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旭市あさひし

1920年には13の町村だった区域が、9回の合併・編入を経て、今の旭市になりました。

13町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の旭市

千葉県北東部に位置し、九十九里浜の海岸と内陸の農地を持つ市です。干潟八万石の水田地域には、かつて椿の海が広がっていました。2005年に旧旭市・飯岡町・海上町・干潟町が合併して成立し、海上・匝瑳・香取の三郡に属した前身の町村の歩みを引き継いでいます。市の花はツバキ、木は海岸沿いにも生育するクロマツです。

今の旭市の区域の人口は、2020年の国勢調査で63,745人です。今の区域で数えた1980年の65,405人とくらべると2.5%減り、人口は1995年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は31.4%です。

63,745人人口(2020年)
−2.5%1980年からの増減
130.47km²面積(国土地理院)
489人/km²人口密度
31.4%65歳以上の割合
71,3821980199020052020
15歳未満 11.4%15〜64歳 57.2%65歳以上 31.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:野菜や米の農業、畜産、飯岡漁港を拠点とする漁業が営まれています。

特産品・名産

  • 貴味メロン初夏から夏に出荷する地域のメロン。
  • トマト施設園芸で栽培される特産野菜。
  • しらうお飯岡漁港に水揚げされ、干物にも加工する魚。

見どころ・祭り

  • 飯岡刑部岬展望館〜光と風〜飯岡の港と九十九里浜を見渡す展望施設。
  • 道の駅季楽里あさひ地元の農水産物などを販売する施設。
  • 屏風ケ浦旭市から銚子市に崖が連なる海岸です。

木クロマツ花ツバキ旭市の木・花

旭市のなりたち

旭市(あさひし)は、千葉県海匝地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、13の町村がありました。矢指村・富浦村・三川村・滝郷村・嚶鳴村・鶴巻村・共和村・豊畑村・万歳村・中和村・古城村・飯岡町・旭町です。これらの町村が、9回の合併や編入を経て、今の旭市になりました。

今の名前「旭市」は、1920年にあった旭町の名前を受け継いでいます。ほかの12の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の旭町が約10km²だったのに対し、今の旭市は約130km²と、およそ12.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は匝瑳郡・海上郡・香取郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、匝瑳郡は2006年(平成18年)3月27日に廃止されました、海上郡は2005年(平成17年)7月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧飯岡町の区域には飯岡駅(総武本線)があります。

131920年の町村の数
9回合併・編入の回数
130km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「旭市」という名前

旭の名は、1852年に野々口隆正が木曽義昌をしのんで詠んだ歌にちなむという説があります。また、昇る朝日のような勢いで発展してほしいとの願いを込めたという説もあります。語源には、この二つの説が伝わっています。1889年の旭町から1954年の旭市、2005年の新しい旭市へ、この名前が引き継がれました。

まちの成り立ち

現在の旭市は、旧旭市・飯岡町・海上町・干潟町の歩みを合わせた市です。明治の町村制で発足した前身の町村は、海上郡だけでなく、匝瑳郡と香取郡にも分かれていました。郡を越える合併と編入を経て、一つの市域へまとまっています。

旭の中心では、1889年に旭町・富浦村・浦賀村・足川村が成立しました。1915年10月、浦賀村と足川村を廃して矢指村が置かれました。1954年2月11日、旭町・富浦村・矢指村が合併して新しい旭町となりました。同年6月に匝瑳郡の豊畑村と共和村を編入し、7月1日に市制を施行しています。

海沿いでは1954年3月31日、飯岡町・三川村と豊岡村の一部が合併して新しい飯岡町が成立しました。同日に鶴巻村・滝郷村・嚶鳴村は海上町となりました。内陸では1955年4月10日、香取郡の古城村・中和村・万歳村が合併して干潟町が成立し、翌年には東庄町の桜井地区が加わりました。

2005年7月1日、旧旭市とこの三町が合併し、新しい旭市が成立しました。旧市による三町の編入ではなく、一市三町の新設合併です。九十九里浜沿いの地域と内陸の農地を合わせた市は、同じ名前を継ぎながら、昭和の旧市とは異なる広がりを持つ自治体になりました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年海上郡に旭町・富浦村・浦賀村・足川村・飯岡町・三川村・豊岡村・鶴巻村・滝郷村・嚶鳴村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年匝瑳郡に豊畑村と共和村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年香取郡に古城村・荘内村・万歳村・神代村・笹川村・橘村・東城村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1890年10月27日明治23年荘内村が中和村に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  5. 1907年8月1日明治40年笹川村が町制を施行して笹川町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1915年10月1日大正4年浦賀村と足川村を廃して、その区域に矢指村が置かれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  7. 1954年2月11日昭和29年旭町・富浦村・矢指村が合併して新しい旭町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  8. 1954年3月31日昭和29年飯岡町・三川村と豊岡村の一部が合併して新しい飯岡町となった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  9. 1954年3月31日昭和29年鶴巻村・滝郷村・嚶鳴村が合併して海上町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  10. 1954年6月1日昭和29年匝瑳郡豊畑村と共和村が海上郡旭町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  11. 1954年7月1日昭和29年旭町が市制を施行して旭市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  12. 1955年4月10日昭和30年香取郡古城村・中和村・万歳村が合併して干潟町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  13. 1955年7月20日昭和30年笹川町・神代村・橘村・東城村が合併して東庄町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  14. 1956年東庄町桜井地区が干潟町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  15. 1956年4月10日昭和31年豊岡村の残る区域が銚子市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  16. 2005年7月1日平成17年旭市・飯岡町・海上町・干潟町が合併して新しい旭市となった。種類:新設合併 出典:www.city.asahi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

旭町→旭市1889〜今
飯岡町1889〜2005同じ名前の駅:飯岡駅
三川村1889〜1954
海上町1954〜2005
滝郷村1889〜1954
嚶鳴村1889〜1954
鶴巻村1889〜1954
干潟町1955〜2005同じ名前の駅:干潟駅
万歳村1889〜1955
中和村1890〜1955
古城村1889〜1955
共和村1889〜1954
豊畑村1889〜1954
矢指村1915〜1954
富浦村1889〜1954

参考にした資料