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南丹市なんたんし

1920年には19の町村だった区域が、10回の合併・編入を経て、今の南丹市になりました。

19町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の南丹市

京都府中部、園部・八木・日吉・美山の4地域からなる市です。南側には大堰川沿いの田園と市街地が広がり、北側には山林や美山川の清流、かやぶき民家の集落が続きます。京都へ向かう鉄道や道路が通る一方、るり渓や日吉ダム周辺には自然に親しむ場所があります。京野菜の栽培や美山の酪農など、地域ごとの農業と景観が暮らしを支えています。

今の南丹市の区域の人口は、2020年の国勢調査で31,629人です。今の区域で数えた1980年の38,215人とくらべると17.2%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は35.9%です。

31,629人人口(2020年)
−17.2%1980年からの増減
616.4km²面積(国土地理院)
51人/km²人口密度
35.9%65歳以上の割合
38,2151980199020052020
15歳未満 10.5%15〜64歳 53.7%65歳以上 35.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:京野菜の栽培や酪農などの農業と、かやぶき集落や渓谷、ダム周辺を生かした観光が営まれています。

特産品・名産

  • 美山牛乳美山地域の酪農を生かした牛乳
  • 壬生菜市内で栽培される京野菜
  • 紫ずきん市内で栽培される黒大豆の枝豆

見どころ・祭り

  • 美山のかやぶき民家群美山の山あいに残る集落景観
  • るり渓渓谷と高原の自然が広がる
  • スプリングスひよし日吉ダム周辺の交流施設

木ぶな花さくら鳥オオルリ南丹市の木・花・鳥

南丹市のなりたち

南丹市(なんたんし)は、京都府南丹地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、19の町村がありました。桐ノ庄村・川辺村・新庄村・富本村・吉富村・神吉村・鶴ケ岡村・知井村・大野村・平屋村・宮島村・胡麻郷村・五ケ荘村・世木村・摩気村・西本梅村・東本梅村・園部村・八木町です。これらの町村が、10回の合併や編入を経て、今の南丹市になりました。

今の名前「南丹市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの19の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の知井村が約142km²だったのに対し、今の南丹市は約610km²と、およそ4.3倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は北桑田郡・船井郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、北桑田郡は2006年(平成18年)1月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧吉富村の区域には吉富駅(山陰本線)があります。旧園部村の区域には園部駅(山陰本線)があります。旧八木町の区域には八木駅(山陰本線)があります。

191920年の町村の数
10回合併・編入の回数
616km²今の面積
2006年いちばん新しい合併

「南丹市」という名前

「南丹市」は、園部・八木・日吉・美山の4町の合併に向けた公募で選ばれた名前です。2004年の募集には多数の名称が寄せられ、委員会の投票で5候補に絞られました。合併協議会での第1回投票を経て「南丹市」と「西京都市」が残り、決選投票で南丹市に決まります。2006年1月1日、4町が合併してこの名の市が発足しました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、現在の南丹市域には船井郡園部町と周辺の村々、北桑田郡の神吉・平屋・知井・宮島・鶴ヶ岡・大野の各村が発足しました。1894年には富庄村と本荘村が合併して富本村になります。八木村は1915年に町制を施行しました。

1929年、園部町・園部村・桐ノ庄村が合併し、新たな園部町が生まれます。1951年には川辺村が園部町へ、吉富・富本・新庄の3村が八木町へ編入されました。1955年には神吉村も八木町に加わります。園部町は同年4月20日、摩気村・西本梅村と新設合併しました。

日吉地域では、1955年4月1日に世木・五ヶ荘・胡麻郷の3村で日吉町が生まれました。同じ日に、北桑田郡の平屋・知井・宮島・鶴ヶ岡・大野の5村が美山町をつくります。東本梅村は1956年に亀岡市へ入り、1958年にはその旧村域の若森と南大谷の一部が園部町へ移りました。

2006年(平成18年)1月1日、園部・八木・日吉・美山の4町が合併し、南丹市が発足しました。大堰川沿いの市街地と田園、日吉の山林、美山川沿いの集落がつながる市となっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、船井郡に園部町・園部村・吉富村・八木村・富庄村・本荘村・新庄村・川辺村・世木村・胡麻郷村・五ヶ荘村・桐ノ庄村・摩気村・西本梅村・東本梅村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、北桑田郡に神吉村・平屋村・知井村・宮島村・鶴ヶ岡村・大野村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1894年7月23日明治27年船井郡富庄村・本荘村が合併し、富本村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp
  4. 1915年1月1日大正4年船井郡八木村が町制を施行し、八木町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kyoto.jp
  5. 1929年4月1日昭和4年船井郡園部町・園部村・桐ノ庄村が合併し、改めて園部町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp
  6. 1951年4月1日昭和26年船井郡川辺村が船井郡園部町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kyoto.jp
  7. 1951年4月1日昭和26年船井郡吉富村・富本村・新庄村が船井郡八木町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kyoto.jp
  8. 1955年4月1日昭和30年北桑田郡神吉村が船井郡八木町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kyoto.jp
  9. 1955年4月1日昭和30年船井郡世木村・五ヶ荘村・胡麻郷村が合併し、日吉町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp
  10. 1955年4月1日昭和30年北桑田郡平屋村・知井村・宮島村・鶴ヶ岡村・大野村が合併し、美山町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp
  11. 1955年4月20日昭和30年船井郡園部町・摩気村・西本梅村が合併し、改めて園部町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp
  12. 1956年9月30日昭和31年船井郡東本梅村が亀岡市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kyoto.jp
  13. 1958年4月1日昭和33年亀岡市東本梅町の若森と南大谷の一部が船井郡園部町に編入された。種類:一部編入 出典:www.city.kameoka.kyoto.jp
  14. 2006年1月1日平成18年船井郡園部町・八木町・日吉町と北桑田郡美山町が合併し、南丹市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kyoto.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

南丹市2006〜今
園部村→園部町1889〜2006同じ名前の駅:園部駅
東本梅村1889〜1956
摩気村1889〜1955
西本梅村1889〜1955
川辺村1889〜1951
桐ノ庄村1889〜1929
八木町1914〜2006同じ名前の駅:八木駅
神吉村1889〜1955
新庄村1889〜1951
富本村1894〜1951
吉富村1889〜1951同じ名前の駅:吉富駅
美山町1955〜2006
鶴ケ岡村1889〜1955
知井村1889〜1955
大野村1889〜1955
平屋村1889〜1955
宮島村1889〜1955
日吉町1955〜2006同じ名前の駅:日吉駅
胡麻郷村1889〜1955
五ケ荘村1889〜1955
世木村1889〜1955

参考にした資料