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上市町かみいちまち

1920年には11の町村だった区域が、6回の合併・編入を経て、今の上市町になりました。

11町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の上市町

富山県の東部にある中新川郡の町です。新川平野の中央にあたり、富山市の東から南東へ細長く延びています。町域の大半は山地で、南東の端には剱岳がそびえます。町の中を上市川や白岩川などが流れ、平野の入口に市街地があります。雪の多い地域で、古くから立山信仰とかかわりの深い寺や霊場が残っています。製薬会社が集まる町でもあります。

今の上市町の区域の人口は、2020年の国勢調査で19,351人です。今の区域で数えた1980年の24,028人とくらべると19.5%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は37.2%です。

19,351人人口(2020年)
−19.5%1980年からの増減
236.71km²面積(国土地理院)
82人/km²人口密度
37.2%65歳以上の割合
24,1001980199020052020
15歳未満 9.6%15〜64歳 53.2%65歳以上 37.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:医薬品をつくる製薬業が盛んで、米づくりなどの農業も営まれています。

特産品・名産

  • 大岩そうめん日石寺のある大岩地区の名物
  • 医薬品町内に製薬会社が多い

見どころ・祭り

  • 大岩山日石寺磨崖仏の不動明王像は国の重要文化財
  • 眼目山立山寺1370年に開かれたと伝わる禅寺
  • 穴の谷霊場湧き水で知られる山あいの霊場
  • 剱岳町の南東端にそびえる岩の山

木トガ花リンドウ上市町の木・花

上市町のなりたち

上市町(かみいちまち)は、富山県富山地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、11の町村がありました。音杉村・弓庄村・寺田村・宮川村・山加積村・南加積村・柿沢村・大岩村・相ノ木村・白萩村・上市町です。これらの町村が、6回の合併や編入を経て、今の上市町になりました。

今の名前「上市町」は、1920年にあった上市町の名前を受け継いでいます。ほかの10の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は中新川郡に属していました。

111920年の町村の数
6回合併・編入の回数
237km²今の面積
1954年いちばん新しい合併

「上市町」という名前

「上市」の名は、市場町のにぎわいから生まれたと伝わります。海の方から立山へ参る道筋には、交通の要所だった市場町の「三日市」がありました。その上手にあたる「松尾野」も市場町として栄えたため、下の三日市に対して、上の市が立つ所を「上市野」と呼ぶようになったといいます。上市町は、この上市野の市場町を中心に開けた町です。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行で、上市町と、音杉村・柿沢村・茗荷谷村・宮川村・南加積村・山加積村・白萩村・相ノ木村・弓庄村などが生まれました。1896年(明治29年)には中新川郡に属し、1916年(大正5年)には茗荷谷村が大岩村と名を改めました。

1941年(昭和16年)4月1日、音杉村が上市町に編入されました。同じ年の6月1日には、弓庄村と寺田村が合併して新川村ができました。

昭和の大合併では、1953年(昭和28年)9月10日に上市町・柿沢村・大岩村・宮川村・南加積村・山加積村が合併し、改めて上市町が発足しました。人口は2万人ほどでした。1954年(昭和29年)には、4月1日に相ノ木村、5月10日に白萩村が編入されました。新川村は同じ年の7月10日に立山町へ編入されましたが、1955年(昭和30年)1月1日に、そのうち横越など7つの大字が上市町に移りました。

1956年(昭和31年)には、東福寺野などの一部の区域が滑川市に移りました。こうして、剱岳のふもとの山地から平野の入口までが一つの町になりました。町には古くから製薬会社が集まっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、上新川郡に上市町・音杉村・柿沢村・茗荷谷村・宮川村・南加積村・山加積村・白萩村・相ノ木村・弓庄村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1896年4月1日明治29年郡制の施行に向けて上新川郡の東部が分かれて中新川郡が置かれ、上市町と周りの村は中新川郡に属した。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
  3. 1916年中新川郡茗荷谷村が改称して大岩村となった。種類:改称 出典:Wikipedia
  4. 1941年4月1日昭和16年中新川郡音杉村が上市町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  5. 1941年6月1日昭和16年中新川郡の弓庄村と寺田村が合併して新川村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1953年9月10日昭和28年中新川郡の上市町・柿沢村・大岩村・宮川村・南加積村・山加積村が合併し、改めて上市町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1954年4月1日昭和29年中新川郡相ノ木村が上市町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  8. 1954年5月10日昭和29年中新川郡白萩村が上市町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1954年7月10日昭和29年中新川郡新川村が立山町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  10. 1955年1月1日昭和30年立山町の一部(旧新川村の大字横越・神田・大塚・赤木・中村・野徳・野福)が上市町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  11. 1956年6月1日昭和31年上市町の一部(大字本江・田林・東福寺野・東福寺と五位尾・小森・黒川の各一部)が滑川市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

上市町1889〜今
新川村1941〜1954
弓庄村1889〜1941
寺田村1889〜1941
白萩村1889〜1954
相ノ木村1889〜1954
宮川村1889〜1953
山加積村1889〜1953
南加積村1889〜1953
柿沢村1889〜1953
大岩村1889〜1953
音杉村1889〜1941

参考にした資料