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茂原市もばらし

1920年には9の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の茂原市になりました。

9町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の茂原市

千葉県の中央部にあり、茂原と本納の市街地や周囲の農地を持つ市です。房総往還に沿う商業の中心として発展し、茂原駅と本納駅の開業によって鉄道交通も整いました。天然ガスの利用は近代の工業化を支えた要素です。今の市は旧茂原市と本納町の合併で成立し、南の茂原と北の本納の地域を合わせた市域を持っています。市の花はコスモス、木はツツジと定められています。

今の茂原市の区域の人口は、2020年の国勢調査で86,782人です。今の区域で数えた1980年の71,521人とくらべると21.3%ふえ、人口は2000年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は33.7%です。

86,782人人口(2020年)
+21.3%1980年からの増減
99.92km²面積(国土地理院)
869人/km²人口密度
33.7%65歳以上の割合
93,7791980199020052020
15歳未満 10.1%15〜64歳 56.1%65歳以上 33.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:天然ガスやヨウ素に関わる工業、商業、米や野菜の農業が営まれています。

特産品・名産

  • 秋冬ねぎ秋から冬に出荷する地域の農産物。
  • いちご施設園芸で栽培される果実。
  • 本納絵馬日本画の技術を取り入れた伝統的な絵馬。

見どころ・祭り

  • 茂原公園池や桜の景観が見られる公園。
  • 藻原寺茂原の町場の歴史と関わる寺院。
  • 服部農園あじさい屋敷山の斜面にアジサイが咲く農園です。

木ツツジ花コスモス茂原市の木・花

茂原市のなりたち

茂原市(もばらし)は、千葉県長生地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、9の町村がありました。二宮本郷村・東郷村・豊田村・五郷村・鶴枝村・新治村・豊岡村・本納町・茂原町です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の茂原市になりました。

今の名前「茂原市」は、1920年にあった茂原町の名前を受け継いでいます。ほかの8の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の茂原町が約11km²だったのに対し、今の茂原市は約99km²と、およそ9.0倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は長生郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧本納町の区域には本納駅(外房線)があります。

91920年の町村の数
5回合併・編入の回数
100km²今の面積
1972年いちばん新しい合併

「茂原市」という名前

茂原の名は、湿地の原野を開拓してできた「藻原の荘」に由来するとされています。藻の茂る土地が牧野として整備され、やがて荘園となりました。古い地名の表記は「藻原」ですが、自治体名には「茂原」が使われています。1889年の茂原町、1952年の茂原市、1972年の本納町との合併を経ても、この呼び名が受け継がれています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、長柄郡には茂原町・東郷村・豊田村・二宮本郷村・帆丘町・新治村・豊岡村が発足しました。上埴生郡の鶴枝村・五郷村も、今の市域につながる村です。二つの郡は1897年に統合されて長生郡となり、帆丘町は1906年に本納町へ改称しました。

茂原は房総往還に沿う商業の中心地でした。1897年には茂原駅と本納駅が開業しています。また農業用の井戸から出た天然ガスが産業に使われ、1935年には都市ガスの供給が始まりました。商業と交通に加え、地下資源を利用する工業が発展していきました。

1952年4月1日、茂原町・東郷村・豊田村・二宮本郷村・鶴枝村・五郷村の六町村が合併し、最初の茂原市が成立しました。一方の本納町は、1953年に新治村、1956年に豊岡村と合併し、北部の地域をまとめました。

1972年5月1日、旧茂原市と本納町が新設合併して、現在につながる茂原市が生まれました。本納を単に旧市へ編入したのではなく、旧市と町を廃して新しい市を置いた合併です。南側の茂原と北側の本納という二つの町の歩みが、今の市域に重なっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年長柄郡に茂原町・東郷村・豊田村・二宮本郷村・帆丘町・新治村・豊岡村が、上埴生郡に鶴枝村・五郷村・庁南町・西村・東村・豊栄村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1897年4月1日明治30年長柄郡と上埴生郡が統合され、茂原町などが長生郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1906年9月10日明治39年帆丘町が本納町に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  4. 1952年4月1日昭和27年茂原町・東郷村・豊田村・二宮本郷村・鶴枝村・五郷村が合併し、茂原市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  5. 1953年4月1日昭和28年本納町と新治村が合併し、新しい本納町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  6. 1955年2月11日昭和30年庁南町・西村・東村・豊栄村が合併し、長南町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  7. 1955年4月1日昭和30年長南町の須田の一部が茂原市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  8. 1956年9月30日昭和31年本納町と豊岡村が合併し、新しい本納町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  9. 1957年11月1日昭和32年本納町の清水の一部が大網白里町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  10. 1972年5月1日昭和47年茂原市と本納町が合併し、新しい茂原市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

茂原町→茂原市1889〜今
本納町1906〜1972同じ名前の駅:本納駅
豊岡村1889〜1956
新治村1889〜1953
二宮本郷村1889〜1952
東郷村1889〜1952
豊田村1889〜1952
五郷村1889〜1952
鶴枝村1889〜1952

参考にした資料