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吉備中央町きびちゅうおうちょう

1920年には13の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の吉備中央町になりました。

13町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の吉備中央町

岡山県のほぼ中央にある町で、全域が吉備高原にあたります。中南部には、県が整備した吉備高原都市があり、研究や産業のための区域があります。農業は水稲を中心に、円城白菜などの高原野菜や、ピオーネ、花き、酪農、肉用牛などが盛んです。重森三玲記念館や天籟庵、円城ふるさと村、宇甘渓などがあります。町の鳥はブッポウソウです。

今の吉備中央町の区域の人口は、2020年の国勢調査で10,886人です。今の区域で数えた1980年の15,366人とくらべると29.2%減り、人口は1995年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は41.7%です。

10,886人人口(2020年)
−29.2%1980年からの増減
268.67km²面積(国土地理院)
41人/km²人口密度
41.7%65歳以上の割合
15,5071980199020052020
15歳未満 8.9%15〜64歳 49.5%65歳以上 41.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:水稲を中心に、高原野菜、果物、花き、酪農、肉用牛の農業が盛んです。

特産品・名産

  • 円城白菜円城台地で育つ高原野菜
  • ピオーネ吉備高原で育つブドウ
  • ピオーネワインピオーネを100%使ったワイン

見どころ・祭り

  • 重森三玲記念館町出身の庭園研究家を顕彰する記念館
  • 天籟庵重森三玲が設計した茶室
  • 円城ふるさと村円城寺を中心とした地区
  • 妙本寺番神堂が国の重要文化財
  • 宇甘渓町内の渓谷

木アカマツ花ツツジ鳥ブッポウソウ吉備中央町の木・花・鳥

吉備中央町のなりたち

吉備中央町(きびちゅうおうちょう)は、岡山県備中の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、13の町村がありました。加茂村・福山村・菅谷村・江与味村・豊野村・上竹荘村・下竹荘村・吉川村・大和村・新山村・円城村・豊岡村・長田村です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の吉備中央町になりました。

今の名前「吉備中央町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの13の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の円城村が約46km²だったのに対し、今の吉備中央町は約265km²と、およそ5.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は上房郡・加賀郡・吉備郡・御津郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、上房郡は2005年(平成17年)3月31日に廃止されました、吉備郡は2005年(平成17年)8月1日に廃止されました、御津郡は2007年(平成19年)1月22日に廃止されました。

131920年の町村の数
5回合併・編入の回数
269km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「吉備中央町」という名前

「吉備中央」の名は、町域が旧国名の「吉備の国」の大部分を占める岡山県の「中央」にあることに由来します。名前は海外を含む全国から募集し、合併協議会の委員が無記名投票で決めました。2004年(平成16年)10月1日に、上房郡の賀陽町と御津郡の加茂川町が合併して、加賀郡に吉備中央町が発足しました。郡名の加賀は、旧町名の加茂と賀陽の頭文字から付けられました。

まちの成り立ち

吉備中央町は、岡山県のほぼ真ん中にあり、町全域が標高200mから700m足らずの吉備高原です。旧賀陽町は上房郡にあり、旧加茂川町は御津郡にありました。賀陽町は、1955年(昭和30年)2月1日に豊野村・上竹荘村・下竹荘村・吉川村・大和村が合わさって発足しました。加茂川町は、同じ年の3月31日に新山村・円城村・豊岡村・長田村・津賀村が合わさって発足しました。両町は、1973年(昭和48年)11月に吉備高原都市建設促進協議会ができたときから協力してきました。2002年(平成14年)1月に合併研究会の第1回会議が開かれ、話し合いが進みました。2004年(平成16年)10月1日、旧備中国の上房郡賀陽町と旧備前国(一部は備中)の御津郡加茂川町が合併して、加賀郡吉備中央町が発足しました。町の中南部には、県が主導して整えた吉備高原都市があり、研究学園区や産業区に企業が進出しています。町内には、庭園研究家の重森三玲を顕彰する記念館や、国の重要文化財の妙本寺番神堂があります。町内の加茂川エリアは、ブッポウソウの繁殖地として町の天然記念物に指定されています。

年表

  1. 1889年6月1日明治22年町村制の施行により、津高郡に加茂村・福山村・長田村・上田村・富津村・豊岡村・新山村・江与味村、賀陽郡に大和村・菅谷村、上房郡に上竹荘村・豊野村・下竹荘村・吉川村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1900年4月1日明治33年郡制の施行で津高郡が御津郡に、賀陽郡が吉備郡になった。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1904年12月1日明治37年御津郡の上田村と富津村が合併し、円城村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1932年4月1日昭和7年御津郡の加茂村・福山村と吉備郡菅谷村が合併し、御津郡津賀村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1953年7月1日昭和28年御津郡江与味村が分割され、江与味が久米郡旭町、杉谷・粟井谷が新山村に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  6. 1955年2月1日昭和30年上房郡の上竹荘村・豊野村・下竹荘村・吉川村と吉備郡大和村が合併し、上房郡賀陽町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1955年3月31日昭和30年御津郡の津賀村・長田村・円城村・豊岡村・新山村が合併し、加茂川町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 2004年10月1日平成16年御津郡加茂川町と上房郡賀陽町が合併し、加賀郡吉備中央町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.okayama.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

吉備中央町2004〜今
加茂川町1955〜2004
新山村1889〜1955
円城村1904〜1955
豊岡村1889〜1955
長田村1889〜1955
津賀村1932〜1955
加茂村1889〜1932
福山村1889〜1932
菅谷村1889〜1932
江与味村1889〜1953
賀陽町1955〜2004
豊野村1889〜1955
上竹荘村1889〜1955
下竹荘村1889〜1955
吉川村1889〜1955
大和村1889〜1955

参考にした資料