉田村・匝瑳村・豊栄村・平和村・須賀村・共興村・野田村・栄村・八日市場町です。これらの町村が、3回の合併や編入を経て、今の匝瑳市になりました。

今の名前「匝瑳市」は、1920年にあった匝瑳市の名前を受け継いでいます。ほかの11の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の匝瑳村が約8km²だったのに対し、今の匝瑳市は約102km²と、およそ13.0倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は匝瑳郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、匝瑳郡は2006年(平成18年)3月27日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧八日市場町の区域には八日市場駅(総武本線)があります。

121920年の町村の数
3回合併・編入の回数
101km²今の面積
2006年いちばん新しい合併

「匝瑳市」という名前

匝瑳市の名前は、合併前の二市町の名称を除いて行った住民アンケートで一位となり、両地域が共有する旧郡名でもあったことから選ばれました。匝瑳の語源には、かつて「さふさ」と呼ばれ、美しい麻が採れる土地を意味したという説などがあります。語源は一つに定まっていません。2006年に成立した新しい市が、地域に伝わる郡の呼び名を採用した経緯です。

まちの成り立ち

匝瑳市は、2006年1月23日に八日市場市と野栄町が合併して成立しました。市名は、両地域に共通する郡の歴史を表す匝瑳が選ばれました。現在の市の前身には、昭和の合併で町や市となる前の多くの村の歩みがあります。

1889年(明治22年)の町村制では、匝瑳郡に福岡町と平和・椿海・匝瑳・豊栄・須賀・共興・野田・栄の各村、香取郡に吉田・飯高・豊和の各村が発足しました。福岡町は1915年12月8日に八日市場町へ改称しました。吉田・飯高・豊和の三村は1948年11月3日に匝瑳郡へ移り、後の合併に先立って所属する郡がそろいました。

1954年3月31日、八日市場町と平和・椿海・匝瑳・豊栄・須賀・共興・吉田・飯高・豊和の九村が合併し、新しい八日市場町が成立しました。同年7月1日には市制を施行し、八日市場市となっています。一方、7月17日に野田村と栄村が合併して野栄町が成立しました。

二つの自治体は、それぞれの市町として半世紀余り歩んだ後、平成の合併で一つになりました。市の北部には谷津田を持つ台地と里山があり、南部には田園地帯と九十九里海岸が広がっています。今の匝瑳市は、旧市の地域と旧野栄町の海沿いの地域を合わせ、長く使われた郡名を市の名前として受け継いでいます。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年匝瑳郡に福岡町・平和村・椿海村・匝瑳村・豊栄村・須賀村・共興村・野田村・栄村、香取郡に吉田村・飯高村・豊和村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1915年12月8日大正4年福岡町が八日市場町に改称した。種類:改称 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  3. 1948年11月3日昭和23年香取郡吉田村・飯高村・豊和村・日吉村が匝瑳郡に属することとなった。種類:郡の変更 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  4. 1954年3月31日昭和29年八日市場町・平和村・椿海村・匝瑳村・豊栄村・須賀村・共興村・吉田村・飯高村・豊和村が合併して新しい八日市場町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  5. 1954年7月1日昭和29年八日市場町が市制を施行して八日市場市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  6. 1954年7月17日昭和29年野田村と栄村が合併して野栄町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  7. 2006年1月23日平成18年八日市場市と野栄町が合併して匝瑳市となった。種類:新設合併 出典:www.city.sosa.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

匝瑳市2006〜今
八日市場町→八日市場市1915〜2006同じ名前の駅:八日市場駅
飯高村1889〜1954
豊和村1889〜1954
椿海村1889〜1954
吉田村1889〜1954
匝瑳村1889〜1954
豊栄村1889〜1954
平和村1889〜1954
須賀村1889〜1954
共興村1889〜1954
野栄町1954〜2006
野田村1889〜1954
栄村1889〜1954

参考にした資料