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柳井市やないし

1920年には10の町村だった区域が、7回の合併・編入を経て、今の柳井市になりました。

10町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の柳井市

山口県の南東部、室津半島の付け根にある瀬戸内海沿いの市です。北と東は岩国市に接し、大畠瀬戸を挟んで周防大島町と向き合います。市域は沿岸部、内陸の盆地、平郡島などの島からなり、総面積の半分以上が山地や丘陵です。室町時代から港町として栄え、中心部に白壁の町並みが残ります。花や果物の栽培、漁業、商工業が中心です。

今の柳井市の区域の人口は、2020年の国勢調査で30,799人です。今の区域で数えた1980年の42,912人とくらべると28.2%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は39.3%です。

30,799人人口(2020年)
−28.2%1980年からの増減
140.03km²面積(国土地理院)
220人/km²人口密度
39.3%65歳以上の割合
42,9121980199020052020
15歳未満 10.6%15〜64歳 50.0%65歳以上 39.3%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:カーネーションなどの花、ミカンなどの果物の栽培と、漁業、商工業が中心です。

特産品・名産

  • 柳井縞柳井の伝統工芸品
  • 甘露醤油柳井で古くから作られてきた醤油
  • 自然薯柳井市は自然薯栽培の発祥の地とされる

見どころ・祭り

  • 古市金屋の白壁の町並み国の重要伝統的建造物群保存地区
  • 柳と井戸「柳井」の地名発祥の地とされる
  • 国森家住宅国の重要文化財
  • 余田臥龍梅国の天然記念物
  • 柳井茶臼山古墳国の史跡。周防国造の墓と推定される

木ヤナギ・モクセイ花ツツジ・サルビア柳井市の木・花

柳井市のなりたち

柳井市(やないし)は、山口県柳井圏の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、10の町村がありました。伊陸村・日積村・余田村・新庄村・平郡村・神代村・鳴門村・阿月村・伊保庄村・柳井町です。これらの町村が、7回の合併や編入を経て、今の柳井市になりました。

今の名前「柳井市」は、1920年にあった柳井町の名前を受け継いでいます。ほかの9の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の柳井町が約22km²だったのに対し、今の柳井市は約137km²と、およそ6.1倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は大島郡・熊毛郡・玖珂郡に属していました。

101920年の町村の数
7回合併・編入の回数
140km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「柳井市」という名前

「柳井」の名は、市内にある「柳と井戸」が地名の発祥の地とされています。平安時代にはこの地に「楊井庄(やないのしょう)」という荘園があり、1232年(貞永元年)の文書に初めて見えます。柳井は室町時代から瀬戸内海交易の港町として栄え、江戸時代には岩国吉川家の領地になりました。

まちの成り立ち

古墳時代には市内の向山に柳井茶臼山古墳が築かれ、周防国造の墓と推定されています。平安時代には楊井庄が置かれ、室町時代には柳井川沿いの湊が瀬戸内海交易の港として栄えました。1954年(昭和29年)3月31日、玖珂郡の柳井町・日積村・新庄村・余田村・伊陸村が合併し、市制を施行して柳井市が発足しました。同年5月1日には大島郡の平郡村を編入しています。1956年(昭和31年)に阿月村と伊保庄村が加わり、市域は現在の形に近づきました。一方、玖珂郡では1955年に神代村と鳴門村が合わさって大畠村が生まれ、1971年(昭和46年)に町制を施行して大畠町になりました。平成の大合併では、2005年(平成17年)2月21日に柳井市と大畠町が新設合併し、改めて柳井市が発足しました。市内の古市金屋地区には、室町時代の町割りと白壁の町並みが残っています。柳井は岩国吉川領の御納戸と呼ばれ、柳井縞や甘露醤油が作られた町です。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、玖珂郡に柳井村・柳井津町・古開作村・新庄村・余田村・伊陸村・日積村・神代村・鳴門村が、熊毛郡に伊保庄村・伊保庄南村が、大島郡に平郡村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1901年3月1日明治34年熊毛郡の伊保庄南村が改称して阿月村となった。種類:改称 出典:Wikipedia
  3. 1905年1月1日明治38年玖珂郡の柳井村・柳井津町・古開作村が合併して柳井町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1954年3月31日昭和29年玖珂郡の柳井町・日積村・新庄村・余田村・伊陸村が合併し、市制を施行して柳井市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1954年5月1日昭和29年大島郡平郡村が柳井市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  6. 1955年4月1日昭和30年玖珂郡の鳴門村と神代村の一部(神代)が合併して大畠村が発足した。神代村の残り(神東)は由宇町に編入された。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1956年7月20日昭和31年熊毛郡阿月村が柳井市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  8. 1956年9月30日昭和31年熊毛郡伊保庄村が柳井市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1971年4月1日昭和46年玖珂郡の大畠村が町制を施行して大畠町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  10. 2005年2月21日平成17年柳井市と玖珂郡大畠町が合併し、改めて柳井市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.yamaguchi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

柳井町→柳井市1905〜今
大畠村→大畠町1955〜2005同じ名前の駅:大畠駅
神代村1889〜1955
鳴門村1889〜1955
伊保庄村1889〜1956
阿月村1901〜1956
平郡村1889〜1954
伊陸村1889〜1954
日積村1889〜1954
余田村1889〜1954
新庄村1889〜1954

参考にした資料