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松戸市まつどし

1920年には6の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の松戸市になりました。

6町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の松戸市

千葉県北西部に位置し、西側を江戸川が流れる市です。川沿いの低地と、下総台地の西端にあたる高台が組み合わさっています。松戸・馬橋・小金には街道や水運に関わる歴史があり、戦後は鉄道沿線に住宅地や団地が広がりました。常磐線や武蔵野線などが通り、都内へ通勤する人々の暮らしを支えています。旧町村の呼び名も駅名や地名に残っています。

今の松戸市の区域の人口は、2020年の国勢調査で498,232人です。今の区域で数えた1980年の400,863人とくらべると24.3%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は26.0%です。

498,232人人口(2020年)
+24.3%1980年からの増減
61.38km²面積(国土地理院)
8,117人/km²人口密度
26.0%65歳以上の割合
498,2321980199020052020
15歳未満 11.6%15〜64歳 62.4%65歳以上 26.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:住宅地と商業が広がり、工業や梨・ねぎなどの農業も営まれています。

特産品・名産

  • まつどの梨市内の農園で栽培される特産の果実。
  • 矢切ねぎ太さと甘みが特徴の特産ねぎ。
  • 松戸えだまめ市がブランド化を進める枝豆。

見どころ・祭り

  • 戸定邸徳川昭武の住まいだった歴史的な建物。
  • 本土寺アジサイなどの季節の花が見られる寺院。
  • 矢切の渡し江戸川を渡る渡し船。

木ユーカリ、シイ、サクラ、ナシ花ツツジ、アジサイ、ノギク鳥フクロウ、ツバメ、シラサギ松戸市の木・花・鳥

松戸市のなりたち

松戸市(まつどし)は、千葉県東葛飾地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。明村・八柱村・馬橋村・高木村・小金町・松戸町です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の松戸市になりました。

今の名前「松戸市」は、1920年にあった松戸町の名前を受け継いでいます。ほかの5の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の松戸町が約6km²だったのに対し、今の松戸市は約61km²と、およそ9.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は東葛飾郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、東葛飾郡は2005年(平成17年)3月28日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧馬橋村の区域には馬橋駅(常磐線)があります。

61920年の町村の数
5回合併・編入の回数
61km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「松戸市」という名前

松戸の名は、江戸川の渡し場に関わる呼び名から生まれたとする説があります。馬を伴って川を渡る場所を表す「馬津」や「馬津郷」が、まつさと、まつどへ変化したという説があります。語源は一つに定まっていません。自治体名としては明治の松戸町に受け継がれ、1943年に三町村が合併して成立した市も松戸の名を採用しました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、現在の松戸市の中心につながる松戸町・明村・八柱村・馬橋村・高木村・小金町が発足しました。いずれも東葛飾郡の町村です。江戸川沿いの宿場や農村を、それぞれの自治体としてまとめた出発点でした。1933年4月1日には松戸町と明村が合併し、新たな松戸町となりました。1938年4月1日には八柱村を編入しています。

1943年4月1日、松戸町・馬橋村・高木村が合併して松戸市が成立しました。昭和の大合併期には、北側の小金の地域が加わります。小金の地域は、東葛市を経て松戸市に入りました。1954年9月1日に小金町は柏町・田中村・土村と東葛市をつくり、同年10月15日に旧小金町の大部分が東葛市から松戸市へ移りました。小金町の一部は東葛市側に残っています。

1956年4月1日には沼南村の高柳・高柳新田の各一部を編入しました。沼南村は前年、風早村と手賀村の合併で成立した村です。現在の市域には、1943年に合併した三町村に加え、戦後に編入された区域が含まれます。

戦後は鉄道沿線で住宅地が広がり、常盤平団地などが建設されました。馬橋や八柱、小金といった旧町村の呼び名は、現在の駅名や地域名にも残っています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年東葛飾郡に松戸町・明村・八柱村・馬橋村・高木村・小金町が発足した。種類:町村制 出典:www.city.matsudo.chiba.jp
  2. 1889年東葛飾郡に千代田村・田中村が、南相馬郡に土村・風早村・手賀村が発足し、豊四季村・十余二村は組合町村として行政を行った。種類:町村制 出典:www.city.kashiwa.lg.jp
  3. 1897年4月1日明治30年南相馬郡が東葛飾郡に統合され、土村・風早村・手賀村が東葛飾郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  4. 1914年10月10日大正3年豊四季村が千代田村に、十余二村が田中村にそれぞれ合併した。種類:その他 出典:www.city.kashiwa.lg.jp
  5. 1926年9月15日大正15年千代田村が町制を施行して柏町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  6. 1933年4月1日昭和8年松戸町と明村が合併し、新しい松戸町となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  7. 1938年4月1日昭和13年八柱村が松戸町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  8. 1943年4月1日昭和18年松戸町・馬橋村・高木村が合併して松戸市となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  9. 1954年9月1日昭和29年柏町・小金町・田中村・土村が合併して東葛市となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  10. 1954年10月15日昭和29年東葛市の旧小金町域の大部分が松戸市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  11. 1955年3月30日昭和30年風早村と手賀村が合併して沼南村となった。種類:新設合併 出典:www.pref.chiba.lg.jp
  12. 1956年4月1日昭和31年沼南村の高柳・高柳新田の各一部が松戸市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.chiba.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

松戸町→松戸市1889〜今
小金町1889〜1954
馬橋村1889〜1943同じ名前の駅:馬橋駅
高木村1889〜1943
八柱村1889〜1938
明村1889〜1933

参考にした資料