路線クロニクル日本の鉄道史 ─ 1路線の一生を再生する

路線クロニクル

石北本線1912年開業

網走〜新旭川 JR北海道

石北本線は、北海道の新旭川から北見を経て、網走に至る路線である。北海道の中央と、オホーツク海側を結んでいる。

いまの長さ
234 km
駅の数
31駅
開業
1912年
運営
JR北海道

この路線のなりたち

石北本線の名前は、石狩と北見を結ぶことに由来する。オホーツク海側の網走から北見にかけての区間は1912年ごろから開業し、旭川側の新旭川から上川に向かう区間は1920年代に延ばされた。

その間の北見峠を越える区間が、最後に残った難所だった。1932年に全通し、旭川と網走が鉄道で結ばれた。石北本線は、オホーツク海側の農産物や木材を道央に運ぶ道となった。

路線の歩み

「▶ この章を見る」で、上のプレイヤーがその時代を再生します。

11912〜1915年

開業

1912年から1915年にかけて、石北本線の約61kmの線路が開業した。北見・相ノ内・留辺蘂・東相ノ内・相内などの駅が、このころ開業している。

21922年

延伸

1922年、約120kmの線路が開業した。新旭川・当麻・愛別・伊香牛・東旭川などの駅が、このころ開業している。

31949年

国鉄の路線に

1949年、国の鉄道は日本国有鉄道(国鉄)となり、この路線も国鉄の線になった。

41961年

延伸

1961年、約53kmの線路が開業した。

51987年

JRへ

1987年4月、国鉄の分割民営化で、この路線はJR北海道の路線となった。

6いま

いま

いまはJR北海道の路線として、地図データの上で約234km、31駅がある。

この路線の見どころ

北見峠越え

上川と白滝の間には北見峠があり、冬の寒さと雪が厳しい。この峠を越える区間は、全線の難所として知られる。

遠軽の向きが変わる駅

遠軽は線路の形の都合で、列車が進行方向を変えて出発する。ほかの駅ではあまり見られない特徴である。

北見のたまねぎ

北見市周辺は農業がさかんで、たまねぎの産地として知られる。

いまの姿

いまもJR北海道の路線として、新旭川から網走までを結び、特急「大雪」「オホーツク」が走る。

利用者が少ない駅は、近年いくつも廃止された。冬の雪の影響で、運転を見合わせることもある。

区間の開業(年ごと)

地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。

1912年ごろ22.9 km
1914年ごろ30.2 km
1915年ごろ8.0 km
1922年ごろ120.4 km
1961年53.0 km

駅の一覧(53駅)

国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。

駅開業その後
網走1912年
呼人1923年
女満別1912年
西女満別1947年
美幌1912年
鳥ノ沢1948年1971年ごろ廃止
緋牛内1912年
北見1912年
愛し野1986年
柏陽1957年
端野1912年
西北見1986年
東相ノ内1912年1997年ごろ廃止
東相内1912年
相ノ内1912年1997年ごろ廃止
相内1912年
下相ノ内1950年1967年ごろ廃止
留辺蘂1912年
西留辺蘂2000年
金華1914年2016年ごろ廃止
奔無加1914年1951年ごろ廃止
常紋1951年1975年ごろ廃止
生田原1914年
生野1946年2021年に西日本旅客鉄道へ
安国1914年
遠軽1915年
新栄野1946年2006年ごろ廃止
野上1946年1967年に秩父鉄道へ
瀬戸瀬1927年
伊奈牛1956年1990年ごろ廃止
丸瀬布1927年
下白滝1929年2016年ごろ廃止
旧白滝1947年2016年ごろ廃止
白滝1929年
上白滝1932年2016年ごろ廃止
奥白滝1932年2001年ごろ廃止
上越1932年1975年ごろ廃止
中越1929年2001年ごろ廃止
天幕1929年2001年ごろ廃止
上川1923年
東雲1960年2021年に東京臨海高速鉄道へ
安足間1923年
愛山1960年2024年ごろ廃止
中愛別1923年
愛別1922年
伊香牛1922年
当麻1922年
将軍山1960年2021年ごろ廃止
桜岡1922年
北日ノ出1960年2021年ごろ廃止
東旭川1922年
南永山1986年
新旭川1922年

接続する路線

同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。

知っておきたいこと

駅の廃止

白滝周辺の旧白滝、上白滝などの駅は、利用者が少ないため、2016年に廃止された。

線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』

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