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邑南町おおなんちょう

1920年には12の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の邑南町になりました。

12町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の邑南町

島根県の中部、邑智郡の町です。中山間地に盆地が多く、標高は主に100〜600メートルで、南側から西側にかけては1,000メートル級の山が続きます。江の川と、支流の出羽川・濁川が流れます。町内には桜の名所が多くあります。2004年に石見町・瑞穂町・羽須美村が合わさってできた町で、島根県内で最も面積の広い町です。

今の邑南町の区域の人口は、2020年の国勢調査で10,163人です。今の区域で数えた1980年の15,734人とくらべると35.4%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は45.2%です。

10,163人人口(2020年)
−35.4%1980年からの増減
419.29km²面積(国土地理院)
24人/km²人口密度
45.2%65歳以上の割合
15,7951980199020052020
15歳未満 10.7%15〜64歳 44.1%65歳以上 45.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:良質米の産地です。石見和牛肉や石見ポークなどの畜産、酪農、養鶏も行われています。

特産品・名産

  • 石見和牛肉黒毛和牛のブランド肉
  • 石見ポークケンボロー種の豚肉
  • 米町民憲章に良質米の生産地とある

見どころ・祭り

  • 香木の森公園名所・観光スポットとして挙がる公園
  • いわみ温泉名所・観光スポットとして挙がる温泉
  • 瑞穂ハンザケ自然館名所・観光スポットとして挙がる施設
  • 三江線鉄道公園口羽駅・宇都井駅などの駅公園

木アカマツ花サクラ邑南町の木・花

邑南町のなりたち

邑南町(おおなんちょう)は、島根県石見の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、12の町村がありました。井原村・中野村・日和村・日貫村・矢上村・高原村・田所村・阿須那村・口羽村・布施村・出羽村・市木村です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の邑南町になりました。

今の名前「邑南町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの12の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の田所村が約79km²だったのに対し、今の邑南町は約413km²と、およそ5.2倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は邑智郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧口羽村の区域には口羽駅(三江南線)があります。

121920年の町村の数
4回合併・編入の回数
419km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「邑南町」という名前

「邑南」は、2004年(平成16年)に羽須美村・瑞穂町・石見町が合わさったときにつけられた名です。古くから3町村の地域全体を表す呼び名として親しまれてきました。「邑」には人が多く集まる小さな都、「南」には人情が温かく実りが豊かな明るい土地という意味をこめて、町の名に選ばれました。3町村はいずれも邑智郡の南部にありました。

まちの成り立ち

邑南町は、江の川とその支流の出羽川・濁川の流れる山あいに、盆地が点在する町です。1889年(明治22年)4月1日の町村制で、邑智郡に矢上村・出羽村・阿須那村など12の村が発足しました。矢上村は1947年(昭和22年)12月28日に町となります。1955年(昭和30年)4月15日、矢上町・日貫村・日和村・中野村・井原村が合わさって石見町が生まれ、同じ日に出羽村も高原村・田所村と合わさって改めて発足しました。1957年(昭和32年)2月11日には口羽村と阿須那村が合わさって羽須美村が生まれています。同じ年の3月10日には布施村が分かれ、布施と八色石が出羽村に入りました。8月1日には出羽村が町制を施行し、あわせて瑞穂町と名を改めました。1958年(昭和33年)10月20日には市木村の大部分が瑞穂町に加わっています。2004年(平成16年)10月1日、羽須美村・瑞穂町・石見町が合併して邑南町が発足しました。2007年(平成19年)には町の花をさくら、町の木を赤松と定めています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、邑智郡に矢上村・中野村・井原村・日貫村・日和村・高原村・出羽村・田所村・布施村・阿須那村・口羽村・市木村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1947年12月28日昭和22年邑智郡矢上村が町制を施行し、矢上町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  3. 1955年4月15日昭和30年邑智郡の矢上町・日貫村・日和村・中野村・井原村が合併し、石見町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  4. 1955年4月15日昭和30年邑智郡の出羽村・高原村・田所村が合併し、改めて出羽村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  5. 1957年2月11日昭和32年邑智郡の口羽村と阿須那村が合併し、羽須美村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  6. 1957年3月10日昭和32年邑智郡布施村が分かれ、大字村之郷・宮内・比敷は都賀行村・都賀村と合併して大和村となり、大字布施・八色石は出羽村に編入された。種類:分割 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  7. 1957年8月1日昭和32年邑智郡出羽村が町制を施行して出羽町となり、同じ日に瑞穂町に改称した。種類:町制施行 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  8. 1958年4月1日昭和33年邑智郡瑞穂町の一部(大字上田所の一部)が石見町に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  9. 1958年10月20日昭和33年邑智郡市木村が分かれ、大部分が瑞穂町に、残りが那賀郡旭村に編入された。種類:分割 出典:www.pref.shimane.lg.jp
  10. 2004年10月1日平成16年邑智郡の羽須美村・瑞穂町・石見町が合併し、邑南町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shimane.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

邑南町2004〜今
石見町1955〜2004
井原村1889〜1955
中野村1889〜1955
日和村1889〜1955
日貫村1889〜1955
矢上村→矢上町1889〜1955
瑞穂町1957〜2004
市木村1889〜1958
布施村1889〜1957
出羽村1889〜1957
高原村1889〜1955
田所村1889〜1955
羽須美村1957〜2004
阿須那村1889〜1957
口羽村1889〜1957同じ名前の駅:口羽駅

参考にした資料