今の富士宮市
静岡県東部、富士山の南西の麓に広がる市です。北部には朝霧高原が開け、白糸の滝や音止の滝、田貫湖といった自然の名所があります。富士川と芝川が流れ、市域の標高差が大きいのも特徴です。富士山の湧水に恵まれ、ワサビの栽培やニジマスの養殖が行われています。中心市街は浅間大社の門前町として発展し、今は製紙や輸送用機器などの工場もあります。
今の富士宮市の区域の人口は、2020年の国勢調査で128,105人です。今の区域で数えた1980年の118,214人とくらべると8.4%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.8%です。
主な産業:製紙・輸送用機器などの工業と、ニジマス養殖・ワサビ栽培・酪農が盛んです。
特産品・名産
- ニジマス市町村単位で生産量日本一(2012年現在)
- ワサビ富士山の湧水で栽培
- 富士宮産の牛乳朝霧高原を中心にブランド製品を展開
見どころ・祭り
- 富士山本宮浅間大社富士山信仰の中心となる神社
- 白糸ノ滝富士山の構成資産で日本の滝百選
- 音止の滝日本の滝百選
- 田貫湖ダイヤモンド富士の名所
- 朝霧高原市の北部に広がる高原
木カエデ花フジザクラ鳥ヒバリ富士宮市の木・花・鳥
富士宮市のなりたち
富士宮市(ふじのみやし)は、静岡県東部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、10の町村がありました。富丘村・大宮町・富士根村・芝富村・内房村・柚野村・上井出村・白糸村・北山村・上野村です。これらの町村が、6回の合併や編入を経て、今の富士宮市になりました。
今の名前「富士宮市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの10の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の上井出村が約112km²だったのに対し、今の富士宮市は約384km²と、およそ3.4倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は富士郡・庵原郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、富士郡は2010年(平成22年)3月23日に廃止されました、庵原郡は2008年(平成20年)11月1日に廃止されました。
「富士宮市」という名前
富士宮という名は、富士山本宮浅間大社の古い社号「富士の宮」に由来します。古くは『今昔物語集』に「駿河ノ国ノ富士ノ宮」という言い方が見え、浅間大社は旧大宮町の時代に1丁目1番地にあって、今も住所は宮町1-1です。1942年(昭和17年)に大宮町と富丘村が合併して市になるとき、駿河国一宮の浅間大社が「富士ノ宮」とも呼ばれてきたことから、新しい市の名を富士宮市としました。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日の町村制で、今の市域には富士郡の大宮町・富丘村・富士根村・北山村・上井出村・白糸村・上野村・柚野村・芝富村と、庵原郡の内房村ができました。大宮町は、富士山信仰の中心である浅間大社の門前町です。1942年(昭和17年)6月1日、大宮町と富丘村が合併して市制を敷き、富士宮市が誕生しました。1955年(昭和30年)4月1日には富士根村と合併して改めて富士宮市となり、1958年4月1日には北の山麓にあたる北山村・上井出村・白糸村・上野村を編入して、市域は富士山の西麓に大きく広がりました。西側の芝川流域では、1956年9月30日に富士郡芝富村と庵原郡内房村が合併して富原村ができ、1957年3月31日に柚野村と富原村が合併して芝川町が生まれました。芝川の流域は、1897年(明治30年)に四日市製紙の芝川工場ができた土地で、富士地域の製紙業の始まりの地とされます。芝川町は2010年(平成22年)3月23日に富士宮市へ編入され、富士郡はこの日になくなりました。こうして、富士山の南西の麓から芝川流域までが一つの市になっています。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、富士郡に大宮町・富丘村・富士根村・北山村・上井出村・白糸村・上野村・柚野村・芝富村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、庵原郡に内房村が単独で発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1942年6月1日昭和17年富士郡の大宮町と富丘村が合併し、市制を敷いて富士宮市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年富士宮市と富士郡富士根村が合併し、改めて富士宮市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1956年9月30日昭和31年富士郡芝富村と庵原郡内房村が合併して富士郡富原村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1957年3月31日昭和32年富士郡の柚野村と富原村が合併して芝川町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1958年4月1日昭和33年富士郡の北山村・上井出村・白糸村・上野村が富士宮市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 2010年3月23日平成22年富士郡芝川町が富士宮市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。